矯正を断念していた人も始めやすい
マウスピース型装置による矯正
ふじもと歯科
(堺市堺区/堺東駅)
最終更新日:2024/11/29
- 自由診療
今や年齢・性別を問わず、多くの人が関心を寄せる歯列矯正。幼少期から取り組む人だけでなく、大人になってから自分のコンプレックスを解消するべく取り組む人も多い。しかし、矯正を始めるにあたって懸念されるのが矯正中の見た目の変化や痛みなど、日常生活への影響の大きさだろう。堺市にある「ふじもと歯科」の藤本直志(ふじもと・なおゆき)院長は「マウスピース型装置を用いた矯正では、日常生活への影響を最小限に抑えることも重視しています」と話す。実際に藤本院長自身もマウスピース型装置を用いた矯正を受け、その変化や注意するべき点について経験を踏まえたアドバイスをしたいと考えているそうだ。そこで今回は、マウスピース型装置を用いた矯正の特徴や矯正のメリットについて藤本院長に詳しく解説してもらった。
(取材日2024年11月13日)
目次
目立ちにくく痛みが少ないのが大きな特徴。審美面だけでなく機能面への良い影響も望める
- Qマウスピース型装置を使った矯正のメリットは何でしょう?
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A
マウスピース型装置を用いた矯正は、薄く透明なマウスピース型の装置を装着し、1週間ごとに交換して歯を動かすことを図る方法です。ワイヤーを使用した矯正に比べると装置が目立ちにくく、見た目が気になりにくい矯正法です。また、歯全体を装置で包んで移動を促すため歯の一部に過剰な力がかかりにくく、矯正期間中の痛みが非常に少ないのが大きな特徴といえるでしょう。食事や歯磨きの際には取り外すことができ、食事や口腔内の手入れに伴う不自由も少なくて済みます。矯正をためらう要因となる、見た目・痛み・日常の不自由さに配慮した手法といえるでしょう。金属を使用していないので、金属アレルギーの方にも対応可能です。
- Qマウスピース型装置を用いた矯正はどんな人に適していますか。
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A
マウスピース型装置は取り外しができるため、装置を装着する時間の管理や装置の交換、清掃を自分で行わなくてはいけません。ですから、矯正へのモチベーションが高い方にこそ向いている方法だと思います。通院間隔も1〜3ヵ月に1度で済むため、仕事や家庭の都合でできるだけ通院時間を抑えたい人にとって適した手法となるでしょう。逆に自己管理が苦手な方、矯正へのモチベーションがそれほど高くない方の場合は矯正がうまく進まないことが多くなるのではないかと思います。マウスピース型装置をなくしそう、装着時間を気にしたくない、取り替えや手入れが面倒だと感じる場合には固定式のワイヤー矯正のほうが適しているでしょう。
- Qマウスピース型装置を用いた場合の矯正期間を教えてください。
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A
矯正期間は症例によって違うものの、矯正終了後の保定期間も合わせるとだいたい3~4年ほどかかります。ただし、前歯など部分的な矯正の場合には2〜3ヵ月で矯正が終わることもあります。また、使用するマウスピース型装置の種類によっては加速装置を用いることができ、より迅速に歯を動かすことが図れるといわれています。歯が早く動けばマウスピース型装置の交換サイクルを早めることにつながり、結果として早期に矯正を終わらせることがめざせます。矯正期間をできるだけ短くしたいと考えているのであれば、カウンセリングの時にご相談いただければと思います。
- Qこちらのクリニックで矯正をするメリットはありますか?
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A
当院では、幅広い年代の患者さんの矯正に対応していますので、どなたでも相談いただけるのがメリットではないかと思います。お子さんの場合には、乳歯から永久歯に生え替わる6〜10歳頃に発育をサポートするようなアプローチを行っておくと抜歯のリスク回避が期待できるだけでなく、矯正にかかる費用面でのメリットも望めるかもしれません。子どもならではの治療もありますので、ぜひ早めに相談してくださいね。また、大人の矯正では虫歯や歯周病治療と合わせた矯正を検討できます。管理栄養士やカウンセリング専任スタッフも矯正期間中にさまざまな面でサポートしますので、不安なことがあれば気軽にお声がけいただければと思います。
- Q矯正は予防歯科にもつながるのでしょうか。
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A
矯正の目的は見た目を整えることと思われがちですが、それだけではありません。歯並びや噛み合わせが整った口元は単に美しいだけでなく、機能面でも大きなメリットが望めるのです。例えば、口腔内のバランスが整っていれば歯にかかる力が均一化され、しっかりと咀嚼しやすいため、胃腸の負担軽減につながります。一部の歯や歯周組織にかかる過剰な負担が回避できれば、ダメージも少なく見込めます。さらに整った歯並びは歯磨きもしやすいため歯に汚れがつきにくく、虫歯や歯周病のリスクといった面でもメリットがあるでしょう。口元は自信にもつながりますし、矯正をきっかけに前向きな気持ちで予防歯科に取り組んでいただけるとうれしいです。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/69万8000円~、マウスピース型装置を用いた部分矯正/22万円~、ワイヤー矯正/66万円~、小児矯正/19万8000円~