女性の気持ちに寄り添い
目標をもって治療する女性泌尿器トラブル
やすだ泌尿器科クリニック
(門真市/古川橋駅)
最終更新日:2024/01/05


- 保険診療
頻尿や尿漏れ、下腹部の違和感や痛みなど、人には言いづらい症状を抱えて悩んでいる女性は意外に多いもの。専門である泌尿器科を受診したいが、なんとなく不安や抵抗感があり、生活上の不便さを解消できないまま悪化させているケースも少なくないという。こうした現状に対し、女性の受診のハードルを下げる工夫を重ねて改善へとつなげているのが「やすだ泌尿器科クリニック」の安田宗生院長。詳しい検査や診断、フレキシブルかつ根気強い治療提供に加え、女性患者の気持ちに寄り添った診療スタンスで幅広いニーズに応えている。そんな安田院長の解説で、泌尿器科ではどのような流れで治療を進めていくのか、同院ならではの診療の特徴を含めて詳しく追ってみた。
(取材日2023年11月29日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q女性の泌尿器科受診では、どのような相談が多いですか?
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A
まずは細菌によって膀胱に炎症が起こる膀胱炎で、女性は尿道が短いことからなりやすいといわれています。次に頻尿ですが、原因の代表は過活動膀胱と低活動膀胱。過活動膀胱は膀胱が硬く敏感な状態となり、尿が少したまっただけで尿意が起こります。一方の低活動膀胱はその逆で、常に膀胱に尿がたまっているため、すぐに満タンになってトイレへ行きたくなります。いずれも加齢による膀胱の衰えや出産、疲れやストレス、ホルモンバランスの崩れなどが複合的に影響すると考えられています。あとは残尿感や下腹部の痛みを伴う慢性骨盤痛症候群、くしゃみや重たい物を抱えた時に尿漏れを起こす腹圧性尿失禁なども女性特有の症状といえるでしょう。
- Qどのようなタイミングで受診すべきでしょうか?
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A
たかが頻尿と放置していると病状はますます慢性化し、薬の効果が望みにくかったり、膀胱や腎臓などの機能に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。自覚症状があれば、とにかく早期のうちに泌尿器科を受診して検査を受けることが重要です。早めに診断をつけて薬物治療やトレーニングを行っていけば、多少は時間がかかっても改善が期待できますし、慢性化を防ぐことにもつながります。泌尿器科の女性医師はまだまだ少なく、探しているうちに悪化させてしまうのは残念なこと。当院の医師は男性ですが、診療で怖がらせるようなことはありません。また女性スタッフが親身にフォローしますので、ぜひ早期のうちに受診していただきたいと思います。
- Q女性が受診しやすい配慮や工夫について教えてください。
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A
当院ではまずプライバシーに配慮し、待合室の奥に女性専用のスペースを設けて目立ちにくくしています。患者さんをお名前ではなく、番号でお呼びするのもその一環ですね。また待ち時間にリラックスしていただけるよう、待合全体の照明をやや落とし、壁には観葉植物を並べています。検査や診察へのご案内は、女性スタッフが丁寧に対応。男性の私も診療の際には特に注意して、優しく接するよう心がけています。とにかく泌尿器科の受診のハードルを下げ、少しでも多くの皆さんに受診につなげてもらえればという思いですね。多くの女性が同じようなことで悩み、当院に足を運んでくださっています。どうぞ安心してご相談ください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診
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最初に問診票に記入。それをもとに診察室にて医師と面談し、症状についての問診やチェックを受ける。症状が出たのはいつ頃からか、頻尿なら一晩での回数はどれくらいかなど、恥ずかしがらずに現在の状況をなるべく細かく伝えることがスムーズな治療へとつながっていく。基礎疾患や既往歴から判断できるポイントもあるため、ある場合は自分勝手に省略せず、しっかり申し出ることが重要だ。
- 2検査で尿路や膀胱の状態をチェック
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必須となるのは尿検査とエコー検査。陰部を直接見ることはほとんどありません。まずはトイレで採尿し、尿中に含まれる糖やタンパク、潜血の有無から尿路の状態を調べる。同院のトイレは尿流量測定装置を搭載し、膀胱のさまざまな機能をチェックできる。エコーは3〜5分程度で、画像を見ながらその場で説明が可能。必要であれば腹部エックス線検査や紹介病院でのCT検査を行い、すべてのデータがデジタルで一元管理される。
- 3治療計画の立案
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検査によって一通りの診断がつけば、症状や疾患に合わせた治療計画が医師によって立てられる。その間、薬を飲んだり排尿日誌をつけたりして過ごし、再受診時に経過判定を受けることも重要なプロセス。結果を踏まえた上で、薬の種類や量、膀胱訓練をはじめとするトレーニングの導入など、将来をイメージした治療を繰り返し行っていくことになる。
- 4治療のポイントは根気強く継続すること
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過活動膀胱には膀胱の収縮を抑えるための薬などが用いられるが、薬はあくまで補助的なもので、尿トラブル治療のメインとなるのは膀胱訓練や骨盤筋肉トレーニング。尿意を感じてもすぐにトイレに行かずに我慢をして、膀胱に尿をためる習慣を続けることが大切だという。「こうした訓練は目的意識を持って臨むことが何より大切」と安田院長。排尿管理をしながら、諦めずに根気強く続けていくことが改善・完治につながると考えよう。
- 5治療の終了
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症状が緩和し、特に支障なく安定しているようなら治療は完了。その後は無理に通院する必要はなく、普段の生活を続けていく。同院ではずるずると薬を出し続けるようなことはせず、患者の自己管理と判断に任せるという。ただし、もし再発や気になることがあれば、ためらわず再受診して医師の判断に委ねること。そのためにも、最初から信頼できる泌尿器科クリニックを見つけておくことが何より大切なポイントとなる。