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大城 宏治 院長の独自取材記事

大城皮フ科クリニック 大口本院

(丹羽郡大口町/江南駅)

最終更新日:2024/06/10

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院 main

「日本で一番患者思いの皮膚科」を追求する「大城皮フ科クリニック 大口本院」。その思いを追求するため、2023年10月に丹羽郡大口町へ移転リニューアルした。以前の江南市にあったクリニックから施設を大幅に拡充。院内はホテルのような空間で、ラグジュアリーな雰囲気の美容専用スペースも新たに設けられた。診療面では先端機器を豊富にそろえ、手術室も新設。「より多くの患者に、より良い診療を」の観点からさまざまな面がアップデートされており、大城宏治院長は「理想をすべて詰め込みました」と温かい笑顔を見せる。日本皮膚科学会皮膚科専門医として多様な症状に対応し、アトピー性皮膚炎に悩んだ経験から患者目線を大切にする院長に、常に前進し続ける同院について話を聞いた。

(取材日2019年1月25日/情報更新日2024年4月19日)

目標は「日本で一番患者思いの皮膚科」

移転リニューアルした大口本院について教えてください。

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院1

2016年に江南市で開業した当初から、日本で一番患者さん思いの皮膚科でありたいと願ってきました。そのためには、より多くの患者さんにより良い診療を提供でき、より快適に受診していただける環境が重要だと考え、ここ大口町に移転して施設を拡充した次第です。清潔感はもちろん、ホテルのような解放感を意識した院内は以前の3倍の広さです。50人以上が余裕を持って過ごせる待合室をはじめ、診察室は5つ、処置室は6つに増やし、プライバシーに配慮した中でほくろ除去などが行える手術室も新設しました。設備や機器に加え、電子カルテ、ウェブ予約システムなどもすべて先進のものです。また、一般診療と場所を分けて、美容専用の「Chrono medical retreat(クロノメディカルリトリート)」というスペースも設けました。時間を忘れてゆったりと過ごしていただきたいですね。

駐車場もかなり広いですね。

混んでいても駐車しやすいように200台分の広さを取っています。移転にあたり、待ち時間を限りなく短くするための取り組みには特に力を入れ、思いつく限りのことは全部やりました。待ち時間とは診療までの時間だけでなく、駐車場に入ってから車を止めるまでの時間、会計や処方にかかる時間も含まれます。駐車場の広さもそうした考えに基づいていますし、複数の方が同時に会計できる自動精算機を3台そろえたのもその一環です。診察室などの増設で診療時間を確保しつつ待ち時間の軽減につなげるとともに、受診しやすい環境づくりも進め、多くの患者さんをスムーズにご案内できたらと思っています。

開業されるまでの経緯やクリニックの特徴をお聞かせいただけますか。

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院2

名古屋大学医学部を卒業後、名古屋や東京などの基幹病院を経て江南厚生病院に勤めました。しかしいったん皮膚科が閉鎖されることになり患者さんが行き場を失ったため、そのご要望に応える形で開業を決断したのです。その後また皮膚科が再開されたので、現在江南厚生病院とは密接な病診連携を図っています。当院については一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科を標榜し、幅広い年齢の方がいらしています。症状としてはアトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビ、巻き爪などのお悩みの他、ほくろやできもののご相談も多く、手術による処置も行います。また、しみへのレーザー施術、しわに対するボツリヌス毒素製剤やヒアルロン酸注射といったエイジングケアも注力する分野の一つです。移転拡充により、以前は提供を諦めていた治療も可能になりました。肌のことはぜひ何でもご相談ください。

薬は正しい方法で塗り、継続することが大事

先生の得意な治療は何ですか?

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院3

長く皮膚の手術を専門にしてきましたので、現在も粉瘤といわれるできものや、ほくろ、イボの除去手術を、仕上がりの美しさにまでこだわって行っています。また、私自身が重度のアトピー性皮膚炎の患者ということもあり、力を入れている治療です。中高生の頃は顔や体全体に紅斑が広がり、かいてしまうことで眉毛がほぼありませんでした。実はこういったつらい体験もあって皮膚科を志したのです。アトピー性皮膚炎は、私のように成人まで続くと完治をめざすのが難しくなるので、小児期のうちに適切な治療をすることが重要だと考えています。

アトピー性皮膚炎の治療について、ステロイドのことも含めて教えてください。

治療に用いるステロイドは「火事」を鎮める役割と考えていただくといいでしょう。強さの段階があるので、年齢や症状、部位によって使い分けます。適切に塗り、良い状態がある期間続くようになると、「火事」自体が起こりづらくなります。もし再燃したとしても、「火事」というより「ボヤ」で済みやすくなるでしょう。最初は1週間に1度、落ち着いてきたら1ヵ月に1度の通院になります。内服薬も、現在は1日1回で眠気が起こらない薬もあります。私は今も毎日の内服とステロイドの塗布を欠かしません。以前はステロイドが諸悪の根源のように言われていたこともあり、当時は私の家族もそれを信じてしまっていました。まん延する誤ったイメージをなくし、正しい治療を行えば普通の生活を送ることも望めると、身をもって患者さんに伝えるのも私の務めだと思っています。

正しい方法で薬を塗るのは難しそうです。

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院4

塗り方はすべての患者さんにきちんとご指導いたします。初めに私がポイントを説明して疾患の要点をまとめた紙をお渡しし、その後スタッフがより詳しくお話ししています。実際に薬を塗る練習もします。正しい情報を丁寧にお伝えできるよう当院のスタッフは約40人とかなりの人数です。時間を見つけてはスタッフ同士で練習を繰り返し、よりわかりやすい伝え方を考えてくれています。小さいお子さんも一度練習すればおうちで嫌がることもありませんし、10歳ぐらいなら自分で塗れるようになるでしょう。「塗っておいてね」とただ薬を渡すより、一緒に練習することで塗り方をイメージできると思うのです。1回でわからなくても何度でも聞いてください。継続して正しい方法で塗り続けることが最も大切ですからね。

先進機器や環境を整え、大学病院レベルの診療を

患者さんに寄り添って説明してくれるスタッフさんたちも素晴らしいですね。

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院5

手厚いスタッフ教育も当院の強みです。毎週1~2時間のミーティングを行い、薬や施術についての勉強や、接遇のブラッシュアップに取り組んでいます。資料や掲示物を進んで手作りするなど、熱意と優しさにあふれた最高のメンバーがそろっていて、全幅の信頼を置いていますね。スタッフがクリニックに愛情を注いでくれるとそれが患者さんにも伝わりますし、今後も明るく気持ちの良いクリニックになっていけると確信しています。

皆さんで心がけていることは何ですか?

患者さんの立場で物事を考え、褒めることを大切にしています。中には治療を中断する方もいますが、それは私も患者として何回も経験しました。そういう場合は、新たな治療計画をご提案しますのでご安心ください。誰でも頑張れない時はあるものです。特にお母さまはお子さまの治療に対する不安が強く、涙される方もおられますが、決して責めずに「大丈夫ですよ、ちゃんとやれていますよ」とお声がけしています。薬を少しでも塗れたら褒め、良くなってきたらまた褒めます。あまり強要しないことも重要です。1日5回薬を塗る、早寝早起きなどと言われても難しいですよね。優先順位を決めて、できることから取り組んでいただくようにしています。

肌のために日常どんなことに気をつければいいですか?

今は0歳からの保湿が肌を守り、アトピーや食物アレルギーなどの発症を減らすことにつながるとわかっています。自宅でのスキンケアは大切ですから、当院では治療方針と合致するスキンケア製品の開発も行っています。薬や化粧品の選択に加えて、塗り方と日常生活に気をつけることが重要だと知っていただきたいですね。

最後に読者へメッセージをお願いいたします。

大城宏治院長 大城皮フ科クリニック 大口本院6

「アドヒアランス」と言うのですが、患者さんが薬や治療に対して十分理解し納得されると、進んで治療に取り組むようになります。丁寧にご説明しますので、前向きな気持ちになっていただければありがたいですね。当院では新しい薬や機器を積極的に導入しており、大学病院レベルの設備・診療、ホテルのような環境・接遇だと自負しています。最先端の治療を行うために今後も新しい知識や技術を取り入れていきます。一方で、患者さんには気軽に受診していただけるクリニックでありたいんです。「日本で一番患者さん思いの皮膚科」になるために努めていきますので、かかりつけ医として頼っていただけたらうれしいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しわケア/(顔全体)19万8000円、しみへのレーザー施術/1回5,000円~
※詳しくは、ホームページをご覧ください。

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