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足のだるさ・重さを改善していく
下肢静脈瘤の日帰り手術

立川静脈瘤クリニック

(立川市/立川駅)

最終更新日:2021/10/12

立川静脈瘤クリニック 足のだるさ・重さを改善していく 下肢静脈瘤の日帰り手術 立川静脈瘤クリニック 足のだるさ・重さを改善していく 下肢静脈瘤の日帰り手術
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足のむくみやだるさ・重さ、皮膚の下に網目状に蛇行する血管、ボコボコとした血管の膨らみ……。そのような症状は年齢のせいではなく、下肢静脈瘤という病気の可能性もある。この病気は命に関わるものではないとはいえ、自然治癒しなく不快な症状が続くことで、生活の質が低下することも。「そうした患者さんが、すっきりしたお顔になって喜んでくださるんですよ」と言うのは、「立川静脈瘤クリニック」の清水義夫院長。最近は高周波を使った血管内治療により、手術当日に歩いて帰れるなど、下肢静脈瘤の治療の進歩はめざましいと語る。ただ、こうした治療法も病気が進行すれば使えないことが多く、早めの受診・治療が鍵だと言う清水院長に、病気や治療のこと、予防のことを詳しく聞いた。

(取材日2019年9年14日)

症状が進行すると治療が困難になる下肢静脈瘤。早めの受診・治療でつらい時間を少しでも短く

Q下肢静脈瘤はどのような病気で、どんな人がなりやすいですか?
A
立川静脈瘤クリニック 立川駅より徒歩3分。好立地にあるクリニック

▲立川駅より徒歩3分。好立地にあるクリニック

この病気には足のむくみやだるさ・重さ、よく足がつる、皮膚の下に血管が網目状に見えるなどの症状があり、足の血管がボコボコと浮き出し、こぶ状になることもあります。さらに進行すると、皮膚が茶色くなったりかゆみが出たりする皮膚炎、皮膚がただれる潰瘍なども発症します。これらは足の静脈を流れる血液が心臓まで戻りきれず、途中で滞留するのが原因。静脈には血液の逆流を防ぐ弁がありますが、それがうまく機能せず、血液が正常に流れなくなったのです。この病気は女性に多く、50代くらいから特に増えます。また、同じ場所に長時間立ち続ける仕事の方、慢性的な便秘の方、肥満の方は要注意で、遺伝的な要素も強いといわれます。

Q下肢静脈瘤の治療法を教えてください。
A
立川静脈瘤クリニック 充実の設備により、幅広い治療法を提供

▲充実の設備により、幅広い治療法を提供

血管が浮き出したりこぶ状になったりした症状には、カテーテルを血管内に入れ、血管の内側に高周波で熱を加えて閉じる手術を行います。手術は1日で終わり、術後は歩いてお帰りいただけますし、傷痕もほとんど目立ちません。血管が網目のように見える程度の症状なら、血管を固める薬を注射する硬化療法が適用になります。なお人体には多数の血管が走っているため、一部の血流を止めても問題ありません。こうした治療の必要がない軽症の方、高齢の方やほかの病気がある方などで手術が適さない場合は、医療用の弾性ストッキングを使うこともあります。血液の逆流を防ぐ効果が期待できますが、対症療法であり、下肢静脈瘤が治るわけではありません。

Qどのようなときに受診すればいいですか?
A
立川静脈瘤クリニック 患者一人ひとりを考えた診療を心がけている

▲患者一人ひとりを考えた診療を心がけている

足の疲れやだるさで日々の生活がつらい方、膝の辺りに蛇行した血管が見える方などは、下肢静脈瘤の疑いがあるため受診をお勧めします。検査は超音波を使って簡単にでき、痛みもないため、気軽に受診していただけます。一般的に生命に関わる病気でないとはいえ、だるさやかゆみで生活の質は大きく低下しますし、でこぼこした血管を人に見られたくない気持ちも強いでしょう。しかも下肢静脈瘤は自然治癒しないもののため、早めに受診して、つらい時間を少しでも短くしていただければと思います。もちろん治療が必要かどうか、どの治療法が適するかなどは症状により異なりますが、皮膚炎や潰瘍を起こしている場合は早急な治療が必要となります。

Q手術にかかる時間や流れを教えてください。
A
立川静脈瘤クリニック 下肢静脈瘤の日帰り手術にも対応

▲下肢静脈瘤の日帰り手術にも対応

当院ではカテーテルを使って高周波で血管を閉じる手術を行っています。手術にかかる時間は太ももの静脈で20〜30分程度、ふくらはぎの静脈で15分程度。大きなこぶがある場合、皮膚の一部を切開してこぶを取り出す静脈瘤切除を行っても1時間ほどです。静脈鎮静法と局所麻酔により、ほとんど痛みを感じずに手術を受けていただけ、1時間程度のリカバリーの後、ご帰宅いただけます。手術後は弾性ストッキングを約1ヵ月着用していただくこと、シャワーは翌日以降、入浴は2日後からという制限のほかは、普段通りの生活で構いません。むしろ動くことで血栓ができにくくなる可能性が高まります。仕事もデスクワークなら翌日から可能です。

Q下肢静脈瘤の予防に日頃から気をつけることはありますか?
A
立川静脈瘤クリニック 思い出深い町、立川で地域医療に貢献することが目標

▲思い出深い町、立川で地域医療に貢献することが目標

本来、ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」ともいえるポンプ作用を持ち、静脈の血液を足から心臓に戻す補助をしています。しかし年齢を重ねると足の筋肉も衰えるため、下半身を動かして筋力低下を防ぐことが何よりです。特に立ち仕事・座り仕事であまり動き回らない方は、日常の動作で少しでも足を動かすことを意識しましょう。肥満の方、便秘がちな方も、腹圧が上がって静脈に負担がかかりやすくなることが、下肢静脈瘤の原因の一つといわれます。適切な食生活や運動で肥満や便秘を改善するように心がけてください。まれに20〜30代の若い方、妊娠・出産を機に発症する方などもおられますから、気になる症状があれば受診をお勧めします。

ドクターからのメッセージ

清水 義夫院長

下肢静脈瘤は高齢の方にはポピュラーな病気です。しかし、命に関わる病気ではないから、あるいはどこを受診すればいいかわからないから、といった理由で受診を先延ばしにされる方も多いのではないでしょうか。一般的には血管外科、心臓血管外科、外科などが対応しますが、当院は下肢静脈瘤の日帰り手術を専門に展開する​医療法人の一員で、多くの症例数をもとに適切な診療を行っています。足のだるさや重さは下肢静脈瘤が原因かもしれないこと、さまざまな不快症状は治療できる可能性があることを、多くの方に知っていただき、当院のような専門の施設に早めに相談いただきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキング(保存療法の場合)/5500円(税込)~

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