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頭司 敏史 院長の独自取材記事

ずし整形外科

(伊丹市/伊丹駅)

最終更新日:2019/08/27

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ネコが背骨を支える個性的なロゴが印象的な「ずし整形外科」。茶とアイボリーで統一された落ち着いた院内は清掃が行き届き、気持ち良く受診できそうだ。駅からは若干距離があるが、医院下のスーパーとの共同駐車場が50台分あるため、車でも通院できる。頭司敏史(ずし・さとし)院長は勤務医時代、脊椎を専門として数々の手術に携わってきた。しかし、手術をして終わりではなくその後のフォローにこそ力を入れたいとの想いを長年持ち続け、1年半前に開業に踏み切った。整形外科を選んだのは、骨折をした祖母が苦労していたことがきっかけだったという優しい人柄の院長。開業までの経緯や主な患者層、医院の特徴などさまざまに語ってもらった。
(取材日2019年3月13日)

祖母のつらそうな様子を見て整形外科医師へ

きれいな医院ですね。ネコのロゴはどなたが考えられたのですか?

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僕と妻がネコ好きでずっと飼っているんです。「医院のロゴをどうしましょう」と聞かれた時に、ネコでってお願いすると、ネコが背骨を支える感じでかわいらしくデザインしてくださったんです。業者さんのアイデアですが、僕は気に入っています(笑)。患者さんにも、「珍しいですね」とよく言われますね。

かわいくていいですね。開業までの経緯を教えていただけますか?

2003年に大学を卒業してそれから大学院へ進み、2009年から1年間大学で助手をしていました。その後PL病院に6年ほど勤務して、市立岸和田市民病院に移って間もなくこちらを開業しました。勤務医時代は脊椎が専門でしたが、整形外科も「外科」がつくだけに、大きな病院では「手術」がメイン。それはそれでやりがいがありましたが、足を骨折して手術してとりあえず治ったはいいけれど、その後不自由な足でどう過ごされるのか、そういったところまでは救いきれない。術後のことまでは見れない、そこにジレンマを感じていました。医院では手術はできませんが、また別の形でお役に立てるのではないかと、2017年10月に開業したんです。

医師をめざされたきっかけと、整形外科を選ばれた理由は?

父が耳鼻科の医師で尼崎で開業していて、祖父も兄も医師ですので、自然にというのが正直なところです。中学か高校生くらいの時は英語が好きだったので、英語の先生になるとかそう言っていたこともありました。医学部なので当然理系なのですが、数学や化学・物理よりは断然英語のほうが得意でしたね。でも、家庭環境というか、周囲の雰囲気から最終的にこの道に進みました。また、僕が医師になって3年目くらいに、祖母が腰椎の圧迫骨折をして、かなりつらそうだったんです。家で寝たきりとまではいかなかったのですが、そういう大変な状況を見て、整形外科を選びました。その後1年くらいで祖母は亡くなりました。子どもの頃はおばあちゃん子だったんです。

おばあさまはどんな方だったのですか?

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父方の祖母で、同居していました。優しいとかではなく、とにかく教育熱心でしたね。僕の父を医師に、叔父を歯科医師にしたこともあって、それで僕や兄も医師にさせなければと考えていたのか、うちの母に「そろそろ塾へ行かせなくていいのか」とか言っていました。ほっこりと温かい祖母ではなく、厳しく真面目な祖母でした。お小遣いをくれたりとかどこかに遊びに連れて行ってくれたりとかそんな思い出はまったくないですね。医学部に受かった時にはかなり喜んでくれましたが。なぜ、そんなに祖母が好きだったんでしょうね(笑)。

メインの患者層は若いファミリーと高齢者

メインの患者層についてもお伺いします。

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整形外科なので、当然高齢者が多いかと予想していたのですが、意外にファミリー層が多いんです。確かにこの周辺は大きいショッピング施設もありますし、新しいマンションもどんどん建って、若いファミリー層を誘致していきたい雰囲気がありますよね。その影響かもしれません。それと、ここ専用ではないのですが、下のスーパーと共同の広い駐車場があるでしょう。だから、遠くからも若いファミリー層が来やすいみたいなんです。ほとんど川西市のほうではと思う住所の方も来られます。最初はなぜだかわからなかったのですが、自動車を停められるからだと気づきました。開業当初はスーパーがあるから買物ついでに来られるかなとは思いましたが、まさかこんなに遠方から来られるとは考えていませんでしたね。

高齢者とファミリー層では主訴も違うし、診療の仕方も違うのではないですか?

高齢の方は腰痛や膝の関節など慢性的な痛みが多いですね。症状にもよりますが痛みで出歩かなくなると、それで足腰が弱くなって一層良くない状態になってしまいますので、運動をお勧めしています。運動といっても難しく考えず、家の周りを散歩したり近くのスーパーに買い物へ行ったり、ちょっとした工夫でいいと思うんです。家に届けてくれるとか便利なものも今はあるのですがそれは避けて、続けられる程度に無理はせずに、でもできる範囲で体を動かすことの大切さは伝えています。ファミリー層は、お子さんの突き指やケガなど急性期の外傷で来ることが多いです。

診療の際に気をつけておられることはありますか?

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なるべく専門用語などを使わずに、わかりやすい説明を心がけるようにしています。お子さんの場合は、「レントゲン」という言葉がわからないこともあるので、「写真を1枚撮るだけだから」と安心させてあげることもあります。大人の方でもあまりお話をされない方だと、この患者さんは何を求めておられるかなということを探るのが難しい時があります。でも、何度でも伺ってとにかくお話を引き出すよう努力しています。実は若い頃は子どもの扱い方がわからず正直苦手だったのですが、自分に子どもができてからはだいぶ慣れてきましたね(笑)。

患者の喜ぶ顔を見るのが何よりもやりがい

勤務医時代から今までを通して医師になって良かったなと思われることは?

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勤務医時代は手術をして喜んでもらえて、それがやりがいでした。今は薬を出したり注射したりといったことはしますが、自分が治して差し上げているという実感はないですね。でももちろん、喜んでもらえればとてもうれしいです。また、最初はリハビリテーションにだけ来られていた患者さんがちょくちょく来られるようになると、「信頼してくださっているのかな」と自信につながります。

スタッフは何名いらっしゃるのですか。また教育など何か力を入れていることはありますか?

看護士が妻ともう1人、あとは受付やリハビリのスタッフが7人の、合計9人になります。9人とも優秀ですので、僕から何かを言うことってほとんどないですね。あえてこちらからああしろこうしろと言わなくても、十分回っています。受付スタッフは患者さんとも仲が良く、楽しそうにおしゃべりしたりしていますよ。

毎日お忙しいかと思いますが、先生ご自身の健康法は?

運動は特に何もしていないですね。ただ、食事には気をつけています。ブームになる前から糖質オフは意識していました。朝はご飯を食べず、午前の診療が終わったらおにぎりやサンドイッチ、ラーメンなど普通に食べたいものを食べます。夜はほとんど食べませんが、ビールが好きなのでビールはほぼ毎日飲んでいます。それで太るといけないので、早い段階から糖質オフをしていたというわけです。でも、あまり体には良くないかもしれませんね(笑)。

今後の展望と、読者へメッセージをお願いします。

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当院にもリハビリ施設はあるのですが、広く一般的に使えるようにと特別に珍しいものは置いていないのです。ただ当初思っていたよりも若い人が多いので、筋力アップを図れるものも必要そうだなと考えています。一方、若い世帯が想像していたより多いのは確かですが、こちらの周辺にはご高齢の世帯も多くあるはずなんです。若いファミリー層に加えてご高齢の方にも来ていただいて、痛みや痛みがあるがゆえの生活上の悩みに寄り添っていければなと思っています。女性の方の場合、例えば40~50代になったら更年期障害に悩まれる方がおられます。婦人科に行かれる方が多いかと思いますが、当院でもプラセンタ注射やサプリに関する相談など、そういった形でのサポートは可能です。更年期障害による肩こりや腰痛、もちろんそれ以外でも、ぜひお気軽にご来院ください。

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