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不妊治療を始める前に知りたい基礎知識と
夫婦で行うべき事前準備

赤坂レディースクリニック

(港区/赤坂駅)

最終更新日:2020/05/11

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不妊治療を受ける患者が増加している現代において、事前に正しい知識を身につけておくことは有意義であり、いざ自身が不妊治療を受けたいと考えた時にも大いに役立つだろう。初めにクリニックを受診するのは女性が大半だが、不妊の原因が男性側にあるケースも少なくない。男性側が協力的であればあるほど、結果的に不妊に悩む時間を短縮することができるそうだ。不妊治療専門クリニックである「赤坂レディースクリニック」の下川理世院長は、「不妊治療に関わるすべての人の努力なしには妊娠は成立しない」と語る。そこで、妊娠・出産といったライフプランを夫婦で立てていく重要性や、治療を始める前から意識すべきこと、実際の検査や治療の流れなどを下川院長に詳しく聞いた。(取材日2020年4月16日)

スムーズな治療のためには夫婦間の相談が不可欠。認識をそろえて検査や治療に臨むことが妊娠への近道に

Q不妊治療を始める前に、行っておくべきことはありますか?
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▲夫婦で話し合うことが大事

不妊治療において特に大切なことは、事前にご夫婦で今後のライフプランを相談しておくことです。患者さんの中には、パートナーに相談せずお一人で受診される女性の方が多くいらっしゃいます。しかし、不妊治療には夫婦の協力が不可欠ですので、家族の在り方や子どもを授かることについてしっかり話し合った上で治療に取り組んでいただきたいと思います。また、妊娠しやすい体をつくるため、患者さん自身で日常生活を見直すことも重要です。バランスの良い食事、ストレスをためない生活、十分な睡眠、禁煙などを心がけ、それでも妊娠に至らない場合に受診したほうが、とりあえず受診して検査を受けるよりも治療がスムーズに進みやすいと思います。

Q不妊治療の検査には、どのようなものがありますか?
A
2

▲しっかりと検査し、今後の治療に生かす

女性側の基本検査では、生理周期におけるさまざまなタイミングで複数回検査を実施します。その種類は特定の時期におけるホルモン値の測定、卵管の通過性、つまり卵管が詰まったり狭くなったりしていないかを調べる子宮卵管造影、排卵日の予測に必要な卵胞の大きさを測る超音波検査など多岐にわたります。さらに血液検査によって、妊娠に影響を与える甲状腺ホルモンのバランスや、卵巣予備能といわれる卵巣内の卵子数の目安、風疹への抵抗力、クラミジア感染症の有無など、前もって知るべき情報を調べていきます。男性側は精子の異常を調べるための精液検査が一般的ですが、当院では院内感染防止のため、血液検査も実施させていただいています。

Q男性の不妊検査についても教えてください。
A
3

▲夫婦で不妊治療に取り組む必要がある

女性側だけでなく、男性側に不妊の原因がある場合も少なくありません。初めに女性側が一連の検査を受け、結果が出てから時間差で男性側も検査を受けるケースが多いのですが、できれば男性側にも早めに検査を受けていただいたほうが、より早く原因を突き止められるでしょう。ただ実際は、「いつかは妊娠できるだろう」と考えている男性側と、なかなか結果が得られずに年を重ねていく女性側とで、不妊に対する考え方にずれが生じている場合が多いです。いきなりご夫婦で受診するのはハードルが高いので、当院ではまず女性側にカウンセリングを実施し、ご夫婦で相談する時間をきちんと取ってから、後日一緒に来ていただくようにご案内しています。

Q検査後はどのように診療が行われるのでしょうか?
A
4

▲その人に合った治療を行う

検査時に異常が見つからず、排卵やホルモン量、卵管や精子の状態にも問題がない方はタイミング法からスタートします。これは排卵日を特定し、妊娠しやすい期間に性交渉を持つように指導する方法です。タイミング法で妊娠が成立するケースでは半年ほどで結果が出ることが多いといわれ、半年たって妊娠に至らなかった場合は排卵誘発法にステップアップし、それでも結果が得られなかった場合は人工授精に移行します。逆に、何らかの異常が見つかった方には原因に応じた治療を実施します。例えば卵管の通過性が悪い場合は体外受精、精子の数が少ない、または運動率が低い場合は人工授精など、それぞれに適した方法があります。

Q不妊治療を始めるタイミングが気になります。
A
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▲不安なことがあれば相談してほしいと院長は話す

不妊症の一般的な定義は、生殖年齢にある男女が妊娠を希望して性交渉を持っているにもかかわらず、1年以上妊娠に至らない状態とされています。この1年というタイミングが一つの目安になりますが、私はそれよりも前に、ご本人たちが希望した段階で治療を始めるのが良いと考えています。不妊の原因はさまざまで、中には検査を通して治療が必要な疾患が見つかるケースも存在します。その事実を早く知ることができれば治療期間を短縮できる可能性があり、妊娠への近道ができるのです。そのため生活習慣を見直し、タイミングを図って性交渉に臨んでいるものの、数ヵ月たっても妊娠が成立しなければ1年待たずに受診することをお勧めします。

ドクターからのメッセージ

下川 理世院長

不妊治療は行えば全員が妊娠できる治療ではなく、治療に関わる人全員が本気で取り組んでこそ結果が出るものだと考えています。私たちが行えるのはあくまで妊娠のための手助けであり、中には治療で解決できない問題もありますので、ご夫婦で一緒に考え「夫婦でどうしたいのか」を事前にじっくり話し合うことが重要です。お互い前向きな気持ちで不妊治療を開始することが、より早い不妊の原因特定や妊娠成立につながるでしょう。治療を行うにあたり、事前に必要なことや具体的な検査・治療の流れなどは当院の「妊娠についての不安や悩み相談室」でもお話ししておりますので、不妊治療に対する不安や疑問をお持ちの方はぜひお越しください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

体外受精/1回3万5000円(基本料金)※成功報酬制のため成功した場合は別途費用が追加となる場合があります、人工授精(AIH)/2万5000円、排卵誘発法/1000円~※変動する場合がございます。

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