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宮本 裕也 理事長の独自取材記事

宮本整形外科

(品川区/西大井駅)

最終更新日:2019/08/28

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2016年4月に開院した「宮本整形外科」。待合室は木の温もりが感じられる心地良い空間で、広々としたリハビリテーション室も完備。理事長の宮本裕也先生は、大学病院や各地の関連病院に勤務した後、同院を開院。より多くの患者を治したいという思いから、地域に根づいた医療を提供している。気さくに話をしてくれ、明るい人柄を感じさせるドクター。「整形外科は体の機能を治す分野なので、正しい治療を行えば、スパッと治るケースもある。そこが大きなやりがい」と語る。今回は、開業までのいきさつや、宮本先生が重視しているリハビリや、骨粗しょう症の予防などについて話を聞いた。
(取材日2016年5月19日)

リハビリテーションを重視して、幅広い患者を治したい

開業のいきさつを教えてください。

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九州大学を卒業後、慶応大学病院整形外科教室に入局し、各地の関連病院で手術を中心とした治療を行ってきました。さまざまな患者さんを診てきてやりがいも感じていましたが、手術というのは行える数に限りがあります。多くても年間200~300人くらい。だけど世の中には、体に痛みを抱えた人がその何十倍といるわけです。その人たちを何とかしたいと思いました。地域で開業すれば、手術という選択肢が減るぶん、リハビリを手厚く行うことができ、腰痛をはじめとした日常的な体の痛みで困っているたくさんの人を治すことができます。そう考えて開業を決意しました。

院内はとても落ち着いた空間ですね。どんなところにこだわっていますか?

内装に木目調を取り入れて、居心地の良さを大切にしました。整形外科は、リハビリテーションも含めると通院回数や滞在時間が比較的長いですからね。施設でこだわったのは、ゆったりしたリハビリテーション室。運動療法に力を入れているのが当院の特徴です。慢性的な痛みというのは、筋肉や関節自体が硬くなっているので、筋力や柔軟性をアップさせるのが効果的です。現在は3人の理学療法士が患者さんと一緒にリハビリテーションに取り組んでいますが、今後さらに充実させていきたいですね。また、症状が軽い方であれば、機器による物理療法も有用です。寝るだけで体をほぐせるウォーターマッサージをはじめ、先進の機器をそろえています。

どのような症状の患者さんが多いですか?

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腰痛や、関節などに慢性的な痛みがある方、スポーツ障害の患者さん、また近隣に学校も多いため骨折をはじめとしたけがなど、さまざまな患者さんが来院しています。大学病院にいたときは専門分野ごとにグループが分かれており、僕は上肢のグループに所属していましたが、実際には幅広い患者さんを診断し、治療してきました。ですので、当院でもさまざまな患者さんに来てもらえたらと思っています。診察で大事にしているのは、現状を丁寧に説明すること。患者さんがどこまで理解しているかを確認し、患者さんにとって満足のいく治療をしていきたいですね。治療方法に関しても、できるだけ選択肢を提示して、それぞれのメリット、デメリットをお伝えした上で決めていくように心がけています。

健康寿命を全うするには、予防が大事

外科手術にも対応しているのですか?

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日帰り手術が可能な範囲で対応しています。例えば、ばね指、手根管症候群、手や足指の骨折、アキレス腱断裂などです。いずれも局所麻酔で行いますので、術後はそのまま帰宅することができます。また、骨折の場合ですが、手術以外に保存療法という治療法があり、得意としています。これは、骨折によってずれてしまった骨の位置を、引っ張るなどの整復技術によって戻し、ギプスでしかるべきポジションに固定するという治療法です。正しく固定すれば、手術をせずに治療できるケースもたくさんあるので、勤務医時代からこだわりをもって鍛錬してきました。もちろん、手術には短期間でリハビリを開始できるというメリットがあります。でも患者さんの中には、手術はしたくない、体を切られたくないという人も多いので、そういった場合には、患者さんのニーズに合うような治療法をご提案しております。

骨折の予防にも力を入れていらっしゃるとか。

病院に勤務していたとき、腰椎の圧迫骨折の患者さんをたびたび診てきました。加齢によって骨が弱くなると、自分の体重を支え切れなくて、転倒などしなくても腰椎の背骨がつぶれるケースがあります。その痛みは相当なもので、ベッドに横たわったまま1ヵ月ほど入院しなくてはなりません。すると、同じ体勢を取り続けますから高齢の方は痴呆が進んだり、足腰の筋力が弱くなり、骨折が治っても歩けなくなることがあります。そうならないために、そもそも骨折しないこと、予防が大事だと思いました。そこで当院では、「腰椎DXA法」により、腰と股関節の骨密度を適切に測れる検査機器を導入しています。

骨粗しょう症に関して、特に気をつけたほうがいい人とは?

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女性の方ですね。特に閉経以降はホルモンの関係上急激に骨密度が低下しますので定期的に骨密度を測ることが大切です。検査をすれば骨の状態が数字でわかりますので、減少傾向が強い場合は、薬や注射など必要に応じて改善のご提案ができます。また、痩せている人や、もともと食が細い人、これまで運動をあまりしてこなかった人は、一定の年齢になると骨がもろくなる印象を受けます。ほかの症状が気になるときのついででも構いませんので、気軽にご相談いただければと思います。早めに対策をとれば、腰や膝の痛みなども出にくくなると思います。西大井の周辺地域の方は元気でご自身の体調管理をしっかりされている方が多く、スポーツジムでも80代の方をよく見かけますが、そういう方でも骨のケアまではなかなかできていないようです。健康寿命を全うするためにも、一定の年齢になったら、骨の検査をすることをお勧めします。

地域住民に信頼されるクリニックをめざして

やりがいを感じるのはどんなときですか?

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栃木県の病院に勤務していたとき、見るからに痛そうに、よたよたと歩いてきた患者さんがいました。診察すると、神経からくる腰の痛みであることがわかり、まずはブロック注射などを行いましたが、治りませんでした。ただ、この方の場合は、手術をすればよくなるという確信があったんですね。ところが、その患者さんは「腰の手術をすると二度と歩けなくなる」と思いこまれており、手術を頑なに拒否していました。それで2ヵ月くらい、診察のたびに丁寧にお話をしまして、最終的には手術を決意されたのです。整形外科は体の「機能」を治す分野なので、正しい治療を行えば、スパッと解決につながるケースも少なくありません。そこが大きなやりがいですね。その患者さんは、「先生のおかげで人生が変わりました!」とまで言ってくださり、うれしかったです。

お忙しい先生のリフレッシュ法はなんですか?

体を動かすのが好きです。中学校、高校は硬式テニス、大学ではサッカー部でした。現在僕が所属しているチームでは、大学対抗で8人制サッカーの試合があるのですが、そのメンバーとしても活動しています。あとは家の周りをランニングしたり、ジムで筋トレや水泳をしたり。たまに友達とゴルフにも出かけます。自分にとって運動は、健康維持というよりは、日課のようなものです。ただ、体を酷使しすぎるのはよくないですよね。僕のモットーはほどほどに、限界を超えない程度に楽しむこと。リフレッシュできて、翌日に筋肉痛が残らない程度というのがベスト。一気に頑張るのではなく、継続して行っていくことが大事だと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

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地域の皆さんに信頼される整形外科をめざしていきます。痛みやしびれが強い方、リハビリテーションによって健康になりたい方、日帰り手術を希望される方など、さまざまな方に頼りにしていただけるようなクリニックにしたいですね。また、患者さんにしてみれば、何科に行けばいいのかわからない場合もあると思います。先日は、腕に麻痺が出ている患者さんがいらっしゃったのですが、診察をしたら脳梗塞の初期症状であることがわかりました。そのときはすぐに救急車を呼んで、当院から昭和大学病院に搬送しました。痛みやしびれがあったとき、患者さん自身では脳梗塞だとはわからないですよね。整形外科の領域でなくても診断はできますので、痛みやしびれ、手が動かないなどの症状で困っているときは、どんなことでもご相談いただければと思います。

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