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鴇田 拓也 院長の独自取材記事

南林間ひまわり歯科

(大和市/南林間駅)

最終更新日:2025/09/29

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科 main

「明るい印象にしたくて、太陽に向かって咲くひまわりを名前に入れました」と話す鴇田(ときた)拓也院長は、大和市下鶴間の幹線道路沿いに「南林間ひまわり歯科」を構えている。南林間駅東口からも徒歩約6分ほどと好アクセスな同院は、コンビニエンスストアだった建物を歯科医院に転用。広々とした駐車スペースを擁し、段差をできる限り排除したバリアフリー設計にするなど、車いすやベビーカーでも通いやすい設計だ。「まごころの診療で地域に信頼されるクリニックをめざしています」と語る鴇田院長のもとには、一般歯科はもちろん、入れ歯治療などの専門的な診療を求める人や、抜歯を勧められたがなんとか歯を残したいと希望する人まで、多様な患者が訪れるという。そんな鴇田院長に、クリニックの特徴やめざす医療などについて聞いた。

(取材日2025年3月12日)

「歯を残したい」に応える専門的な診療をめざす

開業から10周年を迎えられるそうですね。

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科1

2015年開業なので、今年で10年になります。小さなお子さんからご高齢の方まで、幅広い層の患者さんに来院いただいており、診療の幅もこの10年で格段に広がりました。同時に、その質についても大きく向上していると自負しています。一般歯科、小児歯科では地域の方の受診が中心ですが、専門的な診療では横浜市内や東京都内といった比較的遠方からも足を運んでいただくケースが増えています。特に、当院で手がけている歯根端切除術は、実践しているクリニックは多くなく、ウェブサイトなどで情報を検索してから来院される方も少なくありません。また、入れ歯のお悩みや歯並びをご相談されるケースも多いですね。

歯根端切除術について詳しく教えてください。

歯の根の先に膿がたまる歯根嚢胞に対する治療で、歯肉を切開し、骨に小さな穴を開けて膿の袋を取り出します。従来であれば根管治療を諦め、抜歯を選択せざるを得なかったようなケースでも、この歯根端切除術を実践することで、歯が残る可能性が広がります。ただし、再発を防ぐためには、嚢胞発生の原因となった歯根の先端を切除して根管内を清掃した後、逆根管充填を行い根管内から細菌が出てこないよう密封しなければなりません。当院では、過去に一度歯根端切除術を受けたものの、再発してしまったという方の再治療も手がけています。また、抜歯を勧められたがなんとか歯を残したいという相談では、歯の破折によるものも多いですね。こうしたケースでは修復歯の意図的再植術を検討します。これは治療しても治癒が望めない歯を一度抜歯し、再度元の場所に戻す治療です。

専門性が求められる治療を多く手がけていらっしゃるのですね。

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科2

はい。他には入れ歯治療にも自信を持っています。母校の東京医科歯科大学歯学部付属病院では義歯の外来に勤務し、日本における入れ歯研究のパイオニア的存在である先生にご指導いただきながら豊富な診療経験を積みました。せっかく入れ歯を作っても、合わない、痛い、よく噛めないなどのお悩みを抱える方は多いものです。加齢などに伴い人間の骨格は変化しますし、入れ歯に用いられているプラスチックの見えない気泡の中に細菌が入り込んで繁殖するのが原因のこともあります。しかし、お口に合わなくなった入れ歯を市販の接着剤などを用いて使用されている方もおられます。本当に自分の口にフィットした入れ歯を使えば、こうした接着剤を使う必要はないはずです。入れ歯を入れるとえずいてしまう方には、入れ歯を小さくすることが見込める「インプラントオーバーデンチャー」もご提案しています。お悩みがあればぜひご相談いただきたいですね。

充実設備で質をサポート、基本に忠実な姿勢で診療

近年、特に力を入れている診療があれば教えてください。

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科3

多様なニーズに応えるため、幅広い分野で研鑽を重ねています。近年特に力を入れているのは矯正歯科で、ワイヤー矯正、マウスピース型装置を用いた矯正、小児の床矯正など広く対応しています。60代、70代で矯正を受ける方もいらっしゃいますね。「歯並びが悪い」というと、単に「歯がきちんと並んでいない」と思われる方が多いかもしれませんが、その本質は骨の成長不足。「骨の劣成長」といって、骨が標準よりも小さく成長しているために歯が並びきれないのです。骨の劣成長が引き起こす問題は歯並びだけに限らず、例えば上顎骨の成長が不足していると、鼻腔が狭まり口呼吸などの問題が起こることも。裏を返せば、骨が成長している過程の段階で矯正を開始することで、こうした呼吸などの問題の回避が期待できます。そのため当院では、年を重ねてから矯正を受けるより、幼少期など早い段階で矯正を受けることをお勧めしています。

診療の質を支える医療設備も充実していますね。

医療機関においては、衛生管理は基本中の基本だと考えています。そこで世界レベルの基準「クラスB」をクリアした滅菌器を導入しました。歯を削るための機器であるタービンについては、すべてこの滅菌器でしっかりと滅菌したものを患者さんごとに使用し、院内感染の危険性を可能な限り排除しています。また、当院では、歯科治療の中でも難しい根管治療を行いますから、マイクロスコープを導入しました。マイクロスコープを使うことにより、細部まで直視下で治療を行うことが可能になるため、治療の精度を上げていけると感じています。

診療される上でどのようなことを大切にされていますか。

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科4

基本に忠実な治療という姿勢を大切にしています。歯科医師はそれぞれの経験に基づき、治療にアレンジを加えてオリジナルの治療方法を確立している場合が多くあり、それが基本の治療法だと勘違いしてしまうことも意外と多いのです。しかし、基本とされている治療法は、長い年月をかけて、複数の歯科医師が膨大な症例を重ねた結果としてスタンダードになっているもの。私が重視する徹底した滅菌、患者さんへのわかりやすい説明なども、この基本に忠実という姿勢が原点になっています。また、患者さんにお口の中の状態や治療を理解していただくことも重視しています。

歯を失う前段階からの予防的アプローチ推進をめざして

ところで、歯科医師を志されたきっかけは?

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科5

親戚に歯科医師がおり、また小さい頃から手先が器用だったことから、「将来は歯科医師になれば良い」と周りからよく言われ、常に心のどこかにその言葉がありました。その影響が強かったのか、高校生になり将来の進路を真剣に検討する時に、歯科医師になるという道を選択しました。大学卒業後は大学院に進み、大学病院などで経験を積んだ後、2015年11月に当院を開業。小学生の時まで一駅隣りの中央林間で暮らしていたので、なじみのある土地が良いと考えて、近辺で開業にふさわしい土地を探しました。

今後の展望を教えてください。

不定期ではありますが管理栄養士による栄養相談も始めました。これまでは、なくした歯を補う治療が中心でしたが、歯をなくす前からの予防的アプローチの一環として導入を決めたものです。年齢が上がり、オーラルフレイルが進行すると、最終的に食事がうまくとれず衰弱してしまいます。こうした負のスパイラルを断ち切るためにも、さまざまな角度から予防的アプローチを推進していければと考えています。例えば、若年期からの矯正や、入れ歯治療、根管治療など当院で実践している専門的な治療も、機能の面からは予防的アプローチと捉えられると思うのです。

最後に、ひと言メッセージをお願いします。

鴇田拓也院長 南林間ひまわり歯科6

基本を大切にしながら「この歯科医師になら診てもらいたい」と思える治療を行うことに努めていきたいと考えています。治療、衛生管理、接遇を含め、すべての面で皆さんに信頼していただける「まごころの診療」を目標とし、広めのキッズスペースを設け、診療ユニットは半個室とするなど、どなたにも気軽に受診していただきやすい安心感ある環境を整えています。また、歯を残す治療に力を入れていますので、歯を抜きたくないという方はぜひ診せていただきたいですね。残念ながら残すことができない場合も、入れ歯やインプラントなど一人ひとりに適した治療を提案しています。人生100年時代を想定した診療を心がけていますので、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

※インプラント治療/1本55万円~
※インプラントオーバーデンチャー/総義歯タイプ275万円~
※矯正治療/成人矯正55万円~、部分矯正15万円~、小児矯正8万円~(1装置)、マウスピース型装置を用いた矯正/片顎33万円~、上下44万円~、検査5万5000円、調整料5500円
※歯根端切除術/16万5000~20万9000円
※意図的再植術/18万7000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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