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岩本 忠士 院長の独自取材記事

いわし歯科

(中野区/東中野駅)

最終更新日:2020/04/01

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JR東中野駅東口2番出口から数十歩という便利な立地にある「いわし歯科」。看板にある歯ブラシをくわえたワシがどこかユーモラスで、親しみを感じさせる。院長の岩本忠士先生は、新潟大学大学院や東京都立府中病院(現・多摩総合医療センター)の口腔外科で数多くの臨床を経験。その後は、インプラント治療を主とするクリニックでインプラントについてもみっちり修行を積み重ねてきた経験豊富な歯科医師。「インプラントは、歯を残すための一つの戦略として捉えています」と岩本院長は話す。インプラント治療のみならず歯科医療に熱い思いを抱く岩本院長に話を聞いた。
(取材日2020年1月7日)

隣の患者の様子が見られるようあえて個室にしない

開業してから6年目と伺いましたが地域性など何かお感じですか?

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この地域は出入りが激しい印象ですね。お子さんが小さい時に通っていらしても、少しお子さんが大きくなったら別の地域に引っ越していく方がとても多いようです。今、患者さんは小さな子どもから90歳以上のご年配の方まで幅広いですね。この地域はやはりご高齢の方が多く、皆さんとてもお元気です。ここの大家さんも90代なのですが、毎日4階まで階段を上り下りしています。患者さんの割合もご年配の方が半分を占めているでしょう。義歯やブリッジ、インプラント治療で来られる方が多いですが、歯がほとんど残っているという方もおられます。インプラント治療については、ご家族やお知り合いの紹介や、歯科クリニックからの紹介で来られたりしています。

そもそもここ東中野に開業したきっかけを教えてください。

勤務医時代からいずれは開業をと思っていました。開業するなら都心ではなく横浜や埼玉のほうでと考えて物件を探していました。そんな時、たまたま電車の中から、この場所にあったコンビニエンスストアのシャッターが半分閉まっているのを見かけたのです。それで、ビビッと来まして、お店の人に話を聞いたら閉店すると。それで即決しました。駅直近というのが開業場所の一つの条件でしたので、ぴったりの物件だったのです。「いわし歯科」の名称は、私のあだ名が由来です。岩本忠士の最初と最後を取って「いわ、し」。このあだ名は小学生の時に友人がつけてくれたもので、それ以来ずっと使っています。歯科医院のキャラクターも、本当は魚のイワシにしたかったのですが、魚のにおいがしそうで、歯科っぽくないかなと(笑)。それで鳥のワシにしてもらいました。

内装など工夫なさったのはどんなことですか?

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診療室はあえて個室にせず、パーティションで区切っています。患者さんから「個室のほうがいいんじゃない?」と言われることもありますが、きっちり区切っていないので、私が治療中でも、隣のユニットの様子を確認でき、患者さんに何か異変が起きた時に、すぐに気づけます。患者さんはご年配の方が多く、高血圧や心疾患など全身疾患を持っている方もおられます。当院では、治療中に何か緊急事態が起きた時のために緊急セットも用意しています。アドレナリン注射液や狭心症治療薬など救急隊が到着するまでの間、できる限り対応できるようにしています。幸い、まだそれらを使う事態は起きていませんが。インプラントや抜歯など外科処置を行う手術室はエアカーテンによって患者さんの口もと周辺を一般手術室と同様のクリーンな環境にするなど、より安心、安全な治療環境に努めています。

インプラント治療は歯を残すための一つの戦略

診療の際、大切にしていることはどんなことですか?

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いかにして1本の歯を最後まで残すかということです。歯を抜かれたいと思っている人はいないでしょうし、天然の歯に勝るものはありません。どのようにしたらその歯を最後まで残せるかが重要です。ケアをしていても自然と脱落してしまうのは仕方がないことですが、その歯が周りの歯に何も悪影響を与えていないのであれば、どんな状態でも残していくことを考えます。治せる歯周病は徹底的に治療します。極論ですが、たとえ歯がぐらぐらしていてもそれが入れ歯を支えているかもしれませんし、最後の1本かもしれません。歯科医療的には抜くのが一般的かもしれませんが、患者さんにとっては貴重な1本です。あくまでもこちら側の意見を押しつけないことが大切です。もしも胃がんになって、医師から「全部胃を切除しましょう、好きなお酒はもう飲めませんよ」と言われたら、少しでも胃を残してほしいと思いますよね。それと同じことだと思います。

歯を削ることも極力少なくしているのですか?

私はいつも歯の寿命を第一に考えています。歯を削ることは歯の寿命を縮めることにつながります。虫歯は、進行性と停滞性のものがありますが、停滞性の虫歯はそのまま様子を見ていきます。どちらであるかしっかり診断せずに、小さな虫歯でも削りプラスチックを詰めて、その隙間から再度虫歯になるといった例も数多いのです。初期の小さな虫歯は削ったりせず、普段のセルフケアによって停滞性にしておくことが大切なのです。

インプラント治療についてはどのようなスタンスで捉えているのですか?

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歯を最後まで残すためにどうすればいいかと考えた時の一つの戦略としてインプラント治療を捉えています。戦略にそぐわない時にはインプラントは入れませんし、必要だと診断した場合には積極的にインプラント治療を行っています。歯の状態によってはブリッジのほうが良い場合もあります。単に歯を欠損したから絶対インプラントといった発想は持っていません。長い年月かけて構築された噛み合わせを破壊してまでインプラントを入れる必要はないと考えています。清掃性など歯全体をトータルに診断した上で決定しています。実は、今でもインプラントを打つ時は怖いと感じます。恩師からも「外科的処置を怖いという思う気持ちを忘れてはいけない」と教えられてきました。治療そのものを慎重に行うのは当然ですが、治療後のメンテナンスも私自身がチェックしています。

「最終的にここに来れば安心」と思えるクリニックに

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

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父母がともに歯科医師で、自然と歯科医師をめざしましたが、一番影響を受けたのは、九州で開業していた祖父だったかもしれません。祖父の治療の姿勢に刺激を受けて、全身管理のできる歯科治療をしたいと思うようになりました。今、超高齢社会の到来とともに、脳梗塞のような循環器疾患や、糖尿病などの生活習慣病を患っている方が増えています。そうした全身疾患に対する理解がないまま治療をするなんて、私には怖くてできません。それで全身性疾患を診られる領域はどこかと考えてみたら口腔外科しかなかったのです。病理も解剖学もわかっていないといけないですし、エックス線やCTの読影も十分できないといけない。歯学部を卒業した時についていこうと決めていた先生が新潟大学に行かれたので、私も新潟大学の口腔外科に入局したのです。

その後インプラントに注力するようになったのはどんな経緯だったのですか?

新潟大学大学院を修了した後、当時、都立府中病院(現・多摩総合医療センター)に勤務していた父から勧められて府中病院の口腔外科に入りました。都立府中病院は口腔がんの患者さんがコンスタントに訪れるハードな現場でした。非常に勉強になりましたが、そこでの経験を踏まえ、やはり開業医として全身管理を究めようと思ったらインプラント治療も手がけるべきだと思い、症例数の多いクリニックに勤務しました。そのクリニックには5年半勤務し、私自身も数多くの施術をしました。たくさんの患者さんを担当させてくださった院長には今でも感謝しています。

では最後に、今後の展望をお願いいたします。

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地域に根差したクリニックとして、これからもしっかり腰を据えて診療にあたっていきたいと思います。どんなことになっても最後にここに来れば安心、最終的にあそこのクリニックに行けば大丈夫、と地域の皆さま方に思っていただけるクリニックでありたいですね。スタッフもフレンドリーでわかりやすく説明していると思います。セカンドオピニオンも行っていますので、インプラント治療で不安なことなどがあれば丁寧に説明させていただきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/20~42万円(税込み)、審美歯科/ハイブリッドセラミックインレー:3万円、ジルコニアクラウン:5万4000円、ジルコニアセラミッククラウン:8万円、ホワイトニング/2万8000円~、ラミネートべニア:8万円

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