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白土 秀樹 院長の独自取材記事

しらつち耳鼻咽喉科

(福岡市南区/大橋駅)

最終更新日:2020/08/27

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西鉄大橋駅から徒歩16分、那珂川のほとりにある「しらつち耳鼻咽喉科」は、頭頸部がんや特殊型の副鼻腔炎などの難治性疾患から、治りにくい子どもの中耳炎、数多く携わってきた“舌下免疫療法”などを行うアレルギー性鼻炎をはじめとした、耳・鼻・喉に関する身近な症状まで幅広く対応。患者一人ひとりの多様な悩みへのきめ細かな診療を可能にしているのが、九州大学病院などの高次医療機関で耳鼻咽喉科・頭頸部がんの専門家として培った診断力と治療技術だ。研鑽を積んだ看護師や疾患を熟知した医療事務など、すべてのスタッフの力を結集して提供する「確かな技術と温かな心」を念頭に置いた医療を頼り、九州各地から患者が訪れている。白土院長にクリニックの理念、治療方針などについて詳しく話を聞いた。
(取材日2020年7月29日)

九州大学病院で培った高い医療技術を温かな心で提供

頭頸部がんをご専門に治療されてきたと伺いました。

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医学生の時は小児科医師をめざしていたのですが、父ががんを患ったこともあり子どもと悪性腫瘍の両方に携わることができる耳鼻咽喉科を選択しました。耳鼻咽喉科というと中耳炎や鼻炎など耳・鼻・喉に関する身近な病気を思い浮かべられると思いますが、私はその中でも頭頸部外科という、首から上のしこりを専門に扱う医師として、長らく喉頭・咽頭・耳下腺や舌がんの治療に取り組んできた経緯があり、大学や市中病院で多くの後進の育成などにも努めてきました。開業後も外来でできる処置・小手術にはもちろん幅広く対応しています。

クリニックを開業しようと思ったきっかけを教えていただけますか?

もともと医師になろうと思ったきっかけを振り返ると、病気がちだった私が子どもの頃に通っていたいわゆる町の開業医の先生にたどり着きます。本来取り組みたかったのは地域医療だったので、初心に戻るかたちで2016年に大学時代から慣れ親しんだ福岡市南区にクリニックを開院しました。第二の故郷である福岡の地で、患者さんののお役に立てるように頑張っていきたいと思っています。

開業にあたっては理念を最初に考えられたそうですね。

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「確かな技術と温かな心で、来院されるすべての方に安心・快適・満足を提供し、選ばれるクリニックとして地域医療に貢献します」という理念をつくりました。シンプルに思われるかもしれませんが、確かな技術だけでは冷たい医療になってしまい、また温かな心だけでは単にサービスを提供する場所にとどまってしまう。それが両立できて初めて自分が理想とする医療を提供できると考えています。その理念を体現するために、温かな色合いの内装や明るい大きな窓、充実した検査機器、優秀なスタッフと、設備や人材をそろえています。また開院時のスタッフと相談して、「おやこあら」という行動指針も定めました。「思いやりを忘れず、優しい笑顔であったかく、心地良さにこだわり、安全・安心を大切にしながら、素敵な”らしさ”を伸ばしましょう」の頭文字を取ったもので、スタッフ一同毎日朝に確認し、常に診療の隅々にまで心がけるようにしています。

めまいやいびき、特殊型副鼻腔炎など幅広い症例に対応

どのような主訴で来られる患者さんが多いのでしょうか?

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耳鼻咽喉科の一般的な症状である、喉が痛い、鼻水が出る、鼻が詰まる、耳が痛いという主訴が大部分を占めますが、アレルギー症状で来られる方もいらっしゃいますね。微量のアレルゲンを摂取し抗体をつくっていく舌下免疫療法については数多くの症例を経験してきていますので、アレルギーの薬が効かなくなってきた、薬の服用をやめたらすぐに症状が出るなど、お困りの方はぜひご相談ください。また一方で、耳や鼻、喉に関する症状があるにもかかわらず原因不明とされた患者さんが、セカンドオピニオンで来院されるケースもあります。クリニックという小さな規模ではありますが、地域の方に加え、九州各地から幅広く治らない症状を悩んで患者さんがいらっしゃるのは一つの特徴かもしれません。

首のしこりに不安を感じて来られる方もいらっしゃるそうですね。

顔を洗ったり、ひげをそったりする日常生活の中で、ふと首筋にあるしこりに気づくことがあるかと思います。ほとんどは心配いらないものの自覚がないまま大きくなり、不安に感じる方も多いようです。最も多い原因は炎症なのですが、場合によっては咽頭がんやリンパ腫の可能性もあります。喉の痛みや飲み込みの違和感がなくとも、そうした首のしこりからがんが見つかることがあるのも事実ですので、脂肪腫だろう自己判断して放っておかず、一度専門の医療機関を受診し確認してみることをお勧めします。早期発見がより治りやすい治療につながりますから。

いびきやめまいで受診する患者さんも多いとお聞きしました。

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不安や睡眠不足、ストレスなどによって耳の内耳という部分がバランスを崩してめまいを感じる場合があります。そうした中には、いわゆるメニエール病の方も多い。頭痛や手足のしびれなどがあれば脳に関する専門の医療機関の受診が必要ですが、ぐるぐると目が回るといったときには耳鼻咽喉科を受診してください。いびきに関しても鼻詰まりが原因の場合があるので、悩んでいる方が相談にいらっしゃいますよ。一般的な耳鼻咽喉科の症状だけではなく、こうした多彩な主訴の方が多いのも、当クリニックならではのことかもしれませんね。

CTなど検査機器も充実していますが、頭頸部がんの早期診断に活用されるのでしょうか?

九州大学病院時代の経験を生かして、正確な診断が行えるようクリニックには珍しくCTやエコー、喉頭ファイバーなど検査機器を充実させています。高精度CTはもちろん頭頸部がんの診断にも活用するのですが、特殊型の副鼻腔炎の診断に必要不可欠。副鼻腔にカビが生えていたり、腫瘍が隠れていたり、または再発が多い好酸球性副鼻腔炎などの病気を正確に診断するためにも設備を充実させることは重要です。さまざまな症状で悩んで来ていただいた患者さんを検査ができないからと大病院にたらい回しにするのではなく、当クリニックで一度きちんと診断して必要があれば適切に紹介し、一日でも早く治療に移行できるようにお手伝いができればと思っています。

患者もスタッフもチームの一員として治療に臨む

患者さんと向き合う際に大切にしていることを教えてください。

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患者さんが何を必要としているのか、何を求めて来院されているのかを常に考えています。加えて症状を緩和するためにはどうすれば良いか、何とか力になれないかという気持ちを忘れずに、一人ひとりと向き合うように心がけています。そのため自分に足りない部分はスタッフにも協力してもらって解決策を模索します。例えば当クリニックでは小児の耳鼻咽喉科も高度な専門性で対応していますが、九州大学医学部の同期であり、小児耳鼻科の専門家である菊池奈美先生に火曜日午後に専門の外来をお願いしています。お子さんの耳・鼻・喉の治療のうち治りの悪いものに関しては、菊池先生と密に連絡をとりながら進めるようにしています。

スタッフ一丸となったチーム医療もクリニックの魅力だと思います。

手前味噌で恐縮ですが、当院の看護師や医療事務などスタッフは非常に優秀で、各種勉強会を通じて病気を一緒に学んでいます。例えば珍しい疾患の患者さんがいらっしゃった場合には、診療が終わった後に実際に画像を見せながらレクチャーしています。実は私はもう一つの仕事として現在でも九大の大学教員をしています。そうすることで私以外のスタッフが患者さんの異変に気づいたり、積極的な問診のヒアリングにつながったり、チームとしての医療を形成していくのです。頼りがいのあるスタッフたちに囲まれ、いつも本当に感謝しています。患者さんやその家族もこと治療に関してはチームの一員。これからも全員で治療に臨むという姿勢を大事にしていきたいと思います。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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最初は小さな症状が一つだったのが、時間がたっていくごとにだんだん増えてきたら要注意です。放置して診断が遅くなると服用薬も増え手術が必要になったり、治療期間も延びてしまいます。場合によってはがんなどの重い病気が隠れていることもあるので、症状が増えたという実感がある際には早めの相談をお勧めします。当院は専門性を生かしたきめ細かな医療を心がけておりますので、長年改善しない副鼻腔炎や中耳炎、アレルギー性鼻炎、めまいやいびき、首のしこりに関してはぜひご相談ください。

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