全国のドクター9,284人の想いを取材
クリニック・病院 161,116件の情報を掲載(2020年10月20日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 国分寺市
  4. 国分寺駅
  5. くまさんこどもクリニック
  6. 大山 亘 院長

大山 亘 院長の独自取材記事

くまさんこどもクリニック

(国分寺市/国分寺駅)

最終更新日:2020/04/01

183804

国分寺の住宅街にある「くまさんこどもクリニック」。大山亘院長は、優しく頼りがいのある雰囲気が魅力の先生だ。東京慈恵会医科大学卒業後、大学附属病院や一般病院の小児科で経験を重ね、都立小児総合医療センターなどで子どもたちと向き合ってきた大山院長。その経験を生かし、勤務医時代からなじみのある国分寺で開業。院内にはキッズルームや授乳室などもあり、子どもも母親も快適に過ごせる工夫が随所にみられる。また病気を診るだけではなく、何でも気軽に相談できるような雰囲気づくりも心がけているという。コンセプトは「元気な時も行きたくなるクリニック」。小児科医療に取り組むようになった理由や診療方針について大山院長に話を聞いた。
(取材日2017年7月10日)

子どもの気持ちに寄り添った「安心できる診療」を

とてもかわいいクリニックですが、こだわった点はありますか。

1

子どもにとって病院は嫌なところなので、それを払拭したいと思い、病院らしくない空間づくりにこだわりました。クマのキャラクターをあちこちに配置して、どこを見ても楽しめるように入口にも天井にもクマの足跡があります。また、診察の後にはカプセルトイができるなど楽しめるような工夫もしています。クリニックとしての機能ももちろん大切なので、入口はベビーカーや車いすでも入れる広さにし、トイレや洗面室もスペースを広くとりました。診察室は2つあり、入口を別にした隔離室も備えています。テレビを見たり、おもちゃで遊んだりできるキッズルームもありますので、待っている間も楽しく過ごせると思います。「くまさんこどもクリニック」という名前も「病院に行く」ではなく「くまさんに行く」と思ってもらえるといいなと思ってつけました。

医師をめざしたきっかけ、また小児科を選ばれた理由をお聞かせください。

子どもの頃、近所の耳鼻科の先生にお世話になっていたのですが、今でいうホームドクターのような存在で耳鼻科以外でも何でも診てくれる先生でした。その先生にとてもかわいがっていただいて、将来はこんな仕事をしたいなと思ったのがきっかけですね。中学生の頃には医師になろうと決めていました。大学は東京慈恵会医科大学に入ったのですが、その頃は血を見るのが好きじゃなかったので(笑)、漠然と内科の医師になろうと考えていました。5年生になって臨床実習を始めた時に、内科はあまりにも専門分野が分かれていて僕がなりたい医師像とは違うかもしれないと感じ始めたんです。小児科は内科全般を診ることができる診療科であることと、僕自身子どもが好きなので楽しく仕事ができると思って選びました。

小児科の中でも難しい疾患を専門にされていたそうですね。

2

大学卒業後、各地の大学附属病院で研修を行い、その後は都立の小児病院や小児総合医療センターの血液腫瘍科でがんや血液疾患のお子さんを診ていました。小さい子ががんと一生懸命闘っている姿を見てきて心を打たれ、残念な結果になるたびに自分の無力さを痛感しました。もっと勉強して力になりたいと思い、小児がんや悪性疾患に携わるようになったんです。重い病気を抱えながら頑張っている子どもたちに笑顔になってほしいという思いがあって、一緒に遊んだり、病院にいても何か楽しめることをと工夫をして温かみのある診療を心がけてきました。その経験を地域の方たちのために生かしたいと思い、開業を決意しました。

子どもも母親も「遊びに行く」感覚で訪れてほしい

診療方針やモットーを教えてください。

3

ズバリ「元気な時も行きたくなるクリニック」です(笑)。健康診断や予防注射など、病気ではないけれどクリニックに行かなければならないことはありますから、子どもが行きたいと思える場所にしたいと考えました。カプセルトイもそうですが、子どもが楽しいと思えるものは何でも準備して、病院に対して抵抗がないようにしておきたいと思っています。いざ病気になった時は、大人でも病院には行きたくないですよね。まして子どもの場合は、具合も悪いし怖いしで、本当に行きたくないと思うんです。そういうところを僕はわかっているつもりなので、来てくれたら病気だけを診るのではなくメンタル面もアップさせてあげたいという気持ちがあります。モットーのとおり元気な時でも来てほしいので、お子さんがカプセルトイをやりたいから病院に行くなんていう時も、もちろんウエルカムです(笑)。

具体的にどんな診療を行っているのでしょうか。

風邪や腹痛、発熱、アデノウイルス(プール熱)、とびひなど一般小児科の症状をはじめ、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、食物アレルギー、気管支喘息などの診療が多いですね。あとは水ぼうそうやはしかなど感染症にも対応していますし、隔離室を準備していますので他のお子さんへの感染の心配も少ないと思います。生後2ヵ月からの各種ワクチン接種や、乳幼児健診も行っています。また、僕自身が多くの小児疾患を診てきましたので、重症化の可能性がある場合は迅速に対応ができますし、必要な場合は都立小児医療センターなど近隣の医療機関と連携を取っていますので安心していただければと思います。パソコンやスマートフォンから診察予約ができるシステムも導入しているので、忙しいお母さんも空いた時間に予約していただくことができ、順番が近づいたらメールをお送りしておりますので、それまではご自宅にいていただいても構いません。

診療のほかに取り組んでいることはありますか。

4

管理栄養士による栄養相談を月に1回行っています。離乳食を食べない、体重が増えない、太り気味など不安があるお母さんも多いので、食事作りのことや栄養バランスのことなど、具体的な指導や相談ができる機会を作りたいと思って始めました。また育児相談も行っていますので、お母さん自身の不安を解消するためにも気軽に相談に来てください。スタッフの中には保育士や子育て経験のある者もおりますので、お子さんを遊ばせておいてお母さんが相談に来るだけでも大丈夫です。なるべく家で一人で悩まないように、ちょっと話を聞いてもらいに来る、遊びに来るような気持ちで来ていただければと思っています。

気軽に立ち寄れる場所に

診療の際に心がけていることは何でしょうか。

5

説明を丁寧に、わかりやすくということですね。子どもと話す時はもちろんですが、親御さんにお話しする時も難しい言葉は使わないよう心がけています。家に帰ってからお父さん、お母さんがケアしやすいように、例えば冷やすならどこをどのように、どれくらいの時間冷やすのか、熱がある時に飲んだほうがいいものはあるか、どのタイミングでどれくらい飲ませたらいいのかなど、さまざまなケースに合わせてお伝えするようにしています。特に初めてのお子さんだと、親御さんもわからないことのほうが多いと思うので「具体的にわかりやすく」という姿勢を大切にしています。

今後の目標などがありましたら、お聞かせください。

まだ開院したばかりなので、まずは地域の皆さんに気軽に来ていただけるようなクリニックになること、そして子どもたちの健康を守っていくことが第一です。また、ワクチン接種は今は電話予約のみなのですが、今後はネット予約もできるようにして、親御さんの負担を減らしていきたいですね。将来的には、在宅医療や訪問医療、病児保育などもできたらと思っています。難しい疾患を抱えるお子さんを家で見ているご家族は、不安だし孤独だと思うんです。ですから、いつかご家族のケアも含めてサポートしていけるような存在になれればと思います。今は僕一人なので難しいですが、難病と闘ってきた子どもたちを診てきた経験を生かして、子どもたちのため、また親御さんのためにも実現したいことはたくさんあります。

読者へのメッセージをお願いします。

6

駅からも近いですし、いつでもウエルカムの気持ちでお待ちしていますので、お仕事帰りやお買い物帰りなどに気軽に寄ってください。総合病院や小児医療センターなどの専門機関とは役割が違いますから、病気のことだけではなく予防に関することや育児の悩みなど、気になることや相談したいことがあればいつでもいらしていただければと思います。お子さんにとっては、病院というハードルをできるだけ下げるように心がけていますので「くまさんのところに行こう」と、気軽に連れてきていただけるとうれしいですね。スタッフも子どもと触れ合うことに非常に慣れていますから、お子さんにとっても親御さんにとっても、安心できる場所になれるよう努めていきたいと思っています。

Access