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鈴木 聡一 院長の独自取材記事

すずき歯科

(大阪市西淀川区/塚本駅)

最終更新日:2021/10/12

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JR神戸線・塚本駅から徒歩すぐの場所にある「すずき歯科」は、2004年に開業し、このほどリニューアルしたばかり。院長の鈴木聡一先生は虫歯などの一般歯科のほか、入れ歯治療や予防ケア、訪問歯科診療などにも注力。また、研修医時代に多くの全身麻酔症例を経験したことから、口腔内だけでなく全身のトータルケアについても親身な健康アドバイスを積極的に行っている。患者と真摯に向き合い、「私が推奨・指導しているセルフケアの浸透で、お口のトラブルで苦労する人が少なくなる社会をめざします」という鈴木先生に、歯科診療にかける思いや今後の展望など、さまざまな話を聞いた。

(取材日2018年9月19日)

治療だけでなく知識を提供したい

最近クリニックをリフォームされたとお聞きしました。

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そうなんです。今までとはガラッとイメージが変わったと思います。木目やホワイトで統一し、ゆっくりとくつろげる雰囲気にしました。しかし、2004年に開業してもう10年以上通っていただいている方もいますので、入り口はあえて2つのままにして、以前の面影を残したところもあるんですよ。使い勝手が変わって、患者さんが不便に感じてはいけませんので。リフォームしたことで、今までの患者さんにはより過ごしやすく、新しくお越しの患者さんには、入りやすい雰囲気になったと思います。

長年地域のお口の健康を見守ってこられたのですね。歯科医師をやってきてうれしい瞬間はどんな時ですか?

患者さんの変化を感じた時でしょうか。時々、前歯が5、6本しかないような方がいらっしゃいます。町には歯科医院がたくさんあるのに、なぜそのように放置したままになるかすごく疑問に思い、お話をしてみるとその人なりの歯科治療を受けない理由がさまざまです。そのような方に通院していただくうちに、歯を何とかしようという意識が出てきて、徐々に歯がそろっていき、歯を大事にしていこうと思ってもらえたとき何よりもうれしいです。歯科医師も歯を抜きたくて抜いたり、削りたくて削ったりしているのではありません。患者さんの歯を守りたくて歯科医師をやっていますが、そのためには患者さん自身が自分の問題として捉え、改善していこうと思っていただく必要があります。私は日頃から、技術を提供はもちろん、今できることや将来の選択肢も含め知識を提供したいと思っています。そのために患者さんが意識改革をしてくれるような声かけを心がけています。

具体的にはどのように声かけをするのですか?

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まずは患者さんのお話を聞きながら診療をしていく中で、なぜこのようになったのか原因をとことん考え抜きます。もし患者さんが歯科医院への不安やマイナスイメージを感じているならば、それを引き出し、これまでとは違うアプローチで話します。甘い言葉で治療が続かなかったのならば、はっきりと注意してみたり、きつい言葉で嫌な思いをしてきた人には、優しく声をかけるなど。また忙しい、不規則な生活習慣など、歯磨きできなかった原因についても考えます。1日3時間しか睡眠時間がない人に一回10分歯磨きしろというのは酷でしょう。ならば2分だけやるなど、できることを考えて、できないことを僕らがカバーすればいいという考え方で、「できないことで悩む必要はないから、できることをやってください」とお話ししています。成功体験を繰り返すことで自信を持っていただければ、必ず新たにできることも増え、それを継続して行っていただけると思います。

歯科分野からアプローチする認知症予防にも尽力

コミュニケーションを重視されているのですね。

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私は研修医時代に多くの全身麻酔症例を経験してきましたので、内科に関連する勉強もしてきました。その経験からお口の健康だけでなく、患者さんの体をトータルで診るように心がけています。ですのでお口以外の健康、例えば、タバコや睡眠時間、食生活などの話も聞くようにしていますね。特に糖尿病や高血圧の人など基礎疾患のある方には気を配っています。以前、不整脈があったという人が今日は調子が良くないというので治療を中止したこともあります。その後すぐに入院したと聞きました。ほかにも内科で処方された薬が効かないと悩んでいた人には、私が直接内科の医師に相談することもあります。

患者本位の姿勢で取り組む鈴木院長らしいですね。ほかに力を入れていることは?

最近は入れ歯治療です。勤務医だった頃は、入れ歯作りは完成後も何度も調整をして、時間と労力がかかるものだという印象がありました。患者さんだけでなく、歯科医師にとってもストレスが大きく、誰も幸せになっていないというふがいなさを感じていたのです。しかし縁あっていい歯科技工士さんと出会うことができ、もちろんすべての場合でうまくいくわけではないですが、今まで以上のクオリティーで入れ歯を提供できるようになりました。その技工士さんとはお互いに意見を言い合える関係で、切磋琢磨して良いものを追求しています。治療する、予防する、いざとなったら入れ歯にする、という歯科治療における受け皿が確立できたことで、患者さんのお口の健康を一生見守っていけるという自信につながっています。

地域の歯科医師として患者さんに寄り添った治療を提供したいとお考えなのですね。

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はい、そうです。ほかにも私は厚生労働省の認知症対策、「新オレンジプラン」の考え方に賛同しています。これは「認知症になりそうな人を、しないようにしよう」というものです。今後より高齢化が進む社会にとって認知症は大きな問題です。そこで歯科医師として何か力になれればと勉強し、MCI専門士というものになり、健康な歯でしっかり噛めることが認知症予防につながると学びました。私は在宅歯科診療も行っておりますが、自分の歯で噛んで食事をできる人のほうが元気な人が多いという印象も受けますね。歯を失う原因となる歯周病は自覚症状が少ないので、「歯を残す。歯周病に気をつけていく」という目標を患者さん自身に持っていただき、その個人に合った方法を探すことに力を注いでいきたいと思っています。

プロセスを考え抜いて、患者を健康に導く

さらに今後の展望は?

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予防に取り組み始めると口腔環境がどんどん良くなり、体まで元気になる方も多いです。中には、「若返った」「きれいになった」と言われるようになったという方も。当院では今後、定期的な歯のクリーニングやメンテナンスだけでなく、物を噛む時に使う筋肉や歯茎のつぼなど、お口周りをマッサージする施術を取り入れていく予定です。マッサージにより高いリラックス効果が期待でき、血行が良くなり、唾液の分泌も促されることから免疫力アップの効果や、虫歯、歯周病予防にもつながると思います。予防歯科の幅を広げることで健康増進や認知症予防、エイジングケアといった2次的・3次的な効果につなげていければと考えています。歯を守ることが結果的に、その人の若さや美しさを引き出し、生活を豊かにすることができたらうれしいですね。

新しいことを取り入れるのに積極的ですね。

そうですね。とはいっても、もともと前向きな性格だとは思っていません。だからこそ自分があるべき姿、するべきことを考えて常に努力しています。大き過ぎる目標ではなく、ちょっと先に進める目標を考え、それを達成する。その繰り返しで前進していくのです。このマッサージの件は当院の歯科衛生士から取り上げようと声が上がってきました。うれしい気持ちと同時に、当院としての新しい目標に気持ちも高ぶり、予防歯科の幅を広げるためにもぜひ実現したいと思っています。スタッフも日々の業務がある中、なかなか形にするまで時間がかかりますが、楽しみに待っていてください。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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以前、「歯を抜きたくない」と来院された患者さんがいました。抜きたくないという気持ちをお持ちなら、まず抜かない前提で治療方法を考えます。その際、新たな歯を作ってもすぐに外れてしまったり、腫れてしまったりすることがあるなど抜かなかった場合に起こるリスクを説明します。それらのリスクの対処まで伝えた上で、抜かないのか、あるいは諦めて抜いてしまうのか。どんな選択をするかは患者さん次第ですが、その選択をするための材料を提供する努力はしています。こちらの考えを言うだけでなく、話を聞き、伝え方や患者さんの気持ちに寄り添うことを重視しています。ちょっとした疑問や悩みがあれば、遠慮なく聞いてください。できないこともありますが、ご希望に近い状態まで持っていくよう努力いたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミックインレー/5万円、マウスピース型装置を用いた矯正/25万円~

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