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山下 幸樹 院長の独自取材記事

ヤマシタデンタルクリニック

(大阪市中央区/堺筋本町駅)

最終更新日:2020/10/08

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大阪メトロ堺筋本町駅すぐのビル1階にある「ヤマシタデンタルクリニック」は、2017年5月に開業。当初は近隣のオフィスに勤務する患者が中心だったものの、徐々に周辺に住むファミリー層も多く訪れるようになったといい、2019年にはキッズルームを新設。親子で通いやすい環境を整えるとともに、小児歯科の充実化も図っている。特に予防歯科に重きを置く山下幸樹院長に、キッズルームや小児歯科診療の詳細、定期メンテナンスにエアーフローを導入した理由、「安心・安全」をめざす衛生管理への取り組み、今後の展望など幅広く聞いた。
(取材日2020年8月12日)

キッズルームも設置。親子で通いやすい清潔な空間へ

この場所で開業した理由を教えてください。

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この辺りは新しい建物やリノベーション物件が多く、昔ながらの街であるにもかかわらず若い世代の方も多く働いているため、幅の広い診療ができると考えたのが当地を選んだ理由です。加えて地下鉄の中央線と堺筋線が交わり、大阪市内や近郊はもちろん奈良方面から通いやすいという利便性の良さも大きなポイントでした。2017年5月の開業当初は近隣にお勤めの方が中心でしたが、最近では小さなお子さんを持つファミリー層のご来院がぐんと増えたため、親子で通いやすい施設整備や小児歯科の充実化を図っています。平日午前と土曜日が親子で、平日の日中から夜はお勤めの方にご来院いただくことが多いですね。

キッズルームや小児歯科診療について教えてください。

以前は保護者の方の治療中、お子さんには診療チェアの横でお待ちいただく形でした。しかし、それでは保護者の方も心配でリラックスして診療を受けられないため、キッズルームを設けたんです。予約混雑時は先にお子さま連れである旨ご申告いただく必要がありますが、可能な限りお子さんが1人にならないよう、スタッフを配置してキッズルームを見守っています。今後さらにお子さんのご来院が増えれば、保育士の常駐も考えています。小児歯科は、少し早いと思われるかもしれませんが、歯が生え始める生後6ヵ月頃からの来院も可能で、ホームケアの方法のレクチャーや食育アドバイザーによる離乳食相談も受けつけています。歯科医院を「痛いことをする、行きたくない場所」とお子さんが苦手意識を持つ前、虫歯のない早い時期から定期的に来ていただけると将来的に治療をする際もスムーズです。

モットーは「安心・安全」と伺いました。

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私が特に注意・実践しているのが、院内すべての箇所を徹底的に清潔にし、それを保つこと。まず、器具の洗浄には先進式のウォッシャーを使い、隅々の汚れを徹底的に落とします。またその後に真空状態にして、筒状の器具の内部まで蒸気を行きわたらせる滅菌器も使用しています。こうした設備は、スタッフのけがや、そこからの二次感染を未然に防ぐ利点もあります。診療チェア周りでは給水管路クリーンシステムといって、ホース内の洗浄・殺菌も全自動で行っています。またインプラントや歯周外科などの治療は滅菌状態の完全個室で行います。お口は食べ物や空気などすべての入口ですから、口腔内ケアが感染症対策・重篤化防止にもつながると考えています。こうした時代だからこそ「口から始まる予防」を意識していただきたいなと思います。

定期メンテナンスを独自システム化

予防歯科への取り組みを強化しているそうですね。

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欧米で考案された予防歯科の考え方を軸として、エアーフローを中心にシステム化した予防歯科プログラムを提供しています。もともと当クリニックが提供する定期メンテナンスに決まった流れはなく、私が診察するものの、基本的には担当の歯科衛生士が患者さんに合わせて手順を決めていました。ただ、どうしてもそのやり方だと時間がかかっていました。そこで歯科衛生士たちに意見を求めたところ、患者さんの口腔内の状況はそれぞれ違えど、大まかな傾向をつかむことができたんです。開業時には一部診療チェアにのみ導入していたメンテナンス機材を、どのタイミングでご来院いただいても同じ診療を提供できるよう全チェアに配備しました。

エアーフローとは何をするのでしょうか?

特殊なパウダーと水を噴射して、歯の表面に付着したバイオフィルム、つまり汚れや着色、できてから3ヵ月未満程度の歯石を取り除いていく歯のクリーニングです。天然歯・補綴物・インプラントなどすべての歯に使えるため、歯科衛生士が適用を迷うことなく施術できるメリットもあります。歯の状況に応じて道具を変える必要はなく、標準操作を覚えれば技術の差のバラつきも起こりにくいことから、時間短縮と一定以上レベルの定期メンテナンスの提供がめざせるようになっています。時間的にも機能的にも患者さんの大きな利益につながるものですから、当クリニックでは保険診療内の定期メンテナンスの中にエアーフロークリーニングを導入しています。

こういった技術の導入は先生が決めていくのですか?

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毎回同じ患者さんには同じ歯科衛生士が対応するよう、担当制を採用しています。それぞれの患者さんの口内を熟知した歯科衛生士たちの意見を聞き、一緒に考えた結果、こうしたらいいのではないかというアイデアが生まれたものの一つがこのエアーフローですね。そして勤務医時代と違い、開業した時点で、良くも悪くもすべての決定権は私にあります。確かにエアーフロークリーニングは機器の導入などコストがかかるかもしれませんが、私がベストだと思える技術や材料を自分の判断で導入すると決断できるようになったことは開業して良かったと思えるところです。これからも新しい技術や材料の導入について、きちんと精査しながら、最善の治療への努力は惜しまずに取り組んでいきたいと考えています。

「自分と同じ喜びを」自身の歯科治療体験が原動力

先生が歯科をめざした理由を教えてください。

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私自身の歯の治療体験が大きな要因です。私は先天性欠損で2番目の歯が生まれながらになく、そのせいでずっと笑えない少年期、青春時代を過ごしました。それで小学生の時に矯正治療、高校を卒業する前には思い切ってインプラント治療を受け、歯が入ったことにより、ようやく私は笑顔を取り戻すことができたんです。治療が終わって鏡を見てニコッと笑える、カメラを向けられてもニコッと笑える、それが本当にうれしくてたまらなかったですね。その体験が後押しになり、歯科医師になろうと決心したわけです。自分と同じ喜びを患者さんにも感じてもらいたい、それが今のモチベーション、原動力になっています。

患者に接する際に大切にしていることはありますか。

現在は感染症予防の観点からマスクを外すことはできませんが、本来は素顔で接し、しっかりと会話してコミュニケーションを取るというスタイルを大切にしています。それでも不足してしまう部分は、レントゲン画像やシミュレーションソフトをうまく活用して会話を補っていくという形ですね。また私から質問などがないかお聞きしますが、歯科医師には言いづらいこともあるかもしれません。そのため最後に女性スタッフからもお声がけさせていただき、患者さんの小さな声も聞き逃さないようにしています。

今後やっていきたい取り組みはありますか。

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当クリニックのスタッフの中には、食育アドバイザーや介護士の資格保有者がおり、その頼もしいスキルを生かした取り組みを考えています。例えば土曜日の午後の時間帯を使って、お子さんのいらっしゃる保護者の方向けの食育セミナーなどを実施できればコミュニケーションも図れますし、普段の来院時には聞きにくいことも細かく質問できるのではないかと思っています。

最後にメッセージをお願いします。

「痛いところだけを治療してほしい」「一回限りのメンテナンスのみでいい」というご要望ももちろんお受けいたします。ただ、このまま放置するとこのようなトラブルが起きかねないという予測、時間がかかったとしてもこうして治療をしたほうが良いのではないかという治療計画は、なるべくお伝えしたいなと思っています。それをお聞きになった上で、治療をするかしないかは、患者さんご自身の判断です。すべてはカルテに残しておりますので、何か緊急のトラブルがあった際には予想もつきますし、別の箇所に新たな問題が発生したとしてもまったくの一からではないので対応はしやすいと思います。また定期検診に来られていれば常に口腔内の状況を把握できるようになりますので、定期的な通院をお勧めします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/38万5000円~(かぶせ物と土台込み)
舌側矯正(裏側矯正)/90万円~95万円
マウスピース型装置を用いた矯正/45万円
セラミックインレー/4~6万円
セラミッククラウン/8~12万円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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