魅力的な笑顔をめざす
目立ちにくいマウスピース型装置による矯正
香里園かほりまち歯科
(寝屋川市/香里園駅)
最終更新日:2025/03/24


- 自由診療
歯の矯正を検討している人にとって、気になるのが「矯正完了後」の歯並び。美しい歯並びの模型を提示され「こうなることが期待できますよ」と言われても、本当にそうなるのかどうかわかるのは数年後……。であれば、矯正への一歩を踏み出すのにも勇気がいるだろう。マウスピース型装置による矯正を行う「香里園かほりまち歯科」では、矯正開始前に自身の歯が矯正前・中・後と、どのような経過をたどって、どのように動いていくことが望めるのかがイメージできる3Dシミュレーションを含めた事前カウンセリングを実施。ビフォー・アフターをイメージしやすいマウスピース型装置による矯正のメリットや矯正の流れ、注意点など、坂井秀明理事長に話を聞いた。
(取材日2020年3月12日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qどんな方がマウスピース型装置による矯正を希望されますか?
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A
主に審美的な面で歯並びや不正咬合に困っている方で、特に人前で話す仕事や対面・接客の仕事をお持ちの女性が多いですね。歯にブラケットを装着するワイヤー矯正はどうしても目立ってしまいますから、透明で人前でも気づかれにくいマウスピース型装置による矯正を希望されるようです。マウスピース型装置を使う矯正を選ぶのは20代・30代の方が中心といわれていますが、当院では40代の方も少なくありません。また、お子さんでも可能です。食事時間以外、1日22時間は装着し続けていただくため最初は違和感があるかもしれません。しかし慣れてくるとその違和感は気にならなくなり、生活の一部となってしまう方がほとんどです。
- Qマウスピース型装置による矯正のメリットを教えてください。
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A
先ほども申し上げたとおり、マウスピース型装置は透明で目立ちにくく、お仕事でもプライベートでも気にせずに使えるのが最大のメリットです。装着し始めた時は少し窮屈な感覚はあるものの、歯につけたアタッチメントにマウスピース型装置を引っ掛けて固定するだけ。マウスピース型装置はご自身で着脱可能なので、食事の時のみ外し、歯のお掃除をしてから再装着します。従来の矯正装置は歯磨きがしづらかったのですが、マウスピース型装置は取り外して歯がきちんと磨けるのはもちろん、装置自体もしっかり洗浄できますから、衛生面でも安心してお使いいただけます。
- Q事前に3Dによるシミュレーションを行っていると伺いました。
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A
これまでの矯正では美しく歯が並んだ模型をお見せして「こうなりますよ」とお伝えしてきました。しかし模型は患者さんの歯ではありませんからイメージも湧きづらく、歯科医師と患者さんがそれぞれ考える最終的な仕上がり予想にも差があったと思うんです。その点3Dシミュレーションは患者さんの歯そのものがモニターに映し出され、どのように歯が動くことが望めるか、どのような仕上がりが期待できるかがわかりやすいんですね。これがあれば矯正に踏み出しやすくなるのではと考え、カウンセリングの一環として行っています。矯正完了予想画像は撮影もOKですから、矯正を行うかどうか自宅で画像を見ながらご家族と一緒にご検討いただけます。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 13Dシミュレーションを用いたカウンセリング
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まずは3Dシミュレーションを実施。口腔内カメラで撮影した画像をもとに3Dでのシミュレーションを行う。矯正前・中・後の望める歯の動きがわかる3D画像を用いて説明。説明終了までは30分ほど。自身の歯の画像だから矯正後の歯並びをイメージしやすいだろう。この3D画像はスマートフォンなどで撮影もOKのため、帰宅後、家族と一緒に矯正を受けるかどうかも検討できる。
- 2矯正希望者は再来院して精密検査の実施
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矯正を受けることを決めたら、再来院。さらに詳細な精密検査を実施する。歯科用CTや顔写真などを撮影し、それらの資料をアメリカの専門機関に送り、正式な診断書が送られてくる。シミュレーションでは簡易的なイメージができるのに対し、精密検査後には何週目でどれくらい歯が動くことが見込めるのか、どこまでの完成が望めるのかの説明が受けられる。
- 3矯正計画の説明とマウスピース型装置の製作
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送られてきたデータをもとに歯科医師と患者で矯正計画を立てる。気になることがあったらここでしっかり確認を。「説明する時は、どのように口元が変わっていくかをイメージしてもらうことを大切にしています」と坂井理事長。特に問題がないと判断されれば、外部にてマウスピース型装置の作製。この方法では1週間に1度、歯の動きに合った装置に変更するため約2週間ほどで同時に26週分のマウスピース型装置がクリニックに届く。
- 4矯正を開始
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マウスピース型装置を固定するためのアタッチメントを歯につけてから装着する。少し窮屈で違和感があるが、すぐに慣れるという。食事の時のみ装置を外し、歯を磨いてきれいにしてから再装着。1週間に1度、あらかじめ受け取っている新しいマウスピース型装置に取り換える。「ティッシュペーパーにくるんで誤って捨てた」「ペットがいたずらして噛んでしまった」というトラブルもあるため非装着時はケースにしまう習慣をつけよう。
- 5歯の動きの確認とメンテナンス
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矯正期間中の来院は1~3ヵ月に1回が目安。順調に矯正が進んでいるかどうかを確認し、修正が必要だと判断されれば歯の画像を再撮影し、マウスピース型装置を再製作することも。アタッチメントが取れてしまった場合も来院時に修復する。診療が終わったら、歯科衛生士による歯の掃除など定期メンテナンスを受けて清潔な状態をキープしよう。期間は1年~2年半、その後は保定装置を2年ほど装着し、歯並びの定着を図る。
自由診療費用の目安
自由診療とは精密検査(3Dシミュレーション・口腔内写真・エックス線検査)/4万700円~、マウスピース型装置による矯正(上下両顎)/76万7800円~、保定装置・リテーナー製作/6万6000円~8万8000円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。