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橋本 千尋 院長の独自取材記事

大宮静脈瘤クリニック

(さいたま市大宮区/大宮駅)

最終更新日:2019/08/28

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大宮駅西口から徒歩2分にある「大宮静脈瘤クリニック」は、下肢静脈瘤の診療を専門的に行っているクリニックだ。看護師、スタッフが全員女性というクリニックの内部は、シンプルですっきりとしたインテリアで、通路や各スペースが広く取られていて清潔感のあるつくり。診察室5室、カウンセリングルーム2室、処置室4室が用意され、比較的患者の多い夏場でも、あまり患者を待たせずに済むような体制が整えられている。「悩みの多い下肢静脈瘤の治療はもちろんですが、医師として患者の不安を取り除くのが第一の使命」と語るやわらかな笑顔がすてきな橋本千尋院長に、さまざまな話を聞いた。
(取材日2019年1月24日)

自然治癒が難しい下肢静脈瘤。日帰り手術も

こちらでは下肢静脈瘤を専門的に診療されているそうですね。

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はい、大宮静脈瘤クリニックでは下肢静脈瘤を専門的に診療しています。2016年に開業し、今年で3年目になります。大宮は交通の便がいいので埼玉県内はもちろん、東京都、栃木県、群馬県など広域から患者さんが来院されています。下肢静脈瘤は、医師も含めて医療関係者の間でも認識や知識差がある疾患だと思います。この疾患は、直接命に関わる疾患ではないため、長期にわたって放置され、適切な診療が受けられずに専門的な治療が望めない診療科をいくつも訪れて、お悩みを深くされてしまうといったケースも多く、専門的な治療の大切さを実感しています。私たちもさまざまな活動でこの疾患を知っていただこうと尽力しています。一方で、長年下肢静脈瘤に苦しんでおられた患者さんの悩みが解決された、と喜んでいらっしゃる姿を拝見すると、医師冥利に尽きると言いますか、心からうれしく思います。

どのような患者が多いのでしょうか?

下肢静脈瘤は、重力に逆らって足から上半身に向かう静脈内の血液の逆流を防ぐ働きをする静脈弁が壊れることにより起こる疾患です。足の静脈弁が壊れると血液が逆流し、足の静脈内に血液がたまりやすくなります。その状態が悪化していくと、血液がたまっている静脈の血管が外見からもわかるほどコブ状に膨れたり、クモの巣状に見えたりします。また、足の重だるい感じが長期間続いたり、夜から朝方にかけて、こむら返りの痛みで目が覚めたりするなど、生活の質の低下を招く諸症状が現れることもあります。60代以降の高齢女性の患者さんが比較的多いのですが、美容師さんなど、立ち仕事で移動距離の少ない職業の方も多いですよ。特に男性は足の素肌を露出する機会が少なく、足の見た目を気にしない方も多いため、重症化してから来院される傾向があります。また、下肢静脈瘤は遺伝の影響も強いため、ご家族に下肢静脈瘤を患った経験のある患者さんも多いです。

自然治癒は難しい疾患なのですか?

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残念ながら、下肢静脈瘤は自然には治らない病気です。その上、治療や対処をせず放置をすれば、進行度合いに違いはありますが、時間とともに症状が悪化します。症状としては、常に足が重だるくてつらい、夜明け頃にこむら返りの痛みで目が覚める、足のかゆみがおさまらないなど、直接体感する症状もあります。また、下肢のこぶや潰瘍などが気になって、好きな服装ができない、外出が億劫になったりするなど、見た目の面でつらい思いをすることもあります。以前は入院を伴う手術が主でしたが、現在は症状に合わせて、弾性ストッキングによる対処方法から、硬化療法という注射での治療、カテーテルによる日帰り手術まで、日常生活にあまり影響がない治療が増えてきました。お悩みの際は気軽にご相談ください。大宮静脈瘤クリニックは、予約から診察、処置に至るまでスピーディーに行えるよう体制を整えていますので、気軽に通院していただけると思います。

全スタッフが女性。看護師は弾性ストッキングの専門家

院長をはじめ医師や看護師、スタッフも全員が女性なのですね。

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医師や看護師、スタッフも全員女性で、患者さんが安心できる環境や雰囲気づくりを個々人が意識し、診療を行っているのが大宮静脈瘤クリニックの特徴です。また、すべての担当部署で人員数を確保し、丁寧な対応を心がけています。看護師は全員、弾性ストッキングについて専門の講習を受け、十分な症例数を経験し、ストッキングの適切な選び方から着用指導まで行っています。今後も、患者さんの笑顔のために私たちスタッフも常に笑顔でいられるよう、職場としてのクリニックの雰囲気や環境も、より高みをめざし続けたいと思っています。

医師を志した理由についてお聞かせください。

私が幼い頃、母が病弱で入退院を繰り返していました。私が中学生の時に、母が大きな手術をすることになりました。その時に、私が医師であったならもっと早く母の異変に気づけて治療を開始できたのではないか、もっと母の役に立てたのではないか、と考えたのが一番最初の動機です。その後、医学生として学んでいく中で、患者さんの命を直接救うことができる医師になりたいと思い、救急救命や循環器の分野を志すようになりました。最終的には、突然道端で具合が悪くなるケースがある心臓関係の循環器科へと進むことにしました。

中でも下肢静脈瘤治療を行おうと思われたのはなぜですか?

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循環器内科の医師として外来診療などに携わっていく中で、下肢にこぶやクモの巣状の血管浮腫のある方がとても多いことに気がついたからです。患者さん自身がそのことで悩みがあっても、命に直接関わらない下肢静脈瘤に関しては治療が後回しになる傾向があります。しかし、下肢静脈瘤は命を直接脅かしはしないものの、見た目の悪さに悩む患者さんや、強い不快感をお持ちの患者さんも多かったのです。そんな患者さんたちを何とかして助けたい、と思ったのがきっかけです。下肢静脈瘤についてはもちろんのこと、他分野についても常に最新の医療情報を取り入れて、患者さんに的確な医療をお届けできるよう日々努力しています。

患者の不安を取り除くことも医師としての使命

医師として診療の際に心がけていることはありますか?

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患者さんは、少なからず不安を抱えて来院されていらっしゃいます。ですからまずは、患者さんの話をよく聞いて、できる限り不安を取り除くことを意識しています。下肢静脈瘤の有無にかかわらず、患者さんのお求めになっていることに対してきちんと対処し、下肢静脈瘤であるなら現在どのような症状なのか、どのような処置が今の患者さんに合っているのか、予後はどうかなどをご説明して、患者さんが納得した上での適切な治療を提供することを心がけています。患者さんはご自分の足の症状しかご覧になっていない場合がありますので、健康な方と比較して、客観的に今どの程度の状態なのか、というお話をさせていただくこともあります。

下肢静脈瘤の予防法やご自身が行っている健康法などはありますか?

予防としては、やはりよく足を動かすということが大切ですね。「歩く」ということを意識して日常生活を送っていただくだけでも、大きく違うと思いますよ。そして、何か足に異常や不快感を感じたら早めに受診なさってください。私自身の健康法は、毎日片道約8kmほどの距離を自転車通勤していることでしょうか。あとは玄米を中心とした和食の献立を主にしていることですね。休日は2人の子どもの相手や、たまった家事をこなすことで終わってしまうのですが、趣味のピアノとギターの上達もめざしたいところですし、大好きな旅行もまた行きたいですね。子どもの受けは悪いのですが、私は国内外問わず遺跡巡りが好きなので、次はどこの遺跡に行こうか思案中です。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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下肢静脈瘤は残念ながらまだまだ認知度の低い疾患です。お近くのクリニックにかかられても、納得のいく医療を受けることができなかったという方もいらっしゃると思います。見た目や感じられる症状の重さと、実際の症状の重さが必ずしも一致しないのも下肢静脈瘤という病気の特徴ですので、まずは専門的な知識を持つ医療機関を受診されることが重要になってきます。先ほども申し上げましたが患者さんの不安を取り除くことが、私たちの大切な仕事です。気になる症状がある方はもちろんですが、特に見た目は何ともなくともご自身が気になることがありましたら、ぜひお気軽にご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング(保存療法の場合)/7000円~

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