全国のドクター9,182人の想いを取材
クリニック・病院 158,625件の情報を掲載(2024年4月25日現在)

  1. TOP
  2. 京都府
  3. 京都市伏見区
  4. 伏見桃山駅
  5. 下村哲也内科クリニック
  6. 内視鏡検査と炎症性腸疾患2つの専門性で早期発見、適切な治療へ

内視鏡検査と炎症性腸疾患
2つの専門性で早期発見、適切な治療へ

下村哲也内科クリニック

(京都市伏見区/伏見桃山駅)

最終更新日:2022/06/09

下村哲也内科クリニック 内視鏡検査と炎症性腸疾患 2つの専門性で早期発見、適切な治療へ 下村哲也内科クリニック 内視鏡検査と炎症性腸疾患 2つの専門性で早期発見、適切な治療へ
  • 保険診療

多くの人が経験する腹痛や、便秘・下痢など腹部の不調。症状が続く場合は胃がんや大腸がん、炎症性腸疾患などが隠れていることもあるが、その検査や診断には専門性が欠かせない。「下村哲也内科クリニック」の下村哲也院長は、長らく地域の中核病院で消化器疾患の診療に携わり、内視鏡検査部門の設立や発展にも貢献した消化器内科の専門家。現在は、診療の場を地域医療の最前線に移し、日常的な疾患や生活習慣病とともに専門性に基づく消化器診療を行っている。苦痛の少ない内視鏡検査に注力し、専門とする医師が限られる炎症性腸疾患でも、診断から新規治療薬の導入を含めた高水準の診療が可能だ。そこで同院ならではの検査・診療内容や、地域の医院で専門的な診療が受けられるメリットについて話を聞いた。

(取材日2022年5月27日)

苦痛の少ない内視鏡検査と高い専門性で、消化器がんの予防・早期発見や炎症性腸疾患の適切な診療を追求

Qこちらのクリニックの特徴を教えてください。
A
下村哲也内科クリニック 大規模病院と同水準を意識し、消化器疾患の専門的な治療を届ける

▲大規模病院と同水準を意識し、消化器疾患の専門的な治療を届ける

当院では生活習慣病や日常疾患の診療とともに、消化器内科の専門的な治療を行っています。大規模病院と同水準の内視鏡検査が受けられる点、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患についても専門施設と同等の治療を積極的に行っている点が特徴だといえるでしょう。大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見やポリープ切除などを目的に行われることが多いのですが、炎症性腸疾患に関してもさまざまな情報を得ることができます。消化器がんも炎症性腸疾患も患者さんが増えていますので、開業医院という患者さんが受診しやすい環境で、これまでの経験を生かしながら、より多くの方に適切な診断や治療を届けたいと考えています。

Q内視鏡検査ではどのような点を大事にしていますか?
A
下村哲也内科クリニック 痛みの少ない内視鏡検査にこだわり、研鑽を積んでいる

▲痛みの少ない内視鏡検査にこだわり、研鑽を積んでいる

胃と大腸の内視鏡検査を実施しています。大腸では、がん化する可能性があるポリープの日帰り切除も積極的に行っています。早期に取り除ければがんの予防にもつながるからです。内視鏡検査は、定期的に受けていただいてこそ早期発見に役立ちます。内視鏡を受ける際は特有の違和感や痛みが生じがちですが、「もう二度とカメラはやりたくない」と思わせないように、苦痛の少ない検査をめざしています。経験に基づいた丁寧な内視鏡操作、声かけ、鎮静剤の使用など工夫しています。検査を受ける方の年齢層は10代から90代までと幅広く、京都市以外の遠方から来てくださる患者さんや、ご紹介の方が多いことも特徴です。

Q炎症性腸疾患の診療もされていますね。
A
下村哲也内科クリニック 潰瘍性大腸炎など、専門的治療が必要な病気にも対応

▲潰瘍性大腸炎など、専門的治療が必要な病気にも対応

潰瘍性大腸炎の患者さんは非常に増えていて、ある要人が治療を受けていたことでも注目を集めました。また、数は少ないのですがクローン病も消化管に炎症が起こる病気です。ただ、炎症性腸疾患は消化器内科の中では特殊な疾患で、専門的な診療ができる医師は大規模病院でも多くありません。当院では内視鏡検査から診断、そして通院で可能な治療は積極的に行っています。近年、潰瘍性大腸炎では治療薬の開発が目覚ましく、新しいメカニズムを持つ治療薬も使えるようになりました。若い患者さんも多い病気ですので、「通院に時間を取れない」、「入院治療はできれば避けたい」という声に応えたいという思いから先進的な治療も取り入れています。

Q炎症性腸疾患は、どのような患者さんに多いのでしょうか?
A
下村哲也内科クリニック 早期発見、早期治療が重要な分野だという

▲早期発見、早期治療が重要な分野だという

がんのような悪性疾患は加齢に伴って発症も増えます。潰瘍性大腸炎は思春期の若い患者さんでも見られますし、ご高齢の患者さんもいて、あらゆる年代の方で起こり得る病気です。年齢だけでは判断できませんので、下腹部痛、血便、下痢などが続くようであれば放置せず、受診してほしいと思います。また以前潰瘍性大腸炎の治療をしていたが、症状が落ち着いていて、治療を中断している方も要注意です。潰瘍性大腸炎関連の特殊な大腸がんが生じる可能性があります。また、継続治療しているほうが、がん化率や再燃率、将来の難治率、手術になる率を抑えやすいことも知られています。このような方にもぜひ受診していただきたいと思います。

Q専門的な診療がクリニックで受けられるのはメリットですね。
A
下村哲也内科クリニック これからも幅広い地域ニーズに応えていきたい、と話す下村院長

▲これからも幅広い地域ニーズに応えていきたい、と話す下村院長

規模の大きい病院では診察する医師と検査を行う医師が違うこともあり、その医師の担当日に合わせて受診しなければなりませんが、当院では私が責任を持って診察から検査、診断、説明、そして治療まで対応します。内視鏡検査は土曜日も実施しており、平日受診できない方の予約が多いです。また、生活習慣病などで日頃から通院している方であれば、必要に応じてこちらからも内視鏡検査をご提案できますし、慣れた環境で治療まで完結できるというメリットは大きいと思います。やや敷居が高く感じられる検査や専門的な治療でも、日常生活に近い環境の中で手軽に利用してもらって、早期発見・治療につなげてほしいと思います。

ドクターからのメッセージ

下村 哲也院長

これまでに、30代の方で血便のため検査を受けて進行した大腸がんが見つかった例を経験していますし、大腸がんの前がん病変であるポリープが20~30代で見つかることも増えてきました。下痢などの症状から潰瘍性大腸炎を疑い検査をしたら炎症はなかったけれどポリープが見つかるということもあります。また、胃のヘリコバクターピロリを除菌治療後にしばらく放置していて、久しぶりに受けた胃内視鏡検査で胃がんが発見されることもあります。専門知識と豊富な経験に基づいて、的確な時期に、専門的に内視鏡検査を受けることが、早期発見につながります。検査時の苦痛にも十分に配慮していますので、気になることはご相談いただきたいですね。

Access