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自分の歯を使う移植・再植治療
多彩なメリットと広がる治療選択肢

京都三条大橋歯科診療所

(京都市東山区/三条駅)

最終更新日:2020/10/01

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歯の移植は、親知らずなど今は使っていない自分の歯を別の場所に移植すること、そして再植は、抜けてしまった歯などを元の場所へ戻すことをいう。人工材料ではなく患者自身の歯を使うことによる、さまざまなメリットがあるそうだ。早くから歯の再生を研究してきた「京都三条大橋歯科診療所」の川畑知広院長は、自分の歯を再利用できる良さを実感し、歯の移植・再植を積極的に行う。院長はさらに「生まれ持った歯を大事にしてきたのに、失って悲しいと感じる患者さん、もう一度生えてこないかと思っているような患者さんには、本当に喜んでいただける方法です」と、患者の想いにも心を寄せる。この治療を通じて口腔内全体の整った構造や確実な機能を提供したいという院長に、今回は治療の特徴と、移植の診療過程を聞いた。(取材日2020年4月30日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Q歯の移植・再植はどのような方に適した処置でしょうか。
A

虫歯が進行して歯を抜かないといけなくなったり、ケガや事故で歯が欠けたり折れたりすることがあります。一般的には入れ歯やインプラント、ブリッジといった方法で、抜歯した部分を補いますが、もしお口の中に、親知らずなど今は使っていない歯があれば、それを抜いて必要な場所へ植え替えて、その上にクラウンをかぶせることができます。これが歯の移植で、抜けた歯を同じ場所に再度植え直すのが再植です。人工の素材を体に埋め込んだり使い続けることに抵抗がある方、生まれ持った歯を失うことに悲しさや喪失感を覚えるという方、あるいは治療期間をなるべく短くしたいという方には、ぜひ検討してほしい治療法です。

Qでは、この治療法の特徴を教えてください。
A

適切な条件や技術で移植・再植した歯は、もともと自分の歯ですから周囲の歯茎になじみやすいですし、顎骨に定着するのも早く、ほとんど拒絶反応がありません。歯のサイズが移植先のスペースと合わなくても、親知らずなら歯根が2~3本に分かれていることもあり、抜歯後に必要なサイズに加工して移植できます。また、通常は移植・再植から1ヵ月程度で咀嚼機能の回復が見込めるので、治療期間の短さも特徴ですね。ただまれに、移植した歯がうまく定着しなかったり、数年後に歯根が溶けてしまうこともあります。もちろん義歯やブリッジ、インプラントにもそれぞれ利点があるので、失った歯を補う選択肢の1つとして移植・再植をご案内しています。

Qこちらのクリニックで歯の移植・再植を受けるメリットは?
A

この治療では、移植・再植する歯や、移植・再植先の組織を、傷つけないように処置する技術が必要です。当院では多くの治療経験から技術を培ってきましたし、施術前には3DCTで歯と組織の適合性を調べるシステムを導入しています。また、1本の歯だけでなく、口腔内全体を診てバランスの取れた歯並びになるように治療内容を提案するほか、必要に応じてインプラントやブリッジなど、他の方法と組み合わせた移植も可能です。さらに、施術直後の歯が不安定な時期でも、見た目や食事に困らないような装置を使った固定を行うようにしています。

検診・治療START!ステップで紹介します

1初診とカウンセリング

カウンセリングで患者から話を聞き、視診とパノラマエックス線で口腔内全体を確認。移植では移植のためのドナーとなる歯があることが前提になるため、歯茎の中を調べられるパノラマエックス線検査が重要となる。また、患者の口腔内の状況を総合的に観察し、その時に症状がある歯以外でも将来の歯並びや咀嚼機能を維持するために処置したほうが良い部分はないか、移植以外に適した治療法はないか、先入観を持たず多角的に検討する。

2精密検査と治療計画

精密検査では、CTで移植する歯のサイズ感や形状、移植場所の骨の形態などを確認し、治療内容を検討する。移植では最低2ヵ所で抜歯や処置が必要になるので、痛みがとても苦手だという患者には、他の治療を提案する場合もあるそう。さらに、移植した歯が抜けた後のことも想定し、インプラントと併用するような処置も可能だという。メリット・デメリットや費用も踏まえて治療計画を立てる。

3歯の移植手術

手術では、まず移植する歯と移植先にある歯を抜歯。その後、移植先の組織の形状を整え、必要があれば抜いた歯を移植先のスペースに合わせて加工したのちに、移植、仮固定する。移植する歯は傷つけないように抜歯する必要があるため、抜歯には30分ほどかけることもあるそう。また麻酔はしっかりと効くのを待つので、「移植先の歯を抜き、代わりに親知らずを移植する」ようなシンプルな例では1時間弱になることが多い。

4再診

移植当日は、糸や接着材、部位によってはCAD/CAMシステムなどで仮の固定装置を作製して歯を固定し、手術直後から患者が日常生活で困らないようにする。多くの場合、2週間後には抜糸をしてさらに定着を待ち、4週間後から歯内治療を始め、咀嚼機能を回復できるように上部構造を作製するという。院内にはCAD/CAMシステムも導入されているので、早ければ移植4週間後の再診当日に上部構造を作製でき、使い始められる。

5定期健診

移植歯ならではの特別なケアは不要だが、CTやパノラマエックス線で歯根の状態を確認するために、半年から1年に1回程度は定期的な受診が望ましいとのこと。移植した歯で歯根吸収が起きることもあるが、定期的に状況を確認していれば、必要に応じて次の対策を考えておくこともできる。

ドクターからのメッセージ

川畑 知広院長

移植というと大変な処置のように感じるかもしれませんが、ご自身の歯を利用する自然な方法でもあり、感染リスクが低く体になじみやすいため、治療期間も短いという良さがあると考えています。健康なご高齢の方でしたら、少しでも早く咀嚼機能を回復して、快適に食べられる時間を長くとりたいと考えることもあるでしょう。一方、人工材料は日進月歩で進化していますので、数十年後には革新的な素材が開発されるかもしれません。だから、若い方でしたらそれまでの期間はご自身の歯の移植で対応し、未来の治療につなげるという考え方もできます。患者さんの治療選択肢を広げるという点でも、歯の移植の役割は大きいと考えています。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯の移植・再植/10万円~(保険適応にならない場合の1歯当たりの移植費用)、インプラント治療/一歯 45万円~(【内訳】一時手術:30万円、上部構造::一歯につき15万円)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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