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小山 綾子 院長の独自取材記事

こやま歯科医院

(京都市山科区/東野駅)

最終更新日:2020/05/26

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東野駅の2番出口から徒歩1分。京都の中心地から山一つ越えた閑静な住宅街に「こやま歯科医院」はある。院内は小山綾子院長自身の出産・育児経験を通した母親ならではの視点が生かされ、主婦層にも通いやすい工夫があらゆるところに見られる。診療時は、口内環境を整えてから治療に移ることを基本方針としている小山院長。患者がイメージしやすいように、説明の際は口腔を身近なものに例えるなど、わかりやすく伝えることを重視する。「悪い部分を治療して終わりではなく、その後のメンテナンスも含めて患者と長く付き合っていきたい」と考える小山院長に、注力する診療内容やクリニックがめざしている姿について話を聞いた。
(取材日2020年3月27日)

将来を考えた治療を提案。時間をかけて患者と向き合う

まず初めに、クリニックについてお聞かせください。

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当院は、夫と2人で運営しています。夫婦で運営するメリットは、2人の考え方と2つの視点で治療を進められるところにあると感じています。一つの症例に対して治療方針の話し合いができますし、時にはセカンドオピニオンとして意見を交換しながら、それぞれの得意分野を生かした診療をしています。また、私自身が母親である目線を生かして、当院は特にキッズスペースにこだわりました。子どもを連れて受診する際に、キッズスペースが備えられているところが少ないと感じたことや、あってもスペースが小さいとみんなが利用できず、結局お母さんが大変な思いをすると思った場面があったんです。そのため当院は7畳ほどの広いスペースを確保し、遊具も豊富にそろえることによって、お母さんが診察室で治療を受けている間もお子さんが退屈せずに過ごせる環境を整えました。

どのような患者さんが来院されますか?

来院される患者さんはファミリー世帯が中心で、年齢層は幅広いですね。中でも多数を占めるのは30~50代で、虫歯・歯周病・噛み合わせなど複数のトラブルを抱えた複合型の方も多いです。診療方針としては、まずゴールを決めてから治療に移りますので、最初に口腔内の全体を把握した上でその方に合った治療計画をご提案させていただきますが、選択するのはあくまでも患者さんご自身です。困っている部分だけを治してほしいという方もおられますので、患者さんの望まれるゴールを最優先にした治療を提供することを大切にしています。また最近では、インプラントを入れた患者さんが寝たきりになられた場合のケアに需要が高まっていることもあり、父の病院と連携した訪問診療も実施しています。

一人ひとりに時間をかけて診療されていると伺いました。

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当院は、患者さんお一人に対して30分から60分の時間をかけて治療を行い、メンテナンスも約45分かけて実施しています。患者さんの口腔内を丁寧に診ていきたい想いが強いため、今後も診療にかける時間を短くすることは検討していません。また、治療はもちろん、歯科衛生士によるクリーニングも担当制を導入しているんですよ。継続して担当すると口腔内の変化がわかりやすいですし、患者さんの安心感にもつなげられていると感じています。歯科衛生士によるクリーニング後は、必ず歯科医師がダブルチェックを行い、気になるところは重点的に確認。見落としを防いで徹底したメンテナンスを提供しています。治療が終わったら通院を終了するのではなく、その後のメンテナンスや自宅ケアの相談も含めて、長く通院していただけるクリニックづくりにつなげていけたらと考えています。

日々のセルフケアが歯周病を改善する鍵になる

診療で心がけていることはありますか?

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歯周病や噛み合わせなど、歯科治療は患者さんと長くお付き合いさせていただくことが多いため、しっかりとコミュニケーションを取って診療を進めることを心がけています。中でも、口腔内のクリーニングは私の基本的な診療スタイルなんです。口腔内に細菌が多い状態で治療しても、良好な口内環境を築くことが難しいので、クリーニング後に治療に移るようにしています。また、当院は歯科医師だけでなく歯科衛生士もルーペを装着し、見落としのない丁寧なクリーニングの提供に努めています。

注力されている診療内容は何ですか?

当院は歯周病ケアに注力しています。クリーニングを徹底することによって口腔内の細菌量を減らし、歯周病の進行スピードを緩やかにすることが可能なんです。そのためにはご自宅での日々のブラッシングが非常に重要ですから、患者さんに合ったブラッシング指導を実施しています。初期の歯周病治療では、歯石や歯垢を取り除くスケーリングを行いますが、それでも改善が見られない重度の患者さんの場合は、外科処置として手術が必要です。しかし、私たちがお手伝いできることは限られています。毎日のセルフケアが歯周病治療に役立つことを踏まえると、患者さんの協力は欠かせません。その旨を治療時に説明させていただき、セルフケアへの意識が変化された方の口腔内には、実際に成果が表れています。

噛み合わせが原因となって歯周病が進行することもあるのでしょうか?

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噛み合わせバランスのずれは歯に影響を与え、その部分の骨がすり減ってしまいます。例えば、畑の大根を引っこ抜くとき、真っすぐに引くとなかなか抜けず、大根そのものを揺らしながら引いていくと、周りの土も同時に斜めに削られていきます。それと同様の現象が、噛み合わせが良くない歯と周囲に生じているわけなんです。負荷がかかる歯の周辺、畑だと大根周辺の土が減ってしまうために、歯がぐらぐらしてしまうのです。この場合は、たとえ歯をきれいに磨いていたとしても、噛み合わせを治さない限りは骨が減少する一方ですから、歯周病治療と同時進行で噛み合わせ治療も行うことになります。

患者と長く付き合える「かかりつけ医」をめざして

お子さんの診療で工夫されていることはありますか?

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歯科医院は音がする機器が多く、口の中という見えないところに器具を入れられることもあって、お子さんだと恐怖心を抱いてしまいますよね。バキュームのように大音量のものは特にハードルが高いので、院内の環境も含めて慣れてもらうためにトレーニングから始めるようにしています。まずはブラッシングやクリーニングから取り組み、ユニットに寝転べないお子さんは座ったままの状態で鏡を見ながらブラッシングをします。だんだん慣れて、お口を開けて治療を受けてくれるようになると、成長を感じて私もうれしくなります。お子さんの治療では女性の歯科医師を希望される親御さんも多いですから、当院の強みの一つになっているかもしれません。

今後の展望をお聞かせください。

開業後3年が経過し、治療が終了した患者さんの定期検診も定着してきました。通常は3ヵ月ごとの受診を推奨していますが、口腔内の状態によっては半年に一度、あるいは高齢でセルフケアが難しい方は月に一度というように、一人ひとりに合わせた通院計画を提案しています。今後はメンテナンスを目的としたさまざまな補綴治療などを提案し、患者さんの選択肢の幅を広げていきたいと考えています。また、歯周病治療も継続して実施したいと思っているため、歯科医師・スタッフのスキルアップも欠かさずに取り組んでいきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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お母さんは子どもの体調不良や病気に敏感ですが、ご自身の通院や受診に関してはどうしても後回しにしがちです。日々の忙しさでクリニックを受診する時間がないために、手遅れの状態にならないよう、当院ではベビーカーのまま入れる広い診療室を設けました。また、年代が上がってくると親の介護で時間が取れない方も少なくありません。ですが、家庭でお母さんが笑顔でないと、きっとお子さんも心配になると思うので、特にお母さんには早めに受診していただきたいですね。私たちがめざしているのは、患者さんと長いお付き合いができるクリニック。治療が終わった後もメンテナンスなどを通して、一生涯通院していただけるようなクリニックを追求し、皆さんの健康を長期的にサポートしていきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/35万円~

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