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赤名 正仁 院長の独自取材記事

あかな歯科クリニック

(大阪市都島区/都島駅)

最終更新日:2023/11/17

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック main

「あかな歯科クリニック」はかわいい歯のロゴマークとカラフルな外観が目印。「歯科医院が苦手な人にこそ来てほしい」と話す赤名正仁院長が2017年に開業し“自ら通いたくなる”をめざしてさまざまな工夫を凝らしている。子どもの場合は「虫歯ゼロ」を目標に保護者と協力しながら治療・予防を進めるほか、患者が安心して治療に臨めるように、治療方法・期間や費用面などなんでも相談できるコーディネーターを配置している。「笑顔を見るのが好きで、人の役に立つ仕事がしたかったんです」と穏やかに語る赤名院長に、診療での工夫や背景にある思い、導入したばかりの予防歯科システムについて話を聞いた。

(取材日2022年8月31日)

「苦手な人こそ通いやすい歯科医院」をめざして

診療のコンセプトを教えてください。

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック1

「歯科が苦手なあなたも通いたくなる歯科クリニック」です。歯科医院が苦手な人は、子どもだけでなく大人にも本当に多いのです。実は勤務医時代に、20代なのに歯が4本しかない患者さんも担当しました。幼い頃に無理やり治療をされたことが苦痛で、それからは歯の痛みはずっと我慢し、歯科医院を受診しても治療が続かなかったそうです。結局その方は入れ歯を作り、「先生と出会えて良かった」と言ってくれましたが、そういう患者さんがいることが僕には大きな衝撃でした。「開業したら絶対に歯科嫌いの子をつくらない治療をしよう、誰でも通いたくなる歯科医院にしよう」と強く思いましたね。また、子どものうちに虫歯になりにくい歯を育てて、虫歯ゼロをめざしたいと考えています。そのために、さまざまな面で「歯科医院っぽくない」クリニックになるような工夫をしています。

スタッフさんたちも、患者さんが安心して通えるよう、環境づくりに努めているそうですね。

当院ではカウンセリングを専門に行うトリートメントコーディネーターを配置しています。歯科が苦手な大人の方は、過去に歯科医院でつらい経験をしていることがほとんど。そこで初診時に記入していただく問診票をもとに、コーディネーターが20分ほどかけて、これまでの嫌な経験や、新たに当院を受診しようと思ったきっかけを丁寧にお聞きしています。また検査後は治療箇所や通院期間、費用などを含めた治療計画をすべてコーディネーターからお伝えし、ご納得いただいた上で治療をスタート。最初の時点で「ゴール」が見えているぶん、患者さんにとっても通いやすいのではないかと思います。当院のコーディネーターは非常に勉強熱心で、患者さんにも彼女の“ファン”がたくさんいるんですよ。また、コーディネーターがお聞きした内容は歯科医師やスタッフ全員で共有し、患者さんが嫌なことは絶対にしないように徹底しています。

診療の流れの中で、重視していることを教えてください。

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック2

手鏡ではよく見えない、治療後だけ見てもどう変わったのかわかりにくいといったことがないように、処置の前後や治療途中の様子を口腔内カメラで頻繁に撮影し、モニターに映して説明します。その際には当日の治療をご自宅で振り返ってもらえるよう、説明用のプリントもお渡ししています。あと、治療中の患者さんはとても緊張していらっしゃいますから、僕やスタッフが頻繁にお声がけし、訪問診療では患者さんやご家族との何げない会話を大切にしています。また、例えば飲食店なら食器の置き方、美容院ならタオルの当て方など、ちょっとしたことで気遣いを感じたり、逆に不快になったりしますよね。歯科が嫌いになるのも、きっと少しの「不快」の積み重ねだと思うんです。自分たちが経験した些細な出来事や気持ちもスタッフ間で共有し診療に生かすとともに、細かなところまで意識を巡らせ、患者さんの気持ちに寄り添っていけたらと考えています。

大人も子どもも「気持ちいい歯磨き」で予防ケア

そのほかにも、歯科が苦手な方でも受診しやすいように、院内や設備に工夫しているそうですね。

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック3

少しでも楽しい雰囲気になるように、待合室の椅子や診療ユニットのチェアはビタミンカラーのカラフルなものを選びました。特にユニットのチェアはふかふかの座り心地で、リクライニングもゆっくりと動きます。また歯科で嫌なのは何と言っても痛みだと思いますから、痛みの少ない歯科麻酔用電導注射器を使っていますし、痛みを感じにくくなるよう「笑気ガス」も導入しています。歯科特有の臭いや音が苦手という患者さんも多いので、キーンという高い音の出ない切削器具を導入し、薬や材料はなるべくにおいのないものを厳選しています。いずれも多少コストはかかりますが、欠かせない対策だと思っています。

子どもが楽しく通い続けられるような取り組みもされているとお聞きしました。

子どもを歯科医院嫌いにしないために、当院では治療を絶対に無理強いせず、痛がらせたり泣かせたりすることがないように努めています。チェアに座れなければお母さんの膝の上からスタートしますし、どうしても治療が怖いようなら、トレーニングを繰り返し、治療ができるようになるまで寄り添います。何歳であっても、徹底的にその子のペースに合わせます。また「虫歯ゼロ」を実現するために、当院では予防目的のためのフッ素塗布を定期的に行う「キッズクラブ」も設けています。また、保護者にも診察室に入っていただき、虫歯予防や仕上げ磨きのコツもお伝えします。お子さんは診察が終わればカプセルトイで遊んでもらえますよ。

歯周病を中心とした予防歯科を推進するため、新たなシステムを導入したと伺いました。

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック4

歯周病に特化した形状の歯ブラシを用いてブラッシングを行う予防ケアシステムを導入しました。この予防歯科のコンセプトは、自ら通いたくなる「快感ブラッシング」。とっても気持ちがいい新しい歯磨きで、大人はもちろんお子さんにもきっと喜んでいただけると思います。歯周病は腹痛などと異なり「急な痛み」というかたちで現れるものではないため、病気という意識を持ちにくいものですが、気づいた時にはかなり進行していることも。そうした現状をなくすため、また歯周病でお困りの患者さんを何とか助けたいと考え、この予防ケアシステムの導入を決めました。当院では保険診療内に組み込んでいますので、どなたでも安心して受けていただけます。3ヵ月に1回など定期通院の際に実施しますが、ご自宅で専用歯ブラシを使って毎日のケアを行っていただくこともできます。

患者の輝く笑顔が見たい

先生が歯科医師をめざしたのはなぜですか?

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック5

幼い頃から医療関係の仕事に憧れがありましたし、両親は歯が悪くて苦労していたので、それを助けてあげたいという思いもありました。また、人の笑っている顔を見るのが好きで、子どもも大好きなんですね。だから「学校の先生も良いかな」と思い、実はいったんは教育学部に進んだのです。しかし直接人の役に立てる仕事がしたいという夢を諦められず、必死に勉強して歯科大学に入り直しました。入学後も、「口の中に困り事のある人が、最初に頼れるような歯科医院を開業したい」と思っていたので、幅広い知識と技術を身につけたいと頑張りました。卒業後は専門的な治療や訪問診療も経験して、ファミリー層が多いこのエリアで開業しました。

先生がご趣味やプライベートで楽しんでいることはありますか?

インドア派に見られがちですが、実はあまり家でじっとしているのが苦手で、休みがあれば釣りをしたり、少し遠出をし、温泉に入るのが癒やされます。その地でおいしいものを食べたりすると、幸せだなと、感じたりします。

では、最後にこれからの展望をお聞かせください。

赤名正仁院長 あかな歯科クリニック6

いわゆる「町の歯医者さん」ですので、どんなご相談にも対応させてもらいます。親知らずの抜歯や欠けた歯のコンポジットレジン治療、子どもの歯列矯正などは院内でも対応できますし、専門的な治療が必要になれば信頼できる医療機関にご紹介します。毎週火曜は、施設やご家庭への訪問診療も行っています。歯に悩みがあるけれど、歯科医院が怖くて治療できないと悩んでいる方、諦めている方はまだまだ多いはず。当院では年齢を問わず、患者さんが二度と歯科医院で嫌な思いをしなくて済むように、しっかりとご希望を聞いて診療にあたります。地域の皆さんや、歯科医院が苦手な人にぜひ来ていただいて、健康なお口への第一歩を踏み出してほしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1歯:44万円~、小児矯正/44万円〜、セラミックインレー /5万8000円〜、セラミッククラウン/11万円〜

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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