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神谷 雄介 院長の独自取材記事

巣鴨駅前胃腸内科クリニック

(豊島区/巣鴨駅)

最終更新日:2019/08/28

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「巣鴨駅前胃腸内科クリニック」は名前のとおり、 JR線、都営地下鉄三田線の巣鴨駅前、白山通りに面したビルの4階にある。神谷雄介院長は同じ場所で診療していた齊藤医師の後を受け、2016年4月に開業。専門の消化器診療で積み重ねてきた経験を生かし、総合病院や大学病院にひけをとらない質の高い外来診療と検査を行っている。特に内視鏡検査を気軽に受けられるようにと、胃カメラや大腸カメラ検査を、痛みや不快感なく、楽に受けられるよう、こまやかな工夫をしている。開業まもない明るく清潔なクリニックでそのさまざまな話を聞いた。
(取材日2016年4月13日)

質が高く、しかも楽な内視鏡検査

巣鴨駅前のビルという足を運びやすい立地ですね。

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もともとこの場所でやはり消化器を専門とする齊藤先生が「さいとう胃腸科内科クリニック」として地元に根ざした診療をなさっていたのですが、齊藤先生がお亡くなりになり、後を引き継ぐドクターを探している時、私にお話がありました。内科全般も診ていますが、専門は消化器、つまり食道、胃、小腸、大腸といった食べ物の消化に関する臓器で、その領域の検査や治療についてはより深く専門的に診ています。開院して間もないのですが、齋藤先生が診ておられた患者さんや、以前に勤務していた池袋の胃腸専門病院からの患者さんなどたくさんの方に来ていただいています。病院時代は検査や病棟業務が中心で、患者さんとの関係が一過性で途切れてしまうこともありましたが、今診させていただいている患者さんは、自分が責任を持って生涯にわたってかかりつけ医として診ていきたいと思っており、大きなやりがいを感じています。

検査では体に負担の少ない工夫をしてくださると聞きました。

胃カメラ、大腸カメラというと、どうしても痛い、苦しい、きついというイメージがありますが、患者さんにはできるだけ楽に検査を受けていただきたいと思っており、さまざまな工夫をしています。例えば、ご希望の方には鎮静剤でしっかり眠っていただき極力無痛の状態で検査を受けて頂いたり、喉の反射が強いけれど鎮静剤は使いたくないという方には経鼻鏡で胃カメラを行っています。大腸カメラがどうしてもツライという方には胃カメラ用の細いスコープで大腸カメラを行うこともあります。また、ピロリ菌の感染歴のある方や飲酒・喫煙の習慣があるような患者さんは、胃がん・食道がん・咽頭がんのリスクがあるため、小さな病変でも見つけられるように少し太いけれど詳細に観察が出来るハイビジョンスコープで鎮静剤を使いながら検査します。患者さん一人ひとりのご希望や状況に合わせた検査が大事ですね。

検査機器もそろっているとか。

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内視鏡検査の機器は、胃腸の専門病院や総合病院でも使われている高性能の新しい機器を使っています。拡大観察機能を持ったハイビジョンスコープや患部の色調を変えるNBIシステムで粘膜の細かな様子まで診られるので、今までの機器では見逃しの多かったごく早期の咽頭がんや食道がんまで見つけられるようになりました。町の専門クリニックの役割は、まず病気を見つけることで、病気の見逃しはあってはならず、問診の段階からしっかりと行い患者さんの病気のリスクを把握して検査を行っています。

クリニックで総合病院と遜色のない治療を

とてもこまやかに検査をなさっているのですね。

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とにかく患者さんの検査への抵抗感をなくしたいんです。働き盛りの忙しい方にも検査の受けやすい環境を作りたいと、土日も胃カメラ、大腸カメラを行っていますし、仕事帰りに寄っていただけるよう平日17時以降も胃カメラが受けられます。内視鏡への恐怖感を持っていらっしゃる方にはまず検査自体についてしっかり知っていただきたいと思っています。医院のHPにも検査内容やなぜ苦しいのか、そしてその苦しさをどう抑えているかなど詳しく説明しています。それでも、内視鏡はちょっとと尻ごみなさる方には、エコー検査もあります。エコーも以前に比べると機器が格段に進歩して、胃や大腸も大きな病変であれば見つけられるようになってきました。妻がエコー技師ですので、相談をしながら、病気の見つけにくい膵臓などに関しても工夫をして検査しています。

診療の際にどういったことを心がけていらっしゃいますか。

まずしっかり患者さんのお話を聞くことですね。消化器の場合、問診票に「胃が痛い」と書かれていても、その痛みがどういう性質なのか、いつどういうタイミングで痛むのかによって、鑑別が変わってきます。それによってどういう検査、治療を行っていくかも決まってきますから、患者さんのおっしゃることは非常に重要です。一見症状に関係ないようなお話でも、親御さんの介護が大変なんだなとか、長期の出張で疲れていらっしゃるなとか、ストレスの多い環境に身を置いておられることがわかり、症状を引き起こしている原因の発見や治療法のヒントにつながることもあります。ですから、まずお話をじっくり聞いて触診をして症状を確かめることを一番心がけています。

胃の病気はストレスの影響を受けやすいのですね。

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最近注目されているのは「機能性ディスペプシア」という疾患です。これは胃や腸などの臓器に異常はみつからないのに痛みを感じるという症状で、実際診察をしていると、そういう患者さんは少なくありません。大きな病院で内視鏡検査をしても異常がないので心配ないと言われても、痛みは現実にあるわけで悩んでいる患者さんもおられます。そういう方の場合は、先ほど言いましたように、お話の中に病状のヒントが隠されていたり、お腹を触ることで気づくことがあったりします。また「潰瘍性大腸炎」「クローン病」などの「炎症性腸疾患」も最近増えている病気です。原因不明で難病に指定されている疾患ですが、当院では免疫抑制剤や生物学的製剤、またクリニックとしては珍しい血漿交換療法による治療も行っています。お悩みの方のお力になれればと思います。

地域で連携して一人の患者を診ていきたい

なぜ消化器内科をご専門になさったのですか。

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研修医の時にいろいろな科を回ったのですが、その中で内視鏡検査に興味を持ちました。1〜2mmの小さな点のようなものを、これはがんだと、画像を的確に診断する目に非常に感銘を受けました。自分も小さな病変を見つけ出し治療することで、放っておけば命に関わるような疾患を未然に助けることができるようになれればと思いました。当時の指導医の先生が、今の自分の診療のお手本になっているのですが、よく患者さんの話を聞くこと、病気だけでなく患者さん自身をよく理解することを教えてくださり、その先生に対する憧れもありましたね。医師を志したのは、父が開業医で、患者さんに慕われている姿を身近に見ていて、この道に進もうと自然に思うようになりました。

お忙しい毎日と思いますが、どのようなことでリフレッシュなさっていますか。

ミニチュアシュナウザーという犬を飼っているのですが、一緒にいる時間が癒やしです。もともと出不精でしたが、最近では犬と一緒に散歩に出かけ、のんびりと周りの景色を見ながら歩いたり、近所の方とお話しすることがすごく楽しみにもなってきました。

健康法があれば教えてください。

しっかり食べることと塩分を控えること、あとは毎日体を動かすことです。また、便秘の患者さんによくお勧めする健康法はストレッチです。食事や運動に気をつけている方は多いと思うのですが、意外に効果があるのがストレッチなんです。骨盤周りが固いと便秘になりやすいので骨盤周りのストレッチをしたり、腰は前後に動かすことはあってもひねる運動はあまりしないので意識的に腰をひねって腹筋や腸を刺激したりして、便秘になりにくい体質を作りましょうとお話しています。

これからの抱負をお聞かせください。

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内科全般を診ながら、専門の消化器に関しては深く診ていきたいと思っています。イメージとしては地域の他のクリニックと連携しながら、消化器の検査や治療は当院で、心臓の病気があれば循環器専門の先生のクリニックへと、町のクリニックで協力して一人の患者さんを診て行けたらいいですね。実は齊藤先生がそういうやり方を実践なさっておられ、その意思を引き継ぎ、これからも連携を深め、患者さんの情報を共有しながら地域の専門クリニックが総合病院のような形で患者さんを診ていければと思います。お悩みがあれば、どうぞ気軽に相談にお越しください。

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