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伏原 豪司 院長の独自取材記事

脳神経外科ブレインピア坂戸西

(坂戸市/坂戸駅)

最終更新日:2020/10/21

180457

のどかな風景が広がる坂戸市入西地区にあるブラウンの広々とした平屋の建物が「ブレインピア坂戸西」だ。脳神経外科の専門的な診療に取り組む同院の伏原豪司(ふしはら・ごうじ)院長は、埼玉医科大学国際医療センターとその関連病院で脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷、てんかんなど脳疾患治療全般に幅広くあたってきた。同院でも、その豊富な知識と経験を生かしながら地域における脳卒中の予防や早期発見、早期治療、治療後のフォローに力を入れている。「検査をして、何もなくて良かったですね、で終わるのではなく、患者さんが訴えている症状の原因までしっかり診ていくことを大切にしています」と話す伏原院長に、同院のことについて話を聞いた。
(取材日2019年12月5日)

幅広い頭の病気や症状を専門的に診療

クリニックを紹介していただけますか?

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ここからそう遠くないところに、脳卒中の治療を行っている埼玉医科大学国際医療センターがあるのですが、そちらで手術前や手術後にフォローができるクリニックが不足していたんです。それで、同センターの栗田浩樹教授が、しっかりとできる連携クリニックを作りたいということで、茨城県を中心に脳神経外科クリニックを展開するブレインピアグループと相談をして、立ち上げたのが当院になります。ですから、当院では同センターで脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの手術を受けて退院をした方や脳卒中のリスクである生活習慣病の方を診て、必要なときには同センターなどに紹介するのが主な目的となっています。現在は、当院の患者さんを手術する際に、私が同センターで手術の手伝いに行くこともあるんですよ。また、非常勤で同センターの脳卒中外科、脳卒中内科、脳脊髄腫瘍科から専門の医師にも来ていただいて、脳に関する病気を幅広く診療しています。

どのような患者が訪れていますか?

受診のきっかけは、頭痛やめまい、手足がしびれる、口が上手く回らない、物忘れなどの症状が多く、ほかに頭を強く打ったなどの外傷も診させていただいています。高齢者が多いのですが、隣に小学校、近くには保育園もありますので、最近ではお子さんもいらっしゃいます。お子さんの場合は、親御さんが目を離した隙に階段から落ちたとか、転んで頭を打ったという場合や、お子さんでも頭痛に悩んでいる方も少なくないですね。また、近隣のクリニックから頭の検査をしてほしいと紹介で来られる方もいます。埼玉医科大学国際医療センターで手術を受けた方のフォローもしていますが、比率で言うと、生活習慣病など脳卒中の予防で通院している方のほうが多いですね。

力を入れていることは何ですか?

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脳卒中の予防です。脳卒中は、起こしてしまうと重いまひを残してしまうなど日常生活に支障が出ますし、その結果、家族の方の負担が増えてしまうたいへんな病気です。ですから、脳卒中を起こしたときの手術や治療も重要ですが、そうなる前にしっかりと予防することが非常に大切なのです。その中でも最近、特に高齢者で増えているのが、隠れ脳梗塞です。脳梗塞までは行ってないけど血の巡りが悪くなっているところが見つかる方が結構いらっしゃるんです。隠れ脳梗塞がある方は、やはり生活習慣病やそれに伴う動脈硬化、頸動脈の狭窄がある方が多いですから、生活習慣病の治療をしっかりと行い、本当の脳梗塞を起こさないようにしたり、これ以上、隠れ脳梗塞を増やさないようにしたりすることが必要です。そのため、投薬や栄養指導、定期的なMRI検査などもしながら、しっかりとフォローしていくようにしています。

何もなくて良かったですねでは終わらせたくない

ほかにはありますか?

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脳ドックです。先ほども話したように脳卒中は予防が重要ですし、隠れ脳梗塞があっても、何の自覚症状がない方がほとんどなのです。そして、隠れ脳梗塞がある方は脳卒中の予備軍ですから、自覚症状がなくてもMRIなどで脳の検査を受けておくことは、非常に大切なのです。それにくも膜下出血は、MRI検査などで脳動脈瘤を見つけて、それが破裂しやすい形であれば手術で破裂しないように、つまり予防ができるのです。ですから、そういう方々を早めに見つけて、今後、脳卒中にならないようにフォローさせていただくことは、重要なことだと考えています。

物忘れの診療も行っているのですね。

物忘れを専門とする外来は、基本的に神経内科の先生に診ていただいてますが、私も普段の外来診療の中で、物忘れが主訴の方を診させていただいています。物忘れの場合は、まずは簡易的な知能検査をしてから、MRIを用いた脳の海馬の萎縮を診る検査などを行なって診断していきます。認知症の診断は、検査の一つで異常があったからといって認知症とは決められないなど難しいところがありますが、当院ではそれらの検査結果や症状などを総合的に判断するようにしています。そして、認知症だと診断されれば、進行を遅らせる薬を処方したり、薬を出すほどでなければ、なるべくみんなと一緒に外出しましょうとか、テレビを観ましょう、新聞を読むようにしましょうなど、普段の生活で頭を使うようにしましょうという話をさせていただいたりしています。

診療の際に心がけていることを教えてください。

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理念に「Heartful・Brain・with・Smile」と掲げ、スタッフも含め笑顔で、受診しやすい環境にすることを心がけています。頭に心配や症状があって来た患者さんに検査で何もなくても、「何もなくてよかったですね」で終わらせないようにしています。例えば、めまいに関して脳が原因でない場合には、耳に原因があることが多いのですが、重心動揺計で鑑別し、耳が原因で起こっているめまいに関しては、耳鼻咽喉科を紹介するようにしています。また、最近の頭痛の原因としてすごく増えているのがストレートネックという現代病です。普段の姿勢の悪さやスマートフォンの見過ぎ、長時間のデスクワークなどが原因となり首の骨の自然なカーブがなくなってしまうことで、肩や首の筋肉に負担がかかり、緊張型頭痛、いわゆる肩こり頭痛が起こると言われています。ですから、頭だけではなく、ほかの原因もしっかりと診るということは大切にしています。

症状が脳に関係あるかは気にせずに受診してほしい

先生は、なぜ医師を志したのですか?

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実家はまったく医療関係でなく、父はインターネット関係の仕事をしていましたので、高校2年生の頃までは、私もインターネットや工学、情報処理などの道に進むのかなと漠然と思っていました。しかし、その頃に祖父が脳神経の病気をして、しかも比較的珍しい、積極的な治療法も乏しい病気だったんです。現代でも、そういった病気があるんだと驚きましたし、正直悔しい思いもあって、それで高校3年生の1月に医学部に行くって決心したんです。周りは、すごくびっくりしていましたけどね(笑)。

どのようにリフレッシュしていますか?

家族と過ごすことですね。子どもが3人いるのですが、長女が生まれた時から写真を撮るようになって、子どもたちの成長を写真に収めるのが楽しいですね。つい先日は、年賀状用の写真を撮りました。あとは、当院に来てからですが、ジムに通うようになりました。患者さんを診るのに自分が不健康ではいけませんし、私に何かあったら、病院が回らなくなってしまいますから、自分の健康には気をつけるようにしています。ジムでは、結構走っていますね。実は、当院のスタッフの何人かが、地域のマラソン大会や駅伝に出ているんです。それで、院長としては出ないわけにはいきませんから(笑)、それで走るようになりました。来年の2月にある大会には、みんなで出る予定です。

今後の抱負とメッセージをお願いします。

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繰り返しになりますが、予防に力を入れて行きたいですね。栄養指導も私が来てから始めたのですが、ほかにも予防に関することを、もっと充実させていきたいと考えています。そして、いずれは脳卒中後のリハビリテーションにも取り組んでいければ良いなと考えています。また、現在はMRIやCTの検査が混雑していて患者さんをお待たせしている状況なので、設備的にも、より充実させていきたいですし、近隣のクリニックとの関係も、もっと深めていきたいと考えています。皆さまには、脳卒中にならないことの大切さをぜひ知ってほしいと思います。そして、この症状が脳に関係あるのかなどと気にすることはまったくありませんから、何か心配なことがあるときには、いつでも受診していただけたらと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

脳ドック/1万2000円~
帯状疱疹ワクチン/8000円~
※税込み

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