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平本 裕盛 院長の独自取材記事

平本眼科クリニック

(大阪市平野区/加美駅)

最終更新日:2022/07/15

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大和路線・加美駅から徒歩6分の好立地、かつ2台分の駐車場も備え、誰もがアクセスしやすい「平本眼科クリニック」。大学病院で眼底疾患の診療・手術を中心に研鑽を積んできた平本裕盛(ひらもと・ゆうせい)院長が、子どもの頃に過ごした思い出の町で、地域医療に貢献すべく2015年11月に開業した。大学病院と同レベルの医療機器を備え、広い手術室では白内障や緑内障の日帰り手術も行っている。「関わる人すべてを笑顔に」を合言葉に、患者一人ひとりに合わせて寄り添う平本院長に、開業までの経歴や開業の経緯、注力する白内障の日帰り手術と緑内障診療、自慢のスタッフ、待ち時間対策について幅広く話を聞いた。

(取材日2022年6月25日)

思い出の町で開業。培ってきた経験を地域のために

先生のご経歴と、2015年の開業に至った経緯を教えてください。

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大学卒業後は関西医科大学眼科学教室に入局。その後、倉敷中央病院、市立吹田市民病院、大阪府済生会野江病院、関西医科大学附属枚方病院、関西医科大学総合医療センターに勤務し、白内障や緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、ぶどう膜炎など幅広い眼科疾患の診療・手術を中心に研鑽を積んできました。医師としての実力もある程度熟してきたかなと自他ともに思えるタイミングで、大学で得た知識を地域の方々にお返しすることで、地域医療に貢献したいと考え開業を決意しました。実はクリニックがあるこの場所は私が小学校3~4年生の頃に住み、通学していた土地なんです。子どもの頃にお世話になった方々に恩返しできる絶好の場所だと思い、この加美を選びました。

数ある職業から医師、多くの診療科から眼科を選んだのはなぜですか?

医師になろうと思った理由は、自分自身の手で人を治すということに魅力を感じたからです。夢を実現するには手術を行う外科系の診療科がいいだろうと考えていたところ、全診療科を回る学生実習時に、顕微鏡下で行う、美しく洗練された眼科手術に出合ったんです。さらに患者さんにとっても術後の症状改善・緩和など期待できる治療結果がわかりやすく、医師にとっても「うれしい」と感じられる反応が返ってくる仕事であることにやりがいを見出し、眼科を選びました。きっかけとなった手術を執刀していた先生は、現在も時々当院に来て手術を執刀していただくなど、お世話になっています。開業してからも間近でその手技を見ることができるのは、とても勉強になります。

病院勤務時代と開業された現在では、診療に変化はありますか?

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大学病院にいらっしゃる患者さんは紹介により受診される方がほとんど。私個人を選んでご来院されるわけでなく「関西医科大学附属病院」に来ているため、患者さんとのコミュニケーションよりも「治すことこそが至上命題」という空気の中で診療にあたっていました。しかし開業後は、疾患としてはそれほど重くないけれど長く通い続けてくださる患者さんも多く、より深いコミュニケーションが求められます。中には「先生の顔を見るだけでも安心できる」と言ってくださる人もいて、大学病院勤務時代とはガラリと環境が変わりましたね。一方、検査や手術に必要な医療機器などは、大学病院で使用していたものと同レベル以上のものを導入、常にアップデートしています。

白内障・緑内障に注力。レーザー治療や日帰り手術も

力を入れている診療は何ですか?

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眼科全般の一般診療やレーザー治療に加え、日帰りの白内障手術には特に力を入れています。大学病院時代にはさまざまな疾患の手術を手がけていましたが、クリニックでそれを行うとなると、そもそもの症例数が少なかったり、設備や機材の問題があったりして難しいのが実情です。ですが、日帰りで行える白内障手術は、患者数もとても多く、「たくさんの患者さんを治す」という目的の上では非常にやりがいのある手術なので、当院でも力を入れています。白内障は60代ぐらいから少しずつ現れ始めることが一般的で、見えにくい、まぶしいといった自覚症状が出てくるまでに時期的な隔たりがあります。60歳を過ぎたら定期的に検査を受けることをお勧めします。

緑内障の患者さんも非常に多いと聞きます。

大学病院時代に師事した教授の一人が緑内障を専門としていたため、緑内障診療にも専門的に取り組んできたという自負があります。緑内障は脳から目に伸びる視神経が徐々に減っていくもので、その進行を抑制するために眼圧を下げ、目の硬さをやわらかくするための治療を行います。基本的には点眼治療となりますが、当院では緑内障のレーザー治療や、日帰りによる低侵襲手術も導入しています。特に手術は、機材面の負担からこれまでクリニックでの実施は困難だったものの、新しい手術法の誕生により病院勤務時代に培った緑内障手術の経験が再び生かせるようになりました。現在も勉強会に積極的に出席し、検査機器や経過観察方法など進化する緑内障治療の知識を常に更新しています。

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

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「当院に来られた方には、笑顔になって帰ってもらいたい」と常に考えています。患者さんは病気でご来院されるため、とても難しいことかもしれませんが、例えば毎月の定期通院でも「今日も来て良かった」と思ってもらえるように気を配っています。また病状のご説明などでは、患者さんの目をしっかり見るのはもちろん、その方の理解度を考えながらお一人お一人に合わせた言葉を選んでお話ししています。その際には眼球の模型や画像を用いた説明も重視していますね。特に患者さんご自身の検査画像を見せると、言葉よりも伝わりやすいだけでなく、自分の病気について「気をつけよう」という気持ちも強くなると感じています。

自慢のスタッフとともに、関わる人すべてを笑顔に

先生ご自慢のスタッフさんについてもぜひ教えてください。

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当院は2015年の開業当初から勤務してくれているスタッフも数人います。特に自慢なのは、未経験から始めた人ばかりだったにもかかわらず、立派な眼科スタッフへと成長してくれた点です。眼科検査など難しい業務もあると思うのですが、もともと知識ゼロの時点から一生懸命覚えてくれて、当院の方針や私のやり方をしっかり覚えて仕事をしてくれています。これには感謝しかないですし、同じ開業医の先生方にもよく自慢しています(笑)。スタッフたちには、患者さんはもちろん宅配や業者の方、同僚も含め「関わる人すべてを笑顔にできるように心がけましょう」と伝えてきました。自分が相手を笑顔にすれば、相手もきっと自分を笑顔にしてくれるという考えを実践した結果、今とても楽しい職場ができたなと感じています。

待ち時間対策、院内のこだわりの設備についても教えてください。

人混みを避けたい、待ち時間が苦痛という患者さんのために、新型コロナウイルスの流行をきっかけに「電話呼び出しサービス」を始めました。すぐに戻って来られる場所にいらっしゃることが条件になりますが、順番が来たら携帯電話に連絡するサービスです。院内の密を回避できますし時間を有効活用していただけます。また初診の患者さんがあらかじめ電話で予約することで、検査・診察が最優先で受けられる「初診予約」も用意しています。院内設計は先輩開業医師のアドバイスを受け、車いすの取り回しなども十分に確認しながら、数cm単位で微調整を繰り返しました。待合室は患者さんが窮屈な思いをしないようにできるだけ広くとり、長いスロープは高齢の方でも楽に上がれるかなり緩やかな傾斜にしました。また今後もさらに対応可能手術を増やしていきたいと考えているため、機材搬入に困らないよう手術室も広くしました。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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ウェブ予約による待ち時間対策、クレジットカード決済など新しいシステム導入を検討しています。医療面では、緑内障治療をはじめ必要だと感じたことについてはどんどん取り入れてきましたので、今後もそのスタンスは継続していきたいです。当院は敷居の高くない「皆さんのクリニック」だと思っていますので、気楽な気持ちで来ていただけたらうれしいですね。病気の治療は怖いものかもしれませんが、本当に怖いのは放置して進行してしまうこと。「認知症が進行した」「ほぼ寝たきりになってしまった」という状態になってしまうと、当院では手術して差し上げたくてもできません。早期受診・発見と治療がとても大切です。白内障であっても無理に手術を勧めることはありませんので、まずは安心してご来院いただければと思います。

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