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布川 暢子 院長の独自取材記事

ビレッジ歯科クリニック

(相模原市中央区/相模原駅)

最終更新日:2024/01/19

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック main

相模原駅南口から徒歩5分ほど。さまざまな診療科のクリニックが入る医療モールの3階に「ビレッジ歯科クリニック」はある。歯科口腔外科を専門に学び、義歯の診療も得意としている院長の布川暢子先生をはじめ、女性スタッフがそろう。女性ならでのこまやかな気配りと気遣いによって、リラックスした雰囲気が漂うクリニックになっている。虫歯や歯周病などの治療はもちろん、入れ歯の相談や審美歯科、予防歯科、子どもの矯正歯科と診療内容は幅広く、ファミリー層も多く受診する同院では、子どもの噛み合わせの指導にも力を入れて、今後の健やかな成長のサポートも担う。実際どんな指導を行っているのか、布川院長が診療時に大切にしていることや診療内容などと併せて話を聞いた。

(取材日2022年4月1日)

医療モールの一角にある女性歯科医師のクリニック

こちらのクリニックにいらっしゃる患者さんは、どのような主訴の方が多いですか?

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック1

お子さんからご年配の方まで満遍なくいらっしゃるため、主訴も幅広いです。虫歯や歯が痛いという訴えで受診されて、その後も定期検診に通ってくださる方が多いですね。ご年配の方からは入れ歯が合わない、歯がぐらぐらするといった義歯の相談が多くあります。歯周病の治療や口腔外科、審美面に配慮した歯科治療、子どもの矯正歯科にも対応しています。この周辺にはマンションがたくさんあってファミリー層も多いですし、お子さんの歯並びの相談なども受けつけています。また、当院はさまざまなクリニックが入るビルの中にありますので、患者さんが内科から紹介されていらっしゃったり、逆に抜歯などの外科処置をするときに血圧が高くて処置できない方を他科へ紹介したりすることもあります。

スタッフさんも女性ばかりで、緊張せずに通えそうですね。

私を含めて、スタッフは女性ばかりなので、男の先生だと緊張してしまう方などが「女性の先生を探して来ました」というケースもあります。お子さんも女の先生のほうが安心するのではないでしょうか。スタッフもみんな穏やかで優しいですし、和気あいあいとした空気を感じ取っていただけると思います。開業当初から地域のかかりつけ歯科をめざして、通いやすいクリニックづくりにも努めています。電話をかけにくいという方も多いので、スマホで楽に予約が取っていただけるようにウェブ予約のほかにSNSからの予約を受けつけていますし、マイナンバーが保険証として使えるマイナ受付も対応を始めました。

感染症の対策はどのように行っていますか?

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック2

空気清浄機を待合室に1台、診察スペースに2台置き、すべてのユニットに、治療中に飛散する唾液などを吸い込める口腔外バキュームを設置しています。また、診察台にはビニールのシートをかけて、こまめに変えるようにし、患者さんが触れる部分は、定期的に消毒を行っています。国際規格に基づいた洗浄機と高圧蒸気滅菌器を導入して、使用する器具は必ず滅菌しています。これは以前より行ってきたことですが、特に気にされる方が多い時期ですので、院内感染対策を徹底していることはお伝えしたいですね。

歯科医師の観点から子どもの口呼吸の改善に尽力

子どもの噛み合わせの指導も行っているそうですが。

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック3

診療をしている中で、噛み合わせの悪い子や口が開いている子が多いことに気づき、親御さんへの情報提供の意味も込めて始めました。特に口が開いているのをそのままにしておくと、口が乾いて虫歯になりやすくなったり、歯肉炎や、歯並びの乱れにつながってしまいます。また寝る時も口が開いているわけですから、舌根沈下のような状態になって少し酸欠になっている可能性もあります。ですので、早い段階で気づいて予防してあげたいと思っています。鼻が詰まっていて口呼吸になっている時は耳鼻科に行っていただく必要があるのですが、そうでない場合は、正しい姿勢を取り、ベロの運動や口を閉じる運動などのトレーニングをすることで改善をめざします。口がぽかんと開いている子は、眠そうな顔つきの子も多いのですが、口を閉じて鼻で呼吸するようになると、顔つきもすっきりした印象になると思います。矯正歯科の先生や歯科衛生士が指導することもあります。

こちらのクリニックの治療内容について教えてください。

幅広く診療を行っていますが、私が口腔外科出身なので、抜歯や小手術も当院で行えます。大きい手術はクリニック内では難しいので、病院と連携をとって紹介していますが、小さなできものができたなどの小手術はこちらで対応可能です。また義歯も保険適用のもの、自由診療のもの、どちらも対応しています。自由診療の治療になりますが、目立たず使える金具を使用しない義歯など、見た目や使い心地にこだわった入れ歯の作製もご相談ください。審美歯科に関してはセラミック治療やホワイトニングなどをご案内できます。歯の色を気にされていらっしゃる方が多いですが、実はほとんどの方はホワイトニングまでする必要がないんです。磨けば落ちるような着色なら、お掃除だけで済んでしまう方も多いんです。気になることがあれば気軽にご相談ください。

診療の際、大切にしていることは何でしょうか?

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック4

なるべく痛みが少ないようにというのは気を遣っているところです。痛みを軽減するために、麻酔の注射の前に表面麻酔を使用し、麻酔液を温めたり、ゆっくりと麻酔液を注射したりすることで、痛みや不快感を抑えるよう努めています。もう一つ大切にしているのは、当たり前かもしれませんが、患者さんの主訴を聞くことです。まずは患者さんがどういう悩みがあるのかよく聞いてから、こちらの意見を押しつけないようになぜそうなるのか、どういった治療があるのかなどを説明しています。そのために、患者さんが話しやすい雰囲気づくりにも気を配っています。

他科とも連携して今後につながる歯科診療をめざす

開業までのご経歴を教えてください。

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック5

日本大学歯学部を卒業後、同大学医学部附属病院の歯科口腔外科で外科の処置を学びました。手術をしたり、麻酔科で修業をしたり、ちょうど10年在籍しました。大学病院ということで基礎疾患がある方の治療も多かったので、クリニックでの診療を始めてから、いらっしゃる患者さんが健康な方ばかりなことに少し驚きましたね(笑)。開業したのは、ここのオーナーの先生が昔からの知り合いで、医療ビルを立ち上げることになって声をかけていただいたのがきっかけです。それまで自分が開業することは考えていなかったのですが、ここはいろいろな方がいらっしゃいますし、病院のようにさまざまな科があって連携できるので、今ではここに開業して良かったなと思っています。

先生が歯科医師になられたきっかけは?

父が医師だったので、漠然と医学部に行こうと思っていました。ですが、昔から何かを作ることが好きで、義歯の制作が面白そうだなと思い、何となく歯科医師という職業も気になり始めていたんです。はっきりとしたきっかけは覚えていないのですが、他の科に比べて「治った」という実感が得やすい科ということが歯学部に進んだ理由かもしれません。実際、歯科医師になって、治療後の口腔内を見るととてもすっきりして達成感を感じます。患者さんと一緒に作り上げていくそういう過程も好きなんですよね。

今後の展望をお聞かせください。

布川暢子院長 ビレッジ歯科クリニック6

働き盛りの方、ご年配の方の診療に注力するのはもちろんですが、これから先、未来あるお子さんの歯並びや噛み合わせが正常に成長できるように、早いうちからの指導にも力を入れていきたいと思っています。口呼吸から起こる問題や、噛み合わせのずれに普段の姿勢が関わっていることなど、当医療モール内の小児科などとも連携して啓発していきたいですね。最近のお子さんは、親御さんの意識が高いこともあって虫歯がとても少ないんです。今後の定期検診では、これからの成長にも関わる噛み合わせにも意識を向けていただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

セラミック治療/5万5000円~、ホームホワイトニング/2万2000円~、金具を使用しない入れ歯/13万2000円~、小児矯正/33万円~(税込み価格)

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