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領木 崇人 院長の独自取材記事

箕面おとなこども歯科

(箕面市/箕面駅)

最終更新日:2019/08/28

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紅葉や滝で知られる自然豊かな箕面市。その拠点でもある箕面駅からほど近い場所にあるのが「箕面おとなこども歯科」。駅前から続く昔ながらの風情を残す商店街を歩いていくと、道路に面したクリニックをすぐに見つけることができる。領木崇人院長は、歯科医師の中でも少数派の口腔外科出身の医師。舌がんや口腔がんなどの外科手術に携わった医師ならではの、麻酔時の全身管理や、根管治療における外科処置など幅広い治療を得意としている。取材時の会話の端々に、常に患者の立場で考える姿勢が感じられ、話しやすく笑顔がすてきな姿からは医師としての包容力がにじみ出る。そんな領木院長に、診療におけるこだわりや予防の大切さなどを聞いてみた。
(取材日2017年12月8日)

なるべく歯に負担をかけず、一生付き合える歯をめざす

何年にこちらのクリニックを開院されたのですか?

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開院したのは2016年の9月です。もともと高知県の出身で、北海道の大学を出て高知大学医学部の口腔外科に勤務し、それから大阪へ移って勤務医をしていたので、大阪はとてもなじみのある土地ですね。箕面の地に開院したのは、やはり少し緑があって自然が感じられる場所のほうが、住むにしても働くにしても私自身落ち着くかなと思って。目の前に山があって、どことなく高知に似ている箕面を見たときに、ここがいいな、と思ったのです。箕面はとてもいい所ですよ。人もやさしいし、都会よりもゆったりと時間が流れているように感じますね。

診療において心がけていることは何ですか?

なるべく歯に負担をかけないということですね。今さえ良ければいいというのではなくて、10年後や20年後もずっと、歯を一生使っていくために、できるだけ歯の寿命を延ばすことを心がけて治療をしています。そのためにも、なるべく削らない、負担をかけない。痛みを取るためだったら歯の神経を抜いてしまうと、その場では痛みを取ることはできるんですけれど、長い目で見ると結果的に歯の寿命を縮めてしまうこともあるので、私はできるだけ神経を温存するという処置をしています。削る範囲をできるだけ小さくしたり、虫歯の進行を抑えるフッ素入りの詰め物をしたり。かぶせ物をする場合も、歯を削ったところに補強材としてコーティングを入れます。手間をかかるし、医院の負担にはなるんですけれど、それをすることによって歯の延命につながりますから、こだわっています。

患者さんと接する上で大切にしていることや、治療において工夫していることはありますか?

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できるだけ患者さんに声をかけて話すようにしています。患者さんの不安を取り除くために、痛みの原因や治療法の説明はもちろんですが、治療中は「水が出ますよ」「響きますよ」など、ずっと話してますね。ほかに趣味の話など雑談も結構します。話が盛り上がって仲良くなって、一緒に釣りに行った患者さんもいます(笑) 私が話かけることで、患者さんも思っていることをなんでも話しやすくなるみたいです。治療面で工夫している点は、痛みを軽減するために治療時に麻酔をするのですが、患者さんは皆さん口をそろえて「麻酔が苦手だ」とおっしゃる。だからうちでは、まず表面にゼリー状の麻酔薬を塗って、それからスプレータイプの麻酔薬をかけて、麻酔の注射をする前に表面麻酔をします。そこに非常に細い針を使って麻酔の注射をするので、結果的に注射の痛みをほぼ感じることなく、痛みを抑えた治療ができるのです。

子どもも、子連れの母親も安心して通えるクリニックに

子どもの患者さんにはどのように接しているのですか?

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大人以上にしっかりとコミュニケーションをとるようにしています。まずは信頼関係ですね。治療のときには、無理やり器具を口に突っ込んだりせずに、時間はかかるけれど、これから何をするのかを説明します。「これは水が出るシャワーだよ」「この機械で歯磨きするね」とか、見せながら怖くない物だとまず知ってもらう。それで治療が終わったら、ご褒美にコインを渡すんです。キッズルームにカプセルトイを置いているので、コインをもらったらみんな一目散に行ってカプセルトイをまわしていますよ(笑)。

ファミリー用の個室診療室があると聞きました。

泣いてしまうお子さんや、小さいお子さんを連れたお母さんの治療のときなどに、個室診療室を使っています。ベビーカーを一緒に入れることもできるので、赤ちゃんが泣いてしまってもお母さんが気を遣うことなく治療していただけることもあり喜んでいただいています。あと、天井にアニメが見れるモニターがあるんですよ。診察台をリクライニングで倒すと、子どもさんの顔の真上にモニターがあって、アニメが見れるようになっているんです。みんなアニメに夢中になるので、その間に治療をするという。慣れている子どもさんは、スタスタ走ってきて椅子によじ登って、「今日はどれ見るの?」って楽しみにしているみたいです。

日頃お忙しい先生のリフレッシュ方法を教えてください。

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休日にジョギングをしたり、たまに将棋を指しに行ったり。将棋は公民館などに行って指しています。最近は若い方や女性も増えてきましたよ。仕事のことは一切忘れて集中しますから、すごくリフレッシュできますね。院内のキッズルームにも将棋盤を置いているんですよ。結構子どもたちも将棋が好きみたいで、「先生、将棋やろう!」って誘われて、時間が空いているときはキッズルームで一緒に将棋をすることもあります。あと、中学・高校と弓道部で国体に出たこともあって、去年までは道場に通っていました。今は忙しくてちょっと休んでいますが、また時間を見つけて再開したいですね。

CTを導入し、口腔外科出身の医師として適切な診断を

特に専門としている分野は何ですか?

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口腔外科という外科処置と、根管治療という処置です。歯科医師の中でも、口腔外科を出た歯科医師というのは少ないですね。外科出身ということで治療の幅は広がります。根管治療を例に挙げると、虫歯がひどくて歯の根っこが腐って、通常の根管治療では難しいケースで、ほかの病院で「抜くしかない」と言われた場合でも、必要に応じて外科的な処置をすることで歯を残せる確率が高くなります。ほかに、埋まった親不知の抜歯や、顎関節症、口腔内の外傷、口の中の粘膜の異常などにも対応しています。うちは特に外傷の子どもさんがよく来ますね。毎日というほどではないですが、近所に大きな公園があるので「公園で転んで唇を切った」「歯茎が切れた」「歯が舌に刺さった」とか。そういった外科手術はかなり多いですね。

歯科用CTを完備しているとのことですね。

歯科用CTのクリニックへの普及率については、全体の数%くらいといわれています。CTの画像を見て診断をすることに慣れている口腔外科出身の歯科医師の人数自体が少ないといわれているので、それに比例しているのかもしれません。CTは二次元のエックス線検査と違い、三次元で患部を見ることができるので、エックス線検査では見えない病変を見つけることができます。それによって、より詳細な診断につなげ、適切な治療を行うことができるわけです。唇や歯茎、舌などにできるがんについても、早期や前がん状態で見つけることができます。そういう専門の治療に携わった経験を持つ口腔外科の医師でなければ、なかなかわかりづらいこともあるので、少しでも口腔内で気になることがあれば気軽にご相談いただけたらと思います。

最後に、予防についてのお考えと読者へのメッセージをお聞かせください。

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私自身、実はこの歳になるまで一度も虫歯になったことがないんですよ。それは子どもの頃から定期的に予防として歯科医院でメンテナンスをしてきたからなんですね。「痛くなってから歯科医院に行く」というのが一般的だと思うんですが、痛くなってから治療をすると、歯を削る範囲も大きくなるし、歯のダメージも大きくなってしまう。だからまずは痛くならないうちに、定期的に歯科医院に来ていただいてメンテナンスをすることが大切です。虫歯にならないように、歯ブラシでは取れない、虫歯や歯周病の元になっている汚れや歯垢をきれいに取って、フッ素コーティングをして歯を守る。これが予防です。歯が生えてきた頃から3ヵ月に1回定期検診を受けることを習慣にしてもらえたらと思います。散髪に行くような感じで気軽に来ていただきたいですね。

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