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0歳から始める口腔育成
正しい離乳食の食べさせ方とは

ワハハキッズデンタルみやけ歯科

(大阪市都島区/都島駅)

最終更新日:2024/01/12

ワハハキッズデンタルみやけ歯科 0歳から始める口腔育成 正しい離乳食の食べさせ方とは ワハハキッズデンタルみやけ歯科 0歳から始める口腔育成 正しい離乳食の食べさせ方とは

予防歯科の重要性が広まるとともに、小児から歯科の通院習慣を持つ親子が増えている。都島区にある「ワハハキッズデンタルみやけ歯科」の長谷川千草院長は、「虫歯予防や歯並びへの関心を持つ保護者の方は増えています」と話す。しかし、0歳からの口腔育成となると、その重要性はまったく知られていないと言ってもいいだろう。日々多くの小児患者の診療にあたる長谷川院長は、「赤ちゃんのやわらかな顎の発育は、おっぱいを飲みながら始まります。赤ちゃんの時から正しい習慣をつけることで、より良い口腔育成が可能になるんです」と目を輝かせる。歯科衛生士はもちろん、保育士や管理栄養士とタッグを組み、0歳から始める口腔育成に取り組む同院。離乳食の食べさせ方や哺乳瓶の選び方など、歯を育てるための子育てのヒントを聞かせてもらった。

(取材日2023年1月19日)

赤ちゃんの口腔発育は哺乳からスタート。より良い機能育成のために0歳からの通院を

Q離乳食と口の発育の関係、離乳食の食べさせ方について伺います。
A
ワハハキッズデンタルみやけ歯科 親子で通いやすいように配慮と工夫を行う長谷川院長

▲親子で通いやすいように配慮と工夫を行う長谷川院長

離乳食の時期は、舌で上顎に食べ物を押しつけて潰したり、食べ物をくわえたりしながら、口唇の機能を発達させていく大切な時期です。より良い機能を獲得するためにも、例えばスプーン食べなら、お口に真っすぐに入れて真っすぐに引くこと、お子さんが自分から口を近づけて食べるように意識してください。食材を手づかみで食べさせるのもお勧めですよ。また、この時期は舌を突き出して飲み込む赤ちゃんの飲み込み方から大人と同じ嚥下に変わっていく時期です。当院では、ストローではなく、コップ飲みをお勧めしています。離乳食はスタートのタイミングも悩むと思いますが、個々の成長によって異なりますので、不安があれば相談してくださいね。

Q哺乳瓶の選び方が子どもの歯並びに関係すると聞きました。
A
ワハハキッズデンタルみやけ歯科 正しい嚥下ができる哺乳瓶の選び方も教えてくれる

▲正しい嚥下ができる哺乳瓶の選び方も教えてくれる

赤ちゃんの口腔発育は、生まれておっぱいを飲むことから始まります。哺乳の時期は、舌の筋肉の発達を促す時期です。哺乳のために舌を上手に顎まで押し上げることができれば上顎の発達が促され、鼻呼吸へとつながっていきます。何げない動作のように見えますが、健全な発達を促すのに欠かせない動作で、この時期にこれがうまくできなければ顎が発達しきらず、将来の歯並びにも影響が出る恐れがあります。哺乳する際は母乳でも哺乳瓶でも深くくわえさせているか、上下の唇が巻き込まれていないかを確認し授乳しましょう。哺乳瓶ならば、舌の筋肉を鍛えるためにもある程度しっかりと舌で押し出さないと出てこない、大きめのニップルをお勧めします。

Q新生児から1歳までの習慣がとても大事なんですね。
A
ワハハキッズデンタルみやけ歯科 託児サービスではCカーブのクッションを利用

▲託児サービスではCカーブのクッションを利用

虫歯予防の第一歩は糖質の制限です。2歳まではできる限り自然の食材を心がけ、必要なければジュースなどは与えないほうが良いです。チョコレートなど刺激の強い食べ物に慣れると、繊細な自然の味がわからなくなってしまう恐れもあります。また、赤ちゃんの口腔発育と抱っこや寝相は大きく関係します。奥歯が生えるまでは、赤ちゃんの姿勢がCカーブを描くように意識しましょう。抱っこの際に首や背中が反った状態になると、お口がいつもぽかんと開いてしまったり、舌が下がってしまうため、顎の成長が抑制されてしまい、歯並びの乱れの原因になったりします。より良い成長のためにも、抱っこひもは赤ちゃんの体が反らないものを選びましょう。

Q赤ちゃんの噛み合わせと姿勢についても教えてください。
A
ワハハキッズデンタルみやけ歯科 正しい靴選びも重要

▲正しい靴選びも重要

全身の姿勢と噛み合わせは関係しています。テレビを見る姿勢、食事を取る姿勢、寝相、すべてが顎の発育に影響を与えます。不正咬合を心配される親御さんは多いですが、成長過程で解消されていくことも少なくありません。一方でやわらかな子どもの体は気づかないうちに曲がってしまうこともあるので、普段から姿勢に気をつけ、良い姿勢でいられるようにサポートしたいですね。寝る時の姿勢も、できれば仰向けで。うつ伏せ寝は下顎を圧迫し、発育が阻害される恐れがあるのでお勧めしません。あとは足首がしっかりする3~5歳までは靴選びも注意です。当院では歯科衛生士や保育士、管理栄養士が一緒にサポートしますので、何でも聞いてください。

Q親子で通いやすいようにどんな工夫をされていますか?
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ワハハキッズデンタルみやけ歯科 保育士在籍。スムーズに診療に進めるようサポート

▲保育士在籍。スムーズに診療に進めるようサポート

0歳から奥歯が生えるまでは、虫歯予防というよりも将来のための通院です。日常生活の中で口腔発育に関わる食事、姿勢等のお話をします。赤ちゃんにも、お母さんにも不安な気持ちやストレスがない状態で通院していただけるのではないかと思います。また、体軸の発達を促すような遊びの指導や、季節ごとに歯にお勧めのレシピの紹介も行っています。当院には「ワハハクラブ」という、お子さんと保護者の口腔内の健康をサポートさせていただくクラブがあります。保育士による託児サービスや虫歯のリスクの測定なども行っています。歯列不正を含む子どもの歯や健康に興味がある方、相談したい方はぜひご入会ください。

ドクターからのメッセージ

長谷川 千草院長

幼少期から歯科医院に通う親子が増えてきました。しかし0歳からとなると、その必要性はまだまだ浸透していないのではないかと思います。2歳までは将来の虫歯リスク、口腔発育にとても重要な時期です。早くに歯科医院デビューをしてもらえば、恐怖心もなく、歯科医院は子どもにとって通院しやすい場所になるでしょう。赤ちゃんは日々成長していきます。奥歯が生えるまでの間は1〜2ヵ月ごとに来院してもらい、その成長過程に合わせた指導を栄養士・保育士からさせていただきます。当院では歯磨きも0歳から。良い習慣をつけて、笑顔になってもらいたいです。赤ちゃんが生まれたら、ぜひ気軽な気持ちでご来院ください。お待ちしています。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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