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西山 範 院長、西山 雅子 副院長の独自取材記事

にしやま消化器内科

(大阪市阿倍野区/西田辺駅)

最終更新日:2019/09/30

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御堂筋線西田辺駅からほど近い「医療法人西山会 にしやま消化器内科」。院内に入ると、明るく心地良い待合室が広がり、2階には大学病院で導入されているような内視鏡設備がそろう検査室、3階には快適に前処置が行えるように配慮されたスペースがある。「身近な地域に、質の高い内視鏡検査が受けられるクリニックをつくりたかった」。そう話すのは、内視鏡治療と検査において豊富な経験を持つ院長の西山範(おさむ)先生、そして副院長の西山雅子先生。鎮静剤を用いて苦痛を軽減して行う上部内視鏡検査と大腸内視鏡検査を実施。できるだけ患者に負担を与えない内視鏡検査を心がける2人に、消化器がん検査に対する考え方や早期発見の必要性について、話を聞いた。
(取材日2018年10月29日)

先端の設備を備え、消化器がんの内視鏡検査に特化

クリニックの特徴をお聞かせください。

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【西山院長】当院は、食道、胃、小腸、大腸をはじめ、肝臓、膵臓、胆道系など、消化器内科を専門に診るクリニックです。わかりやすく言うと、「おなかのお医者さん」ですね。大きな特徴としては、内科診療に加えて、内視鏡検査による消化器系がんの早期発見およびポリープ切除手術に特化していることです。内視鏡検査は月に600件以上、多い日は1日30件の検査を実施しており、検査件数は大阪のクリニックの中では、かなり多いほうかもしれません。胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査のほか、エコー検査、ピロリ菌検査、レントゲン検査など、各種検査に対応しています。

先端の検査システムを導入されておられるそうですね。

【西山院長】院内には内視鏡室が3室あり、検査で使用する機械はすべて、がんセンターや大学病院で導入されているような精度の高さにこだわった機器を導入しています。ハイビジョン技術を駆使した内視鏡には、消化管粘膜の血管を強調する画像処理が可能なシステムが搭載されており、小さな病変も進行具合も、詳細に確認することが可能となります。タイプの異なるカメラを用意し、腸が細く内視鏡が入りにくい人にも対応できるようにしているほか、徹底した殺菌管理を行っています。誰がいつ洗浄したのか、どなたに用いたのかといった履歴も管理して、衛生面には細心の注意を心がけています。ここまで徹底しているのは、開業医レベルではあまりないと聞いています。

内視鏡検査は、痛みを伴う検査なのでしょうか?

【西山院長】できるだけ苦痛を感じずに、胃や大腸の検査が受けられるように、鎮静剤を使った内視鏡検査を行っています。過去に大腸検査を経験した人の中には、つらい思いをされた方もいるかもしれませんが、当院では寝ている状態で検査が受けられ、気がついたらすべて終わっている感じです。検査後は可動式のベッドで患者さんは横になったままリカバリー室まで移動もできます。当院には、私のほかにも多くの内視鏡専門の医師が勤務しており、担当医師は全員がん診療を経験している先生ばかりです。痛みが少ないのはもちろんのこと、死角の多い大腸の隅々まで観察し、確実な検査を心がけています。

「大腸内視鏡検査を受けたい、でも恥ずかしい」そんな女性も多いようですね。

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【雅子先生】大腸内視鏡検査は肛門からカメラを挿入し、大腸の内側を観察するため、女性の患者さんの中には「恥ずかしい」という方もいらっしゃいますが、当院では内視鏡検査が得意な女性医師も在籍しており、安心して受診できる環境を整えています。検査自体は羞恥心を感じる間もなく終わっているので、気軽に検査を受けてもらえたらと思います。

最善のがん治療は、早期発見・早期治療

病院というよりもカフェのような、すてきなクリニックですね。

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【西山院長】初めての検査で緊張されている方もいますので、リラックスできる院内づくりに、こだわりました。大腸内視鏡検査を行う前は、下剤を飲んで腸洗浄を行うのですが、その間もできるだけ快適にお過ごしいただけるよう、3階の前処置室は優しい香りが漂う居心地の良い空間にしました。トイレも広めのスペースを確保しており、使いやすく衛生的です。検査後はすぐにお飲み物をお出しできるように、バーカウンターを設置。常駐のスタッフが待機しており、お困りのことがあればすぐに対応できるようにしています。前職で、内視鏡センターの設計に関わったことがあり、その際に実践して良かったことはできるだけ取り入れて、理想のクリニックをつくりました。

開業前はどのような経験を積んでこられたのでしょうか?

【西山院長】大学卒業後は大阪労災病院の消化器内科で勤務し、主にがんで苦しむ患者さんの治療にあたっていました。以前は大がかりな手術が必要だったがんの切除も、ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術)という内視鏡専用の電気メスが使われるようになり、負担の少ない手術が可能になりました。ESDは食道、胃、大腸などすべての消化器がん治療に有用ですが、求められる技術の難易度は高めです。勤務医時代は、ESDをはじめ数え切れないほど内視鏡手術を経験してきましたので、もし万が一、検査で大腸ポリープが見つかった場合は、適切な切除と処置が受けられますのでご安心ください。

開業に至った経緯をお聞かせください。

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【西山院長】もともとは、多くの人をがんから救いたくて消化器医師の道に進んだのですが、がんが進行して余命何ヵ月という人を治療するたびに、「もっと早く見つかっていれば」と悔しい気持ちになりました。たとえがんになったとしても、早いうちに治療が開始できれば、内視鏡手術でいつもの生活に戻すことは十分可能です。次第に、早期にがんを見つけることこそが最善の治療だと考えるようになり、検査に特化をしようと思うようになったのです。がんを早期発見するには、まずは検査を受けてもらわないことには始まりません。地域からがん検診を啓発していくには、気軽に検査が受けられるクリニックが必要だと考えました。

身近な地域から、がんで苦しむ人を減らすことが目標

内視鏡検査がクリニックで受けられるメリットは何でしょうか?

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【西山院長】総合病院だと検査を受けにわざわざ足を運ぶのは面倒ですし、行きたい日時に予約が取れないこともありますが、当院なら胃カメラは1週間以内、大腸カメラは10日から2週間、予約状況や病状によっては当日に検査を受けることができます。また、胃と大腸の検査が同日に受けられるのも大きなメリットですね。気になる病変が見つかったとしても、安心して治療が受けられるように、検査後のフォローもしっかり行っています。大きな病院とのネットワークもあり、知人の医師もたくさんいますので、より精密な検査や専門的な手術が必要と判断した場合は、信頼できる適切な病院を紹介します。患者さんには安心してお帰りいただけるように、難しい治療の話はできるだけ言葉をかみ砕いて、内視鏡でとらえた画像をもとに、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。

開業から3年。変化を感じることはありますか?

【雅子先生】内視鏡検査を受けられる方は、かなり増えましたね。当院では楽に検査が受けられることで、一度受けた方が家族や知り合いを連れて来られることも多いです。最近はテレビ番組やインターネットのおかげで、大腸カメラやピロリ菌検査の意識が高まったように思いますが、それでもなお40歳、50歳を過ぎても、一度も大腸内視鏡検査を受けたことがないという方はたくさんおられます。中には、企業健診の便潜血検査が陽性反応にも関わらず、大腸カメラを受けていない方もいて、ご本人は「毎年引っかかるけど、元気だから大丈夫」とおっしゃられますが、何年後かに検査をしてみたら、大腸がんがかなり進んでいたというケースも少なくありません。食生活の欧米化が進み、大腸がんになる人の割合は高くなっていますので、企業健診の結果を踏まえて、症状がなくても大腸カメラを受けに来てほしいです。

読者に向けてメッセージをお願いします。

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【西山院長】胃は1~2年、大腸は3年ごとに定期的な検査を受けておけば、胃がんや大腸がんで命を落とすことはまずないと考えています。特に大腸がんは、ポリープが見つかれば内視鏡検査時にそのまま切除することができて、早期発見で治療できるんです。治せるがんに、命を奪われるのなんて本当にもったいないことですから、まだ一度も大腸内視鏡検査を受けたことがない人は検査を怖がらず、また症状がないからと言って後回しにしたりせず、検査を受けてほしいと思います。

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