マーレデンタルクリニック

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栗野雅子院長

医療トピックス

副鼻腔炎から肺炎、がん治療にも
医科へも影響、口腔外科の重要性

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保険診療

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口腔内の環境改善は副鼻腔炎や肺炎、心筋梗塞、心内膜炎、胃炎、糖尿病、肥満などの内臓疾患、精神不安、運動機能低下など医科領域の改善にもつながるという川口哲司理事長。理事長は、東京医科歯科大学付属病院の口腔外科で長年重症例を含む手術に携わってきたが、当時から「原点回帰治療」を訴えてきた。これは全身の健康の入り口である「口の中」で「除菌を徹底した治療」を基本とすることで難症例の解決につながり、「末永く安心してしっかり噛む」ことのできる健全な生活を守れるというもの。口腔外科手術やがん治療、舌口腔顎骨再建術、インプラント治療、顎関節症、ペインクリニック治療といった数多くの臨床経験を持つ理事長のもとには、原因不明の疾患で悩む人が多く訪れる。事例を交えて、対応の現状を聞いた。(取材日2016年8月23日)

健康も不健康も、口腔が入り口になり得るから、「完全除菌」をめざすべき

口腔内の環境が体全体に影響することがあるということですが?

1 ▲口腔内環境と体全体について話す院長 はい。虫歯や歯周病で歯やその周辺組織に巣食った菌が神経や血管、または筋肉の隙間などを通って、全身に広がる可能性があります。私は大学病院で口腔外科の手術に長く携わりながら内科・外科の先生方とも連携してきましたが「菌が絡んでしまっている歯は内臓疾患の重症化のリスクになるので抜いてほしい」と40年も前から言われてきました。歴史的にも、フランスのルイ王朝時代に「歯は万病の元」といって全部抜いてしまったという記録があるくらいです。歯科の立場としては、歯を残すためにいろいろな治療を施して抜歯は本当に最後の手段ですが、その歯1本のために全身に病気を蔓延させてはいけませんので判断が難しいところです。

全身にかかわる病気というと、例えばどのようなものでしょう?

2 ▲鼻づまりや鼻水の症状が歯の可能性もあることを話す院長 身近なのは頬位置の空洞の上顎洞炎ですね。慢性化すると蓄膿症になりますが手術しても治らないことが多いようです。主症状が鼻づまりや鼻汁、目の辺りの鬱陶しさなら耳鼻科や眼科に行かれるでしょうが、歯に症状がなくても原因が歯にあることも。正しい治療法としては、歯の周辺に増殖している菌を取りきることが大切ですが、歯根嚢胞という膿の袋がある場合や、骨髄炎になっている場合には、当院で行っている「病巣を完全にとりきる口腔外科での治療」でないと難しいでしょう。長年、諸症状の原因となる「慢性細菌感染巣」と格闘してきましたが、細菌は主病巣からさらに周辺組織に深く潜行して見つけにくかったり、増殖する悪い菌も多いんです。

心身の不調の原因が、実は歯にあったという例はありますか?

3 ▲歯科治療をすることで精神不安や姿勢が改善することも 口腔器官は重要な感覚器であるため、心身の不調を抱えている人は、口の中の不調を訴える傾向が多くあります。そのほとんどの方が、長年治療に通っても痛みがとれず、イライラする、不安で食事がきちんととれないなどの状況になっています。そのような方でも、的確な治療を施せば、痛みがとれ、噛めるようになり、快適な生活が再び送れるようになります。例えば、義歯が合わなくて精神不安になった方が、インプラント治療によりよく噛めるようになったことで義歯と痛みから解放され精神安定剤が不要になったり、日常生活で杖をついていた方が、インプラント治療などにより噛み合わせが良くなったことで、姿勢が良くなり杖が必要なくなりました。

口腔内のがんというのは、怖いですね。

4 ▲口腔がんの見極めも行う 腫れ物がある、しみる、触ると痛いと不安を訴えてこられますが、鑑別して、ただの口内炎だとわかると皆さんホッとされますね。良性・悪性の見極めですが、口内炎は見た目がきれいです。がんは潰瘍部が大きく、出血している、見た目が悪いなどの違いがあります。疑われる場合はCTで、がん組織の大きさをまず診て、1cmまでなら当院ですぐ局部麻酔で手術できます。腫瘍がそれ以上に大きい場合は、セーフティーマージン(安全域)といって3~5倍の大きさで切除するので、大きさや部位によっては連携先に即、紹介します。とは言え、ほとんどが良性のことが多いですから、安心のためにもぜひご相談ください。

全身の健康のための歯科治療について、まとめていただけますか?

5 ▲菌を徹底的に取り除く治療を行う 一つは、口腔は「健康の入り口」です。体に良い食事を取ることは、生きるために不可欠な免疫システムの維持に重要です。それには栄養バランスに加え、柔らかいものだけでなく固いものでもしっかり咀嚼できることが肝心で、それゆえに定期的な歯科治療が大切なのです。他方、口腔は「不健康の入り口」でもあります。歯に菌が絡みやすく、歯や口腔深部組織から全身への細菌の進入口になりやすいからです。ですから当院では、従来からの削って埋めるといった概念の歯科治療だけではなく、菌を徹底的に取り除く「完全除菌」という考えで、治療を行っています。いわゆる「噛むための歯科治療」は、その環境を整えた上で行うものだと思います。

ドクターからのメッセージ

川口哲司理事長

歯科医師になって約40年ですが、当時は口腔内環境の悪い人が多く、1日に多くの方の抜歯をしたこともありますし、大学に泊り込んでいて交通事故が立て込むと切れてしまった口唇、口蓋、歯肉、舌を朝まで縫い続けたこともありました。そうした経験を経て、医科領域にも目配りが利くようになったのです。感覚器でもある口腔の不具合が、全身疾患だけでなく精神状態にも大きく影響するのも数多く見てきました。歯があって噛めるのは本当に大事です。おいしいものを食べたいのは人間の素直な欲求ですし、きれいな歯で皆と笑いながら食事をするのは人生の至福の時間です。そうした気持ちも含めて、健康のすべてに関わる歯を大切にしていきましょう。

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