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高須 晃太 院長の独自取材記事

たかす歯科クリニック

(西尾市/桜町前駅)

最終更新日:2023/03/08

高須晃太院長 たかす歯科クリニック main

2017年に開業した「たかす歯科クリニック」は、桜町前駅から徒歩7分の幹線道路沿いに立つ。大きな窓から自然光をふんだんに取り入れた明るい院内は、診察室がすべて完全個室となっており、解放感とプライバシーを両立させた心地良い空間となっている。高須晃太院長がめざすのは、地域のかかりつけクリニックとして幅広い診療に対応しながら、専門性の高い歯科医療も提供できる「1.5次医療機関」をめざし、その役割を果たしていくこと。日々の診療では、患者一人ひとりに合わせた丁寧でわかりやすい説明を心がけ、口腔内環境をより良くする提案に心を砕いているという。西尾で生まれ育ったという高須院長に、患者や地域医療への思いなどを詳しく聞いた。

(取材日2020年12月8日)

患者のプライバシーを守る完全個室と、先鋭の医療機器

待合室、診療室ともに、とても明るく広々としていますね。院内設備で一番こだわりのポイントは何ですか?

高須晃太院長 たかす歯科クリニック1

診察室をすべて完全個室にしたことですね。これまで多くの患者さんを診てきましたが、口腔に自信のある方が非常に少ないと感じています。口腔は生活習慣や性格などの個性を映す鏡であり、プライバシーの一部。ご自身の悩みや欠点をご近所の方に知られるのは嫌ですよね。そこですべての診療室を個室にし、秘匿性が高い悩みも安心して相談できる環境を整えました。例えば、多くの方が悩まれている歯周病由来の口臭なども、当院でできるケアを提案いたしますので、気兼ねなくお尋ねください。当初、個室は3室でしたが、今では5室に増やし、さらに地域と時代のニーズに応えるため、マイクロスコープやレーザー、歯周ポケットの中を見る歯科用内視鏡など、高度な医療機器を導入してお待ちしております。

導入されたマイクロスコープについて教えてください。

マイクロスコープは、まさに歯科医師の目です。眼鏡のように装着するルーペよりも高い倍率で患部を見ることができるので、より精密に治療を進めていくことが可能となります。ですが、マイクロスコープを自分の裸眼のような感覚で使いこなすには、多くの経験や訓練が必要不可欠です。私自身もセミナーに通ったり、スタッフを相手に特訓をしたりして今も技術を磨いています。またマイクロスコープの映像はモニターを通し、治療をサポートしてくれるスタッフとリアルタイムに共有することができるんです。そのおかげで連携もとりやすく、スムーズな治療にとても役立っています。主に根管治療で使う先生が多いのですが、当院ではそれ以外の治療でも多く活用していきたいですし、いずれ歯科衛生士も使いこなせるようになればさらに幅は広がると考えています。

スタッフさんのサポートも大きいのですね。

高須晃太院長 たかす歯科クリニック2

はい、ありがたいことにスタッフにはとても恵まれていますね。患者さんにも私にも常にきめ細かく対応してくれて、とても助かっています。常勤の歯科衛生士2人は開業時から今も変わらず、ずっとサポートしてくれており、とても頼りになる存在です。お昼の引き継ぎの時間には、スタッフ同士が患者さん一人ひとりの情報や症状をスムーズに共有・把握するよう徹底しています。

他院で断られたインプラントの難症例にも対応

患者層についてお聞かせください。

高須晃太院長 たかす歯科クリニック3

おかげさまでクチコミやご紹介などで多くの方にご来院いただいています。年代もお子さんからご高齢の方まで幅広いですね。当院は、木曜と日曜の休診日以外は夜8時まで診療しているので、お勤め帰りの方も多くいらっしゃいます。2週間先まで予約が埋まることも多く、予約が取りにくい場合もありますが、皆さん次の治療の予約をきちんと取ってくださいます。その分一回一回の治療の期待値は高くなりますが、その期待を上回れるように日々研鑽しています。当院の患者さんはとても意識が高いと感じますし、そんな患者さん方に選んでいただけることはとてもありがたいことだと思っています。

診療で大切にしていることは?

丁寧にわかりやすく伝えることです。「どうしてここに虫歯ができたんだろう」「なぜこの治療が今、必要なんだろう」といった、患者さんの中にある点と点を線でつなぐ説明をすることで、ご自身の歯の状態と治療内容についての理解を深めてもらいたいと思っています。そして一緒に健康な口腔環境をつくっていこうという気持ちを持っていただけるとうれしいですね。もちろん、言葉で説明するだけでなく、レントゲンや、歯科用CTで撮った3D映像を見てもらうことで、歯周病の様子や親知らず、虫歯の進行具合などの現状を確認してもらうこともしています。それをきっかけに、生活習慣や歯磨きの方法を見直していただけたらと思っています。

力を入れている治療は何ですか?

高須晃太院長 たかす歯科クリニック4

全般的に幅広く診ていくことをベースに、患者さんに合わせてさまざまな提案を行うようにしています。その一つで、この地域で対応しているクリニックがまだまだ少ないこともあって、インプラント治療には力を入れています。特にお勧めしたいのは、保険診療の部分入れ歯が合わず、それでも我慢して使ってきた方、おいしく食べることを諦めてしまった方ですね。今できる最良の治療を提供していきたいというのが当院のスタンスなので、「入れ歯に不自由しているけれど、インプラントのことはよく知らない」という方に、選択肢の一つとして提示しています。

審美歯科にも対応されていますね。

審美症例は名古屋市で知られた歯科技工士とタッグを組んで行っています。必要に応じて当院まで出張してきてもらっています。それから例えば、ホワイトニングなどは開業当初に比べ、使用薬剤が格段に進化しましたね。ホワイトニングに限らず、治療やケアに関する薬剤や材料の選定や発注は、すべて自分で行っています。診療が終わって、使用する材料の選定や新商品のチェックなどをしていると、ついつい夜遅くなってしまうこともありますが、必要なことだと思っています。趣味だとは思っていませんが、この仕事が好きなんだと思います(笑)。

1.5次医療機関の役割を果たすクリニックをめざして

毎日のケアにデンタルフロスをお勧めしているそうですね。

高須晃太院長 たかす歯科クリニック5

当院では開業当初からデンタルフロスの重要性を説明していることもあり、患者さんの使用率はかなり高くなったと感じます。それでも、日々の診療で「フロスを使えば口腔内の状態はもっと良くなるのに」と感じることはまだあります。当院では、最初に悪くなる歯間隣接部をフロスでしっかり清掃した後、歯ブラシを使うことをお勧めしています。直感的に歯間に確実に到達したことがわかった上で汚れを取り除ける、フロスは確実性の高いケアグッズだと思いますよ。将来にわたって健康な歯を保つために、お子さんのうちから毎晩、デンタルフロスを使うことを習慣づけてほしいです。日本では学校などの歯磨き指導でフロスを使う機会がまだあまり多くありません。なので、「話の長い歯科医師だな」と思われても(笑)、フロスの使い方を詳しく具体的に説明するようにしています。

今後の展望について教えてください。

開業以来めざしてきたのは、地域のかかりつけ医として幅広い症状に対応しながら、より質の高い医療も提供する「1.5次医療機関」としての役割を果たすクリニックです。整った医療設備で、歯周病治療に細心の注意を払い、親知らずの抜歯のためにわざわざ越境しなくて済むよう、当院でしっかり対応できるようにしたいと考えています。保険診療と自由診療については、どちらにするかは患者さんのご希望を優先しますが、歯科医師として客観的事実をしっかり説明しながら、提案する選択肢の幅をさらに広げていけたらいいですね。地域の方々に信頼され、治療に満足してもらえるよう、これからも努力していきたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

高須晃太院長 たかす歯科クリニック6

一人ひとりに合わせた、わかりやすい説明を心がけ、患者さんのお悩みに応えていくこと、患者さんにとって有益な情報を正しくお伝えすることで、地域や患者さんとの信頼関係を大切にし続けていきたいです。最近はデンタルフロスや就寝時につける歯ぎしり対策のマウスピースを活用してくれる患者さんが増えてきました。将来の健康な歯と口腔環境を保つために役立つアイテムなので、今すぐに効果を実感できるかと言われれば難しいかもしれません。ですが、私の話をきちんと受け止め、必要だと感じ活用してくれていることが、私を信頼してくれている証のように感じ、とてもうれしく思っています。口腔内の状況は、日常の歯磨きの仕方など小さなことでも変わりますので、気軽に何でもお尋ねください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(1歯)/30万円~、インプラント義歯/30万円~、セラミックインレー(1歯)/4万5000円~、セラミッククラウン(1歯)/8万円~、部分矯正(片顎)/10万円~
オフィスホワイトニング(上下)/2万円、ホームホワイトニング(上下)/3万円、デュアルホワイトニング(上下)/5万円

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