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安田 宗生 院長の独自取材記事

やすだ泌尿器科クリニック

(門真市/古川橋駅)

最終更新日:2020/08/03

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京阪本線古川橋駅から徒歩6分。大きなガラス張りの建物、古川橋メディカルプラザの3階に「やすだ泌尿器科クリニック」がある。木目調で統一されたスタイリッシュな院内には、たくさんの観葉植物が置かれ、リラックスできるような雰囲気になっている。また、泌尿器科に抵抗を感じる女性も安心して通えるようにと、女性専用の待合スペースがあるのも特徴だ。院長の安田宗生先生は、泌尿器科に関する全疾患を診たいという強い思いで、あえて泌尿器科だけを標榜するというこだわりで診療している。「すべての患者さんを満足させたい」と語る安田院長は明るく気さくな人柄でたくさんの患者が頼るのもうなずける。そんな安田院長に泌尿器科専門のクリニックを開業した経緯や、診療に対するこだわりまで幅広く話を聞いた。
(取材日2018年5月15日)

慣れ親しんだ京阪沿線で泌尿器科専門のクリニックを

まず、医師をめざすようになったきっかけを教えてください。

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私の父は自営業で土木関係の仕事をしていましたので、自分も将来は土木関係の仕事に就くのかな、と漠然と思っていました。高校卒業してから医学部に進学するまでに浪人しているのですが、実は1浪のときまでは働いていたんですよ。どうしてそこから医療の道をめざしたかというと、子どもの頃からとにかく犬や猫などの動物が大好きで獣医師をめざそうと志したのがきっかけなんです。獣医学部をめざして勉強していたのですが、いろいろと考える機会があり、医学部進学を決めました。

たくさんある科の中でどうして泌尿器科を選ばれたのでしょうか?

泌尿器科は外科でもあり、内科でもあるのが自分の性分に合うなと思い選びました。手術をたくさん経験したいという思いが強く、がんをはじめとするさまざまな疾患の手術ができる点、また、透析関係もありますので内科的疾患も診れます。どちらもバランスよく経験できるのが泌尿器科だなと思い選びました。

勤務医時代の印象深いエピソードを教えてください。

とてもショックで忘れられないのが、入院していた高齢の患者さんのことです。入院中に尿路感染を起こして体調を崩されたんです。私自身、担当した患者さんは、良くなるまで責任を持って治療をしたいという強い思いで臨んでいます。「ちゃんと治るから大丈夫だよ」と患者さんに声をかけていました。しかし症状が悪化して、結果的に髄膜炎を起こして数日で亡くなられてしまったんです。その時に自分の医師としての言葉の重みをひしひしと感じました。「もっとできることがあったのではないか」と今でも考えることがあります。あれから、絶対に医療をあなどってはいけない、と強く感じています。

以前から、いつかは開業しようと考えておられたのでしょうか?

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そうではないんですよ。手術が好きだったので大きな病院で勤務医としてずっとやっていくのもいいな、と思っていました。でも経験を積んでいくにつれて、幼少の頃から慣れ親しんだ京阪沿線で、ちょうどタイミング的にもご縁があり開業を決意しました。開業するからには専門性を大切にし、泌尿器科の専門家として地域の患者さんの泌尿器科に関する全疾患を幅広く診れる医院をめざしました。

泌尿器科へ抵抗を感じる女性も安心できる空間を

とてもスタイリッシュでおしゃれな内装ですね。

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内装はこだわったところです。泌尿器科というとどうしても受診をためらわれる方が多いと思います。ですので、少しでも患者さんにリラックスしてもらえるよう、アットホームで落ち着ける空間を意識しました。緊張した気持ちを和ませられるように観葉植物をたくさん置いて少しでも緑を感じられるように、また木目調で統一し、温かみのある空間をイメージしています。女性専用の待合スペースを作ったところもこだわりです。特に女性の患者さんは泌尿器科への受診に抵抗をお持ちの方が多くいらっしゃると思います。受診される方の6割は男性なのでその中で診察を待つのに不安感を持っている方も多いと思い、女性専用の待合スペースを作りました。

受診される患者さんの症状と、どんな検査を行うのかを教えてください。

きっかけは頻尿、尿漏れ、残尿感など排尿のトラブルで受診される方が多いですね。まずは尿検査をし、顕微鏡で尿の汚れの程度や、血尿がないかなどをしっかりと調べて診断をします。それ以外に熱がある場合などは血液検査を行ったり、尿が出にくいなどの症状の場合は尿流検査を行ったりもしますが、基本的にはまず尿検査が第一ですね。

泌尿器科専門のクリニックとしての特徴を教えてください。

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泌尿器科専門として幅広く検査できるように、設備を整えています。例えば、頻尿、尿漏れ、前立腺肥大などの症状のある患者さんの膀胱の状態を調べる検査として、尿流測定検査があります。一見普通のトイレなのですが、排尿するだけで、どのくらいの尿量が出ていて、膀胱にどれくらい尿をためられているか、がデータで出るようになっています。患者さんの立場になると視覚的にデータがわかると納得しやすいと思うんですよね。他にも症状に合わせてレントゲンや内視鏡の検査も可能です。少しでも気になるようなことがあってお悩みの方は、一度泌尿器科専門の医師にご相談ください。

30年後も根強く愛されるクリニックをめざして

子どもの夜尿症で来院される親御さんも多いそうですね。

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お子さんの夜尿症の原因の1つ目は、膀胱の機能が弱っているかどうか、そして2つ目は、夜間に多く分泌される、おしっこを作らないための抗利尿ホルモンが足りないか、の2つの原因がほとんどです。エコーで腎臓と膀胱の検査をし、膀胱の機能を回復する薬や、ホルモン剤を処方して様子を見ていきます。膀胱はとても繊細な臓器ですので、保護者の方にも、お子さんが過剰に反応しすぎないように落ち着かせてあげましょうね、とアドバイスさせていただいています。夜尿症というと以前は薬で治療しなくても成長とともに治るから、様子を見ようといわれていました。でも最近ではお子さんにもプライドがありますし、自尊心を高めてあげると早く治る傾向がありますので、投薬治療をするのが一般的になってきていますね。

最近では男性の更年期障害の認知度が高まってきましたが、こちらではいかがでしょうか?

そうですね。テレビなどでも取り上げられる機会が増えたためか、倦怠感や急な発汗などの悩みで来院される方が増えました。泌尿器科と心療内科との境目がとても難しいのですが、まずはホルモンの検査をして男性ホルモンの一つであるテストステロンが問題なければ、心療内科へご案内します。テストステロンの値が低い場合は、注射と投薬で治療することが多いです。注射の頻度は2週間に1回程度でだいたい4、5回目から変化を感じる方もいらっしゃいます。いつまで治療を続けるのかはあくまでもご本人さんの満足度によりますので、患者さん一人ひとりと相談しながら納得のいく治療を心がけています。

診療において意識していることや、今後の展望をお聞かせください。

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必ず診療の前と後に立ってあいさつすることを心がけています。そして患者さんがちゃんと納得してくれているか、反応をしっかりと見るようにしています。患者さんが治療に納得できていないな、と少しでも感じたら何度でも納得していただけるまでわかりやすく説明することを大切にしていますね。どんな時でも思いやりの気持ちを忘れないように接していきたいと思います。患者さんにもお伝えしているのですが、泌尿器科の治療は根気です。投薬治療でも継続することがとても大切なのでしっかり一緒に頑張っていきましょう。今後は泌尿器科への敷居を少しでも低くし、20年、30年後も地域の皆さんに長く愛され、ここに「やすだ泌尿器科」ありき、だと言っていただけるように地域に根差したかかりつけ医として尽力していきたいと思います。

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