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原田 茂 院長の独自取材記事

プルミエール歯科クリニック

(吹田市/豊津駅)

最終更新日:2019/08/29

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阪急千里線豊津駅から歩いて3分ほどの場所にある「プルミエール歯科クリニック」。一見すると美容室やサロンと見間違うほどおしゃれな外観だ。受付や待合室も広々としており、歯科医院に来ていることを忘れそうである。院長の原田茂先生は、患者が予防のために気楽に通える歯科医院にしたいと願い、あえて歯科医院らしさのない雰囲気づくりを心がけたそうだ。設備だけでなく、初診時に撮影するエックス線写真や口腔内写真などをきれいなファイルにとじて患者に渡すことで予防意識を高める取り組みも行っている。マイクロスコープを使った治療やその後のメンテナンスまで、幅広い治療を行っている原田先生に、同院のこだわりや診療で心がけていることを語ってもらった。
(取材日2018年4月12日)

楽しい気持ちで通える歯科医院をめざし開業

こちらの医院を設計する際にこだわった部分を教えてください。

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気軽に通いたいと思える歯科医院をめざしました。歯科医院は、歯の治療ではなく良い状態を保つために通うことが最も良い通い方だと思います。でも、歯科医院という雰囲気があると、どこも悪くないときに通いづらいですよね。これまで患者さんと話していると、歯科医院が好きじゃなかったという意見をよく耳にしました。待合室が狭かったり、掲示板に歯科医院っぽいポスターが貼ってあったりするのも重い雰囲気になってしまいがちです。それで、美容室やエステティックサロンのような雰囲気をめざしました。そういうお店に行くときは楽しい気分になると思います。当院にメンテナンスで通う患者さんが楽しい気持ちになってほしいと願い、内装や照明、香りにはこだわりました。

患者さんはどんな症状で来院されますか?

一般的な治療よりもメンテナンスのために通っておられる方が多いですね。開業前に内覧会を開いたんですが、その時にご自身やお子さんのメンテナンスの予約を取っていかれた方もいました。男女比は圧倒的に女性が多いです。当院は夜9時まで診療しているので、日中仕事をしている方も通いやすいかと思います。僕自身、どこか病院に行こうと思っても、自分の休みの時に診療している病院が見つからなかった経験があります。なので、夜遅くまで診療することで、これまで通えなかった人たちでも気軽に通えるようになればいいですね。年配の方も結構通っておられます。メンテナンスや入れ歯の修理など、通院理由はさまざまですが、大がかりな治療が必要な方はそれほど多くありません。

先生が得意とする治療は何ですか?

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マイクロスコープを使った歯内治療です。大学卒業後も歯内治療科の講座を受けていましたし、これまで勤務していた歯科医院でもマイクロスコープを使って治療していました。マイクロスコープは、肉眼の数倍に拡大して患部を見ることができます。特に歯の奥深くの治療や診断になると、肉眼とマイクロスコープを使った治療では、精度に大きな差がでます。歯科医師になった時からマイクロスコープを使ってきたので、逆に使わないで治療すると不安ですね。さらに当院では、笑気麻酔を使った治療も行っています。低濃度の笑気ガスを吸引してもらうことで、リラックスした状態で治療を受けられます。歯科治療に対して不安の大きい方や口を長時間開けているのがつらい方などには笑気麻酔を使った治療を提案しています。

患者が理解しやすい方法で歯科に関する情報を提供する

個室のカウンセリングルームもありますね。

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患者さんの本音を聞くためには個室のカウンセリングルームが必要ではないかと考えました。不安や悩みがあって歯科医院に来院された場合、診療ユニットに座って話を聞いても緊張してしまうと思います。でも、治療器具のないカウンセリングルームならリラックスして話せるのではないでしょうか。今まで歯科医院に行かなかった理由、以前受けた治療について、当院に来院された理由など、さまざまな話を伺うことで患者さんが求めているものがわかります。定期的なメンテナンスで歯科医院に通うことはとても大切なので、できるだけ患者さんの歯科医院や治療に対する不安を取り除きたいですね。

診療で心がけていることは何ですか?

患者さんが理解できる説明を心がけています。これまで治療をしてきた中で感じていることですが、患者さんの中には今までどんな治療を受けてきたのかを覚えていない方がいます。いつかわからないけど、どこかの歯を治療したという程度しか覚えていません。これが手や指の場合だと、どの部分をいつ治療したのかはっきり覚えているのではないでしょうか。それで、今どんな状態になっているのか、なぜ治療やメンテナンスが必要なのか、レントゲン写真や口腔内写真も使いながら説明します。患者さんが十分に納得することが、予防意識を高めることにつながると思います。

先生が説明の大切さを感じているのはどうしてですか?

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僕自身、子どもの頃は歯科医院が苦手でした。歯科の道を選択しなければ、多分歯についてまったく知る機会がなかったと思います。なぜ悪くなっていないのに歯科医院に通わなければならないのか、その必要性は理解できなかったでしょう。患者さんも同じだと思います。僕が歯に関する知識を得ることで予防の大切さがわかったのと同じように、患者さんも歯について学べば定期的なメンテナンスをしたいと思うようになるはずです。歯科医師と患者さんには理解のギャップがあります。その点を頭に入れ、患者さん目線に立って説明することが必要なんです。

予防のために歯科医院へ通う意識を高めたい

基本的な歯科メンテナンスの流れを教えてください。

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まずはエックス線写真と口腔内写真を撮ります。また、自費治療になりますが唾液検査で虫歯や歯周病のリスクを調べることもできます。エックス線写真や口腔内写真は、上質の紙にプリントアウトし、見やすいファイルにして初診時に渡しています。歯垢や歯石を取る基本的なメンテナンスは、どれくらい状態が良くなったのかわかりにくいものです。なので、以前の状態と現在の状態を写真で比較して説明するようにしています。患者さんによって歯の汚れ方はさまざまなので、メンテナンスの間隔を同じにすることはできません。重度の歯周病だと1週間や1ヵ月間隔で通院していただきたいですが、きれいに歯磨きができている方なら半年や1年置きでも良いです。特に歯周病は進行すると自分でコントロールすることが難しいので、重度になるまでにメンテナンスの習慣をつけていただきたいと思います。

お子さんの治療はどのような流れで行いますか?

子どもたちには歯科医院が楽しい場所だと思ってほしいです。子どもの頃に嫌な思いをすると、大人になっても歯科医院から遠ざかってしまいますからね。大人もそうですが、特に子どもの場合、初めての場所は不安になるものです。初診時には、診療ユニットに座れるなら座ってもらう、無理ならお母さんと一緒に座ってもらって、口の中を見ることから始めます。できることを徐々に増やしていく方法で進めるので、泣いて何もできなくなってしまった子はいません。この地域のお母さんたちはデンタル意識が高いので、子どもの治療のためではなく、フッ素塗布のようなメンテナンスで来院されるケースが多いです。子どもたちにとって、歯科医院が痛い思いをする場所というイメージがない状態であってほしいですね。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんが希望することはできる限り対応していきたいと考えています。この地域には高齢の方も多く住んでおられるので、これから往診もスタートする予定です。以前勤務していた歯科医院でも往診を行っていましたし、今後は歯科医師として訪問診療の分野も注力していかなければなりません。高齢で歯を失った経験のある患者さんと話をしていると、歯を残すために若いうちからメンテナンスしていればよかったと後悔されている方が多いです。歯は失って初めて大切さがわかるのかもしれません。ここに来る患者さんすべてが、治療ではなく予防目的になることが僕の願いです。ぜひ、健康できれいな歯を守るために歯科医院を活用してください。

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