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小山 慎郎 院長の独自取材記事

かしの木こどもクリニック

(名古屋市西区/上小田井駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市西区にあり、北名古屋市と清須市からも程近いところに位置する「かしの木こどもクリニック」。3市にまたがったクリニックとして、地域の子どもたちに寄り添った診療を行っている。「名古屋市はもちろん、北名古屋市と清須市からもたくさんの子どもたちが来院しています。子どもたちの健やかな成長のために、地域のかかりつけ医として小児科全般に対応していきたいと考えています」と話すのは、やわらかな笑顔が素敵な小山慎郎(こやま・のりお)院長。東京大学教養学部から名古屋大学医学部に進学したという経歴を持つ小児科のドクターだ。今回、小山先生に医師を志した理由から開業に至った経緯、診療方針などについて語ってもらった。
(取材日2017年9月16日)

名古屋市・北名古屋市・清須市の子どもの診療にあたる

医師をめざされたきっかけを教えてください。

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私は宮崎県出身で、同級生の多くが医学部に進学する高校に通っていました。そのため、医学部への進学は自然と選択肢の一つとしてあったのですが、私は幼い頃より憧れていた東京大学に進学することにしました。しかし、不思議なもので、いざ入学して改めて将来について考え始めると、医師という仕事が自分の中でどんどん大きく、魅力的に映るようになってきて、医学部を受験し直しました。初孫の私を誰よりかわいがってくれた亡き祖母に、「医師になりなさい」と言われ続けていたことが、ずっと心のどこかに引っかかっていたからかもしれません。初めから医学部に進学していれば、それはそれで東大への想いが捨てきれず、後悔したように思います。遠回りしたように思えた時期もありましたが、医師をめざす上で東大進学は必要な過程だったと思っています。医師という責任の重い仕事に大変だと思う時もありますが、それ以上にやりがいを感じる毎日です。

開業5年目ですが、開業に至った経緯についてお聞かせください。

名古屋大学医学部卒業後は、愛知県内の病院を中心に勤務医として経験を積んできました。大きな病院だと外来と病棟の仕事があり、若い頃は重い疾患が多い病棟の仕事に関心がありましたが、徐々に外来の仕事に惹かれるようになったんです。患者さんやその親御さんとの何げない会話も楽しいですしね。しかし、大きな病院の外来は、クリニックなどからの紹介で来院した患者さんの診療がメインなので、長く経過を診ていくことはできません。一方、開業すれば、子どもたちの成長を見ながら、診療に携わることができます。そこでもっと患者さんに寄り添った診療を行っていきたいと思い、開業を決意しました。

どのような患者さんが来院されますか?

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当院は名古屋市西区の端に位置し、北名古屋市や清須市にも非常に近いので、3つの市から患者さんが集まってくるのが特徴です。そのため、名古屋市のみならず北名古屋市と清須市の予防接種指定医療機関にもなっています。私の子どもの頃とは違い、今は生後2ヵ月から段取りよく予防接種を進めていかないと接種しきれないほど定期予防接種の種類が増えました。予防接種をきっかけに一般診療でも来院していただくようになった患者さんは多いですね。年齢では3歳以下の乳幼児、受診理由は感昌症状を訴える方が多いです。なかには中学生もいらっしゃったり、喘息やアトピー性皮膚炎、夜尿症で定期的に通院されるお子さんも少なくありません。食物アレルギーの相談もよく受けますよ。近くには大学病院をはじめ大きな病院が多く、必要に応じて紹介しています。他の病院との連携を大切にしながら患者さんに寄り添った診療の提供を心がけています。

時代の「当たり前」に対応した医療を

診療方針について教えてください。

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時代の流れとともに変わっていく医療の「当たり前」に、きちんと対応していくことです。私は小児科の医師として約20年のキャリアを持ちますが、その間だけでも一般的な病気に対する治療方法は変わってきています。医療は日々進歩していくものなので、自らも成長していきながら患者さんの診療にあたっていきたいです。例えば、「赤ちゃんの頃からお肌をしっかりと洗ったほうがいい」ということを知らない親御さんは意外と多いんです。しかし実際には、アトピー性皮膚炎や湿疹など皮膚疾患の治療は、軟膏による治療とスキンケアの両軸で治療に取り組むべき。しっかり汚れを落とした上に軟膏を塗るほうが治りが良いということは医学的にも提唱されていますし、アレルギーの予防にもなります。当院では、しっかりと最新の医療を提供できるように努め、対応できて当たり前のことを、当たり前にできる医療を大切にしていきたいと思っています。

子どもを診療するにあたって、心がけていることはありますか?

そうですね。小さな子どもの場合は、慣れるまでに怖がってしまうこともあるので、「同じ目線になること」を大切にしています。抱っこのお子さんは目線を合わせるために常に低い姿勢で聴診することもあります。また、症状については基本的には親御さんとの対話を重視していますが、お子さんとも簡単な会話をするようにしています。例えば、横になってもらって触りながら「ここ痛い?」と聞いてみたり。でも、「うん」と答えたのに、「痛くない?」と聞いても「うん」と答えたりするんですけどね(笑)。それでも、お子さんの微妙な変化を見落とさないように、子どもとの交流も楽しみながら診療にあたっています。

普段スタッフの方にはどのようなことを伝えていますか?

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現在は、看護師6人と事務スタッフ5人が働いています。全員が既婚者で、ほとんどのスタッフに子どもがいるので、私から特に指導するようなことはありません。スタッフたちは医療者としてだけでなく、母親の気持ちを持って患者さんに接していると思います。親御さんたちと、診療とは関係のない会話でも楽しく会話をしているのを見かけます。スタッフにはずっとやりがいと同時に穏やかな気持ちで働いてもらいたいので、そのための環境づくりも大切にしています。具体的には、電子カルテや検査データ処理支援システムを導入することで手書きや手作業の負担を減らすなどの工夫をしています。これからもスタッフの余分な仕事は省いていきたいと思っています。

3つの市に根付いたクリニックをめざして

設備でこだわっているところは何でしょう?

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心がけているのは、少しでも子どもたちや親御さんがリラックスできる環境にしていきたいということです。待合室と中待合室には大型テレビを設置し、子どもが喜ぶアニメや親御さんにはわかりやすいように予防接種の案内などを流しています。また、院内の壁紙には子どもたちに人気のキャラクターが入った模様のものを使っています。以前は試験的に水槽を置いていたのですが、患者さんからもスタッフからも好評だったので、近いうちに本格的に設置しようと思っています。そのほか、小さなお子さんのいる親御さんにも安心していただけるように、授乳室やおむつ替え室もご用意しています。また、感染症予防のために隔離診察室も2部屋整えていますよ。

医療設備についても教えてください。

必要な場合は大学病院などへの紹介も行いますが、当院でもきちんと検査が行える環境を整えたいと考えています。例えば、肝機能や腎機能の検査を行う臨床化学分析装置や、インフルエンザ診断などに使う高感度ウイルス検出装置も複数導入しています。地域のかかりつけ医として、小児科全般に対応していきたいと思っていますので、何でもお気軽にご相談いただけるとうれしいです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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これからも、当院ではいろんな病気に対して的確な診療を行っていきたいと考えています。時代の流れとともに変わっていく医療の「当たり前」を、当たり前にしていきたいと思っています。そのためにも、スタッフとともに最新の医療知識や技術の習得に努めていくつもりです。また、当院は名古屋市と北名古屋市、清須市にまたがり、たくさんの子どもたちに通っていただいています。今後も3つの市に根付いたクリニックとして、子どもたちの健やかな成長のために、「何でも聞ける・話せるお医者さん」をめざしていきたいと思っています。

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