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大山 亘 院長の独自取材記事

くまさんこどもクリニック

(国分寺市/国分寺駅)

最終更新日:2021/03/03

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国分寺駅の近くにある「くまさんこどもクリニック」。院長の大山亘先生は、東京慈恵会医科大学卒業後、同大学附属病院の小児科や東京都立小児総合医療センターなどで子どもたちと向き合ってきた。その経験を生かし、勤務医時代からなじみのある国分寺で開業。同クリニックのコンセプトは「元気な時も行きたくなるクリニック」だ。病気を診るだけではなく、何でも気軽に相談できるような雰囲気づくりを心がけ、育児相談や管理栄養士による栄養相談も行っている。子どもが好きと話す大山院長の姿勢は来院する人々にストレートに伝わっているようで、診察室では膝に乗ってくる子もいるのだとか。小児科医療に取り組むようになった理由や診療方針について大山院長に話を聞いた。
(再取材日2020年4月7日)

子どもの成長を見守り、気持ちに寄り添う診療を行う

とてもかわいらしいクリニックですね。特に大切にした点はありますか?

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子どもにとって病院は「行きたい場所」ではありません。それを払拭したいと思い「病院らしくない」空間づくりを大切に考えました。どこを見ても楽しめるように入口や天井にくまの足跡を描きました。診察の後にはカプセルトイができるお楽しみも用意しています。2つの診察室、入口を別にした「隔離室」も備えています。鍵のかかる授乳室、おむつ交換台、親子で並んで手を洗える洗面台もあります。ウェブからの診療予約システムとウェブ問診票を導入しています。ウェブ問診票は、ご自宅で診察の順番を待っている間に入力してもらえますし、来院前にこちらで症状の確認ができますので、すぐに診察が必要な場合なども対応ができます。

医師をめざしたきっかけ、また小児科を選ばれた理由をお聞かせください。

子どもの頃、近所の耳鼻科の先生にお世話になっていたのですが、今でいうホームドクターのような存在で、耳鼻科以外でも何でも診てくれる先生でした。その先生に僕はとてもかわいがっていただいて、将来はこんな仕事をしたいなと思ったのがきっかけです。中学生の頃には医師になろうと決めていました。大学に入った頃は血を見るのが苦手で(笑)、漠然と内科の医師になろうと考えていました。5年生になって臨床実習を始めた時、内科はあまりにも専門分野が分かれていて「僕がなりたい医師像」とは違うかもしれないと感じ始めたんです。それと違って小児科は、内科全般を診ることができる診療科であり、僕自身「子どもが大好き!」という点から「楽しく仕事ができる」と思って小児科に決めました。

小児科の中でも難しい疾患を専門にされていたそうですね。

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大学卒業後、各地の大学付属病院および関連病院にて研修・勤務を行いました。その後は都立清瀬小児病院や、都立小児総合医療センターの血液腫瘍科で小児がんや血液疾患、悪性疾患の診療を専門に行いました。一生懸命、重い病気と闘っている小さな子どもたちに笑顔になってほしくて勉強を重ね、経験を積みました。病室ではよく一緒に遊んだりたくさんおしゃべりしたり、ついつい長居しちゃうんです(笑)。病院の中でも何か楽しめることはないか考えたり、親御さんとじっくり話し込んだり子どもにも親御さんにも「温かみのある診療」を心がけてきました。その経験を地域の皆さまのために生かせたらと思い、開業を決意しました。

子どもも保護者も「遊びに行く」感覚で訪れてほしい

診療方針やモットーを教えてください。

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ずばり「元気な時も行きたくなるクリニック」です。予防接種や健康診断など病気ではなくても病院に行かなければならないことはありますし、子どもが自ら「行きたい!」と思える場所にしたいと考えました。大人でも病院ってあまり行きたいところではないですよね。まして子どもは、具合は悪いし怖いし、本当に行きたくないと思うんです。そういう気持ちを少しでもなくしたいので、来てくれたら病気だけではなくメンタル面もアップさせてあげたいという気持ちがあります。くまさんこどもクリニックで「元気になって楽しくなって」お帰りいただきたいですね!

具体的にどのような診療を行っているのでしょうか?

小児科全般を診ます。一般的な症状をはじめ、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎など子どものことなら何でもOKです。隔離室も備えていますので、水ぼうそうやはしか、インフルエンザなど感染症の場合でも、他のお子さんへ移してしまう心配も少ないと思います。生後2ヵ月からのワクチン接種や乳幼児健診も行い、健診の際には視覚や聴覚の検査(スクリーニング検査)も行います。「早期発見、早期治療」がとても重要で、健診時以外でも対応できますのでご希望の方はお申し出ください。また、今まで多くの小児疾患を診てきたので重症化の可能性がある場合には迅速に対応しています。必要な場合は都立小児総合医療センターなど近隣の医療機関へ紹介もいたします。僕自身、都立小児総合医療センターと連携し、定期的に若手の先生方の指導を行っています。密に連携を取っていますので、安心して受診していただきたいです。

視覚と聴覚の検査についてお聞かせください。

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視覚や聴覚に問題がある場合、子どもの成長に大きな影響を及ぼします。「見る」「聞く」という感覚は、本人からの訴えがないと気がつきにくいですが、幼い頃は訴えることが難しく、また「人と違う」ことがわからない場合も多いです。早期発見のために、検査が大切であると考え検査機器を導入しました。視覚については、弱視スクリーニング検査で目の見えにくい状態を確認。弱視になるリスクを早期に発見し、早期治療へとつながるよう心がけています。聴覚については、聴覚スクリーニング検査を行っています。聴力は言葉の習得や情緒の発達に影響を及ぼすため、子どもの成長に深く関わってきます。これらの感覚の問題は少しでも早く発見し、早期治療につなげることで、子どもたちの成長の一助になればと思います。

気軽に立ち寄り、気軽に相談できる場所でありたい

診療の際に心がけていることは何でしょうか?

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何より心がけていることは「説明を丁寧に、わかりやすく」ということです。子どもにも親御さんにもわかりやすい言葉を使ってお話しするよう心がけています。例えば熱がある場合、どこをどのようにどれくらいの時間冷やすなど、家でケアしやすいようにさまざまなケースに合わせて「具体的にわかりやすく」を第一に考えています。お薬の飲み方、粉薬の上手な飲ませ方、お薬が苦手でなかなか飲んでくれない時の対処法や塗り薬の塗り方、やめ時など疑問が残らないように説明します。普段お子さんと一緒に過ごしている親御さんが、お子さんの様子、症状、成長過程での疑問、心配に思っていることなど、どんな些細なことでも相談してほしいと思います。

今後の目標などがありましたら、お聞かせください。

開業3周年を迎え、皆さんリラックスしてクリニックに来てくださっている印象です。診察室に入るとすぐに膝に乗ってきてくれる子もいますし、聴診器のおもちゃを使いお互い胸に当てながら診察する子もいます(笑)。診察室に入るなり泣いてしまっていた子が自ら「あーん」と喉を見せてくれたり。小さい頃からずっと診ているので、成長を感じるたびにうれしく感慨深いです。これからも地域の子どもたちの健康と成長を見守っていくことが何よりの生きがいです。また、難しい疾患を抱えるお子さんを家で診ているご家族は、不安で孤独であると思います。そういったご家族のケアも含めてサポートしていける存在でいたいと思っています。難病と闘う子どもたちを診てきた経験を生かし、子どもたちのため、また親御さんのためにもやっていきたいことはたくさんあります。

読者へのメッセージをお願いします。

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クリニックに来てくれるお子さんの成長を見守る気持ちで診療を行っていますので、いつでも気軽に来てほしいですね! 総合病院や小児医療センターなどの専門機関とは役割が違いますので、病気のことだけではなく、予防に関することや育児の悩み、気になることや相談したいことがあれば、いつでもいらしてください。子どもにとって「クリニック」というものを「怖い場所、行きたくない場所」にはしたくないんです。「くまさんのところに行こうね!」と気軽に連れてきていただけるとうれしいですね。スタッフには現役ママさんも何人もいますし、みんな子どもが大好きです。子どもと触れ合うことにも慣れていますから、お子さんにとっても親御さんにとっても安心できる場所になれるよう努めていきたいと思っています。

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