くまさんこどもクリニック

くまさんこどもクリニック

大山 亘院長

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国分寺の住宅街にある「くまさんこどもクリニック」。大山亘院長は、優しく頼りがいのある雰囲気が魅力の先生だ。東京慈恵会医科大学卒業後、大学附属病院や一般病院の小児科で経験を重ね、都立小児総合医療センターなどで子どもたちと向き合ってきた大山院長。その経験を生かし、勤務医時代からなじみのある国分寺で開業。院内にはキッズルームや授乳室などもあり、子どもも母親も快適に過ごせる工夫が随所にみられる。また病気を診るだけではなく、何でも気軽に相談できるような雰囲気づくりも心がけているという。コンセプトは「元気な時も行きたくなるクリニック」。小児科医療に取り組むようになった理由や診療方針について大山院長に話を聞いた。
(取材日2017年7月10日)

子どもの気持ちに寄り添った「安心できる診療」を

―とてもかわいいクリニックですが、こだわった点はありますか。

子どもにとって病院は嫌なところなので、それを払拭したいと思い、病院らしくない空間づくりにこだわりました。クマのキャラクターをあちこちに配置して、どこを見ても楽しめるように入口にも天井にもクマの足跡があります。また、診察の後にはカプセルトイができるなど、楽しめるような工夫もしています。クリニックとしての機能ももちろん大切なので、入口はベビーカーや車いすでも入れる広さにし、トイレや洗面室もスペースを広くとりました。診察室は2つあり、入口を別にした隔離室も備えています。テレビを見たり、おもちゃで遊んだりできるキッズルームもありますので、待っている間も楽しく過ごせると思います。「くまさんこどもクリニック」という名前も「病院に行く」ではなく「くまさんに行く」と思ってもらえるといいなと思ってつけました。

―医師をめざしたきっかけ、また小児科を選ばれた理由をお聞かせください。

子どもの頃、近所の耳鼻科の先生にお世話になっていたのですが、今でいう家庭医のような存在で耳鼻科以外でも何でも診てくれる先生でした。その先生にとてもかわいがっていただいて、将来はこんな仕事をしたいなと思ったのがきっかけですね。中学生の頃には医師になろうと決めていました。大学は東京慈恵会医科大学に入ったのですが、その頃は血を見るのが好きじゃなかったので(笑)、漠然と内科の医師になろうと考えていました。5年生になって臨床実習を始めた時に、内科はあまりにも専門分野が分かれていて、僕がなりたい医師像とは違うかもしれないと感じ始めたんです。小児科は内科全般を診ることができる診療科であることと、僕自身子どもが好きなので楽しく仕事ができると思って選びました。

―小児科の中でも難しい疾患を専門にされていたそうですね。

大学卒業後、各地の大学附属病院で研修を行い、その後は都立の小児病院や小児総合医療センターの血液腫瘍科でがんや血液疾患のお子さんを診ていました。小さい子ががんと一生懸命闘っている姿を見てきて心を打たれ、残念な結果になるたびに自分の無力さを痛感しました。もっと勉強して力になりたいと思い、小児がんや悪性疾患に携わるようになったんです。重い病気を抱えながら頑張っている子どもたちに笑顔になってほしいという思いがあって、一緒に遊んだり、病院にいても何か楽しめることをと工夫をして温かみのある診療を心がけてきました。その経験を地域の方たちのために生かしたいと思い、開業を決意しました。



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