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宮竹 英希 院長の独自取材記事

天神橋みやたけクリニック

(大阪市北区/南森町駅)

最終更新日:2020/04/01

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大阪メトロ谷町線・堺筋線の南森町駅から徒歩3分、JR東西線大阪天満宮駅から徒歩5分、ビルの2階に構える「天神橋みやたけクリニック」。宮竹英希院長は総合病院での消化器内科の経験を積み、2015年に開業。日本肝臓学会肝臓専門医として多くの患者に接する宮竹院長は「B型肝炎は症状がなくても定期的に受診していただくことが大切です」と語り、患者には数値の意味などを詳しく説明し、理解してもらう努力を惜しまない。患者の多くが現役世代だという同院では、働きながら治療を続けられるよう、患者のニーズに応えられる医療の提供をめざしている。「検査機器も充実しています。気になることがあったらぜひ受診してください」と、患者目線で穏やかに語る宮竹院長に専門の肝臓疾患や今後の展望について聞いた。(取材日2018年6月14日)

肝臓を専門とした豊富な治療経験を生かし開業

先生のご専門の日本肝臓学会肝臓専門医について、またその専門を選ばれた理由などを教えてください。

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日本肝臓学会の肝臓専門医に認定されている医師自体は全国で数千人単位でいると思いますが、一般には大学病院や総合病院の消化器内科などに所属しているという場合がほとんどです。クリニックになるとあまりいないのではないでしょうか。私が肝臓を専門に選んだのは、大学で師匠にあたる先生の専門が肝炎だったんです。それで、その先生のもとで学びましたので、自然に肝臓を選んでいました。先生の影響は大きかったですね。

B型肝炎とはどのようにして感染する病気ですか。

日本人の場合はだいたい母子感染が多いですね。お母さんがB型肝炎になっていて、それでお子さんにも感染するということが多かったのですが、出産時にワクチンを接種するようになって改善されました。ほかには、集団予防接種で針を替えていなかった時期があり、そこで感染するケースがありました。また、汗や涙などからも感染することがわかっています。ですから、幼稚園などで子ども同士の接触で感染することもあり問題になっていました。それで2016年から0歳児へのワクチンの定期接種が始まったといういきさつがあります。そのほか、性交渉による感染もありますので、パートナーがB型肝炎とわかりワクチンの接種に来られる、という方もたまにいらっしゃいます。

B型肝炎の症状や治療法はどのようなものですか。

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健康診断の数値で肝炎を指摘されて初めてわかる、というのもよくあるケースです。また、もともと肝炎ウイルスキャリアの方が急に症状が悪くなった場合は、全身がだるくなったり、疲れやすくなったり、尿の色が変わったり、といった不調を感じて受診されることもあります。今はC型肝炎は薬で治すこともできる病気になりましたが、B型肝炎はまだそこまでいっていません。病状をコントロールすることはできますが、ウイルスを消すことはまだできていません。治療は症状の悪化、重症化を防ぐことが目的になります。ですから、B型肝炎と診断されたら、症状が出ていなくても定期的に通院していただいて血液検査と腹部エコーを受けていただくことが大切です。患者さんの中には何かの都合で通院の間隔が空いてしまうと次に通院しづらく感じる方もいますが、それは気にせずに、この病気とは長い付き合いになると自覚して、まずは来院していただきたいですね。

患者の目線に合わせた説明で理解と納得をめざす

こちらは大阪府肝炎専門医療機関と伺いましたが、この専門医療機関ならではのことはありますか。

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当クリニックは大阪府の肝炎専門医療機関としての指定を受けています。クリニックで指定を受けているところは少ないのではないかと思います。肝炎の治療を受ける時には医療費の助成を受けることができます。C型肝炎の場合、薬が非常に高額になるんですが、その診断書を書けるのが日本肝臓学会肝臓専門医もしくは大阪府肝炎専門医療機関の医師となっています。また今年から大阪市ではB型肝炎、C型肝炎のウイルス検査を単独で受けられるようになり、再検査になった方は肝炎専門医療機関を受診した場合には申請することにより初期費用を市が助成するシステムになりました。当クリニックならではのこととしては、肝臓の病気に関して総合病院と同レベルの診療の提供に努めている点ですね。例えば、大きな病院では普通入院して行うことが多いC型肝炎のインターフェロンフリー療法が入院なしでできます。そういうことはクリニックならではの柔軟な対応でしょうか。

こちらでは胃の内視鏡検査も行っているそうですね。

当クリニックでは肝臓の病気以外にもピロリ菌、機能性ディスペプシア、逆流性食道炎というこの3つの診断、治療のために内視鏡検査を取り入れています。機能性ディスペプシアというのは胃カメラで見ても異常は見つからないけれどおなかが痛いという病気なんです。この3つは頻度が高く、若い方もかかる疾患ですので、その診断、治療をしっかりと行うためには内視鏡の導入はとても有効だと考えています。当クリニックの内視鏡の検査方法は鼻からの挿入が全体の8割ほどです。この経鼻内視鏡により患者さんの側の検査を受ける抵抗、ハードルはかなり下がったと感じています。気になることがあったら気軽に受診していただきたいですね。

診療の際にいつも心がけていることは何かありますか。

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治療の際には患者さんにしっかり理解してもらい、納得してもらうことを心がけています。できるだけわかりやすく説明し、理解して、納得していただく。そして、満足して帰っていただくということが大切だと考えます。また、患者さんのニーズに応える診療も大切です。そのためには患者さんのお話をよく聞くことですね。患者さんの背景を知り、その人に合った診療を提供するためにも、カルテにはできるだけ詳しく記録します。次回にはその内容について「その後どうですか」というように触れることも心がけています。さらに、自分の専門外だと判断したら、早期に適切な専門機関を紹介するようにしています。そのための基幹病院などとの連携体制も整えています。

働く世代に適した医療の提供を進めていく

ところで、こちらの場所で開業された経緯、患者さんの特徴などをお話しいただけますか。

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私は出身が九州ですが、大学時代を大阪で過ごし、この辺りはなじみのある土地でした。良い所だなあ、開業するならこの辺りが良いな、と思っていた時に良い物件に巡り合えたので即決しました。ここは交通のアクセスが良くいろいろなエリアから来ることができます。肝臓疾患の患者さんもいますが、多くは風邪などの一般内科の疾患の方ですね。年齢層は比較的若め、現役世代の方が中心です。場所柄、単身赴任の方も多いです。ですから、そういう患者さんには仕事があることを前提に治療や予防を行っていくというスタンスで治療に取り組んでいます。

こちらでは人間ドックも受けられると伺いましたが。

はい、行っています。コースによりますが、だいたい2時間くらいです。胃カメラをプラスすることもできます。人間ドックで病気を早期発見することは健康維持のために大切なことですね。また、当クリニックでは病気の治療だけでなく「病気にさせない医療」、さらには健康な人を「より健康にする医療」を見据えています。抗加齢医学を学んだ経験を生かし、診療では生活習慣のアドバイスや食事相談のほか、自由診療で栄養補給やサプリメントの提供を行うなど、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、疾患予防と健康長寿のフォローにも力を入れています。疾患だけでなく老化を予防したいという人は年々増えており、最近はかかりつけの患者さんだけでなく、当クリニックのホームページを見て遠方からも足を運ばれる方が増えています。

今後の展望をお聞かせください。

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開業して4年目になりますが、ここの地域性から、来院される患者さんのほとんどが現役世代だということがわかりました。その方々の抱える問題点、困ったことを解決していく医療の提供をさらに徹底したい、サポートしていきたいと考えています。専門の肝臓疾患はもちろんですが、常に患者さんのニーズを把握し、それに応えられるように、新しい領域の治療や検査などにもできる範囲で取り組んでいきたいとも思っています。

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