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感染したら定期的な検査が必須
働き盛りでも珍しくないB型肝炎

天神橋みやたけクリニック

(大阪市北区/南森町駅)

最終更新日:2020/01/31

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ウイルス性肝炎は訴訟報道などで目にする機会はあるものの、自分とは無関係だと思う人も多いのではないだろうか。実は日本人のB型肝炎ウイルスキャリアは100人に1人とされ、本人が知らないうちに感染していたり、感染しても放置しているケースが少なくないという。急性でないB型慢性肝炎については、現時点では根治的治療の手立てがないとされている。大阪警察病院などで長年にわたりウイルス性肝炎と向き合ってきた「天神橋みやたけクリニック」の宮竹英希院長は、働き盛り世代にもアクセスしやすい立地で開業し、患者をフォロー。「自分と周囲の人を守るために、B型肝炎では早期発見と継続的なサポートが欠かせません」と語る院長に、B型肝炎の特徴や検査、感染時の対応について詳しく話を聞いた。 (取材日2018年10月19日)

働き盛り世代にも意外と身近なB型肝炎、通院しやすいクリニックで診療経験豊富な医師がこまやかにサポート

QB型肝炎とはどのような病気でしょうか。
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▲B型肝炎についてわかりやすい資料も掲示

B型肝炎は、肝臓にB型肝炎ウイルス(HBV)が感染して起こります。HBVは人の体内で生き残ることに長けていて、現時点では完全に治せる治療法がありません。B型肝炎ウイルスに感染している人は「B型肝炎キャリア」と呼ばれます。B型肝炎のウイルス抗原にはHBs、HBeがあり、HBs抗原陽性が「B型肝炎キャリア」にあたります。ただし、B型肝炎キャリアであっても自覚症状のない「無症候性キャリア」の状態が続くことも多いので、検査で定期的にウイルス量を調べ、ウイルスの勢いを確認する必要があるのです。一方、B型急性肝炎、B型慢性肝炎、B型肝硬変、肝臓がんなどになれば、治療を行います。

QB型肝炎はどのように感染するのでしょうか。
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▲周囲の大切な人のために定期検査やワクチンが重要と語る宮竹院長

HBVは主に血液から感染します。日本では出産時の母子感染がほとんどですが、2016年から新生児のB型肝炎ワクチンが定期接種になったので、HBV感染は今後、さらに減ると考えられます。ただ汗や涙、唾液などの体液でも感染しますので、パートナーとの性行為、あるいは家庭や福祉施設など他人と密接する生活環境で感染することもあります。働き盛りの世代ではこれらの経路から本人が気づかない間に感染していて、職場の健康診断や献血、手術前の検査で指摘されることもあります。周囲にキャリアの方がいたり、医療・福祉関係の仕事に従事するなど感染の可能性が高い環境に入る場合には、ぜひB型肝炎ワクチンを接種してほしいと思います。

QB型肝炎ウイルスに対してはどのような検査を行うのですか。
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▲血液検査やエコーによる検査を行う処置室

例えば家族やパートナーがHBVのキャリアであることがわかり、「自分もHBVに感染しているか否か」を調べたい場合には、血液検査でHBs抗原、HBs抗体を測定します、これは自費診療になることが多いです。一方、すでにHBs抗原陽性であると判明している方はHBVキャリアですので、ウイルス量を把握するために、保険適応の血液検査で複数の項目を調べます。さらに、HBVキャリアでは肝臓がんが発生しやすいので、腹部超音波(エコー)検査を実施して肝臓にがんが発生していないかどうか調べます。肝臓がんは自覚症状のない時期が長く、自覚症状が出たときにはかなり進行している場合が多いので、早期からの画像検査が欠かせません。

QHBs抗原陽性と診断されたらどうすればよいですか。
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▲専門の医師による管理が重要

健康診断や献血、手術前の検査など、B型肝炎を専門としない医療機関でHBs抗原陽性と診断されたら、検査結果の詳しいデータを持って、B型肝炎を専門的に診療している医療機関を受診してください。当院では、血液検査でHBVの抗原抗体や遺伝子型、腫瘍マーカーなどを調べます。さらに当日の朝食や昼食を食べずに受診いただければ、受診当日に腹部エコー検査も行えます。1週間後の再受診時には、検査結果とともに今後の方針を提案させてもらいます。無症候性であればウイルス量によって1~6ヵ月間隔、症状があり薬物治療が必要な方は1~2ヵ月間隔で通院することになります。

Q肝臓がんの特徴と、B型肝炎との関係を教えてください。
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▲がんにならないよう管理することを目標に掲げる宮竹院長

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、臓器の中でも特にサイズが大きいので、どこか一部でがんが発症しても、かなり進行するまで明らかな自覚症状がありません。B型・C型肝炎のキャリアでは肝臓がんの起こる可能性が高くなり、特にB型肝炎ではHBV-DNA量が多いほど肝臓がんの発症率が高いという報告もあります。また私自身は、B型肝炎の患者さんは50~60代という比較的若い時期でも肝臓がんになりやすいとの印象をもっています。一方で、肝臓がんは3cm以下であれば完治をめざすことも可能とされています。だからこそ、HBVキャリアの方は、腹部エコー検査や腫瘍マーカーを定期的に実施して、早期発見に結びつけてほしいです。

ドクターからのメッセージ

宮竹 英希院長

現在の働き盛り世代は、社会でも家庭でも知らないうちにHBVキャリアと接する機会があり、自覚がないままHBVに感染していることがあります。また、「あなたはHBVキャリアです」と説明されても放置したために、周囲に感染を広げたり、肝硬変や肝臓がんを発症してしまった例をこれまで多数見てきました。HBVキャリアであるとわかれば、無症状であっても定期的に受診してHBV量の変化を把握し、エコー検査で肝臓がんの早期発見に努めてください。そして、公私ともに忙しく自分のことは疎かになりがちな世代だからこそ、B型肝炎を専門とする医療機関とタッグを組んでサポートを受け、B型肝炎と上手に付き合ってほしいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

HBs抗原抗体検査/5000円(税別)、B型肝炎ワクチン接種/1回5000円(税別)※初回の簡易検査は大阪府の条件により無料対象者あり

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