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歯科治療を劇的に変える
マイクロスコープを積極活用

すが歯科クリニック 

(門真市/西三荘駅)

最終更新日:2018/09/25

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肉眼やルーペでは実現できなかった歯の根や歯ぐきの奥深いところまでも把握することができるマイクロスコープという歯科用の顕微鏡。従来のルーペでは最大5倍程度しか拡大ができず、人間の目も構造上それ以上を追うことはできなかったが、マイクロスコープは20倍の倍率でカメラがとらえた映像を目の前のモニターに映し出す。歯科医師はその映像を見ながら、治療を進めていく。歯が1cm四方だとするとルーペでは最大で5cm程度の拡大だが、マイクロスコープを用いると20cmにまで拡大できる。そのことによって、より精緻な治療を追求できるのだ。これを導入し、積極的に活用するまでの背景やマイクロスコープの有用性などを「すが歯科クリニック」の菅良宜院長に聞いた。(取材日2018年6月14日)

肉眼では及ばなかった所まで見えるマイクロスコープを積極活用し、患者により精度重視の治療を届ける

Qマイクロスコープとは、どういったものですか?
A
1

▲虫歯でも、審美でも活用。応用範囲の広いマイクロスコープ

マイクロスコープとは、歯科治療用の顕微鏡です。歯の治療をする上では、ものをよく見ることが大事。一般的に治療の際は歯科用ルーペという、虫眼鏡のような道具を使います。それが拡大できる倍率は3〜5倍程度。人間の目の構造上、それ以上の倍率のルーペを使うのは難しいんです。マイクロスコープは20倍など、肉眼では見えないレベルまで視野が確保できます。今までは見えないところは経験に頼っていましたが、マイクロスコープを使えば自分の目でよく見られる。よく見えるので、良い治療ができることに結びつくんです。これを使うにあたっては専門的な技術が必要で、僕は学会や勉強会に参加して日々、技術の研鑽に努めています。

Qどのような場合に使うのでしょうか?
A
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▲2〜20倍の拡大率を持つ歯科用マイクロスコープ

最も効果を発揮するのは、根管治療ですね。根管治療では肉眼で見えない所にまでアプローチするので、そういう際にマイクロスコープを使います。また歯の根っこは、人によって本数が違う場合があるので、それもマイクロスコープを使って確認します。それと、かぶせ物の形成。かぶせ物の土台を作る際に、当院ではまず3倍のルーペで簡単な形成をして、次に5倍。最終段階でマイクロスコープを使ってと、段階を経て見る精度を高めていっています。そうすることでかぶせ物の適合具合を、よりシビアに見ることができるんです。かぶせ物をつける前に歯を削ることもありますが、それもマイクロスコープを使うことで、より精緻に行えます。

Q歯科衛生士がマイクロスコープを使用することはありますか?
A
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▲大きなモニターでどんな治療をしたのか解説してもらえる

ありますね。歯石を取る際にマイクロスコープを使うと、歯周ポケットの中の歯石がよく見えるんです。最近は衛生士さんも歯石取りにルーペを使うことが増えてきましたが、マイクロスコープを使うことはまだまだ普及していません。当院ではこれからの段階ですが、衛生士さんがマイクロスコープを使えるように教育していくことにも、力を入れたいと思っています。ただしこれを扱うためには、かなり技術が必要で、自分で努力をしないと簡単に身につけられるものではありません。専門性の高い仕事ができる機会なので、高い意識を持った衛生士さんにとっては、チャレンジしがいがあると思います。

Qなぜマイクロスコープを導入しようと思われたのでしょうか。
A
4

▲レベルの高い治療を提供し続けたいと話す院長

尊敬する先生がマイクロスコープを使った治療をすると聞いて、最初はそんなことができるのかと思っていました。それから実際の治療の現場を覗いたり、機械を借りて試したりしているうちに、その良さを実感したんです。僕がマイクロスコープを使った治療をしたいという思いもあって、これに力を入れる歯科医師になっていこうと思っています。導入してからは、より良く見えることで劇的に治療が変わりました。使っていないときは自分の中で見えていると思っていたのに、いざマイクロスコープを使い始めると、これまでは全然見えていなかったことに気づかされました。細部まで見えることで、より良い治療につながっている実感があります。

Q患者にとってのメリットを教えてください。
A
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▲より適切なメンテナンスが可能

やはり、精度を追求した治療が受けられることですね。それとマイクロスコープは治療の過程を、動画や写真で撮れるんです。なので患者さんは治療後に、それらを見ながら説明を受けられます。マイクロスコープを用いて細かな治療を受けられますので、取り残しを防ぎ、ひいては歯の寿命が延びることにつながると思います。歯の寿命を伸ばすために歯科医師としては、治療の回数を少なくしたいんです。それには一回一回、精度の高い治療をしないといけない。そのために、マイクロスコープを使っての治療は、ますます欠かせないものになります。患者さんにとってはメリットが多いですし、これからの歯科治療のスタンダードになると確信しています。

ドクターからのメッセージ

菅 良宜院長

開院したのは2016年で、最初の1年はマイクロスコープの導入を検討していました。実際に自分でも使ってみて、これまでの歯科治療を変えるものだと思いましたので、これを導入することにしました。精緻な治療ができるので、患者さんに提供する治療のレベルが上がったことを実感しています。東京ではマイクロスコープを使った治療は主流になりつつあり、関西はまだまだですが、ゆくゆくはそうなっていくでしょう。当クリニックでは、マイクロスコープの台数を増やすことを決めています。今後はマイクロスコープを使う治療は本当に良いものだとわかってもらう、啓発活動も取り組んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

抜髄:前歯・小臼歯6万4800円、大臼歯8万6400円。感染根管処置:前歯・小臼歯7万5600円。大臼歯9万7200円。過去に治療した歯の再治療2万1600円。MTAセメント3万2400円

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