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小見山 博光 院長の独自取材記事

中野ひだまりクリニック

(中野区/東中野駅)

最終更新日:2021/10/12

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東中野駅から徒歩5分の住宅地に位置する「中野ひだまりクリニック」は、外来診療、内視鏡検査や各種健診、訪問診療を柱とする地域密着型クリニック。外科・消化器内科・救急など多様な医療に従事し、実績を積み重ねた小見山博光院長が、内視鏡による病変の発見、治療、治療後の療養に至るまで、患者とその家族に寄り添いながら見守り続けたいという思いをかなえるために、2007年に世田谷区で開院したクリニックを移転開業した。消化器外科が専門の小見山院長をはじめ、消化器内科、循環器内科、内視鏡など、異なる専門領域を持つ複数の医師が在籍し、診療科を超えてさまざまなニーズに対応する。クリニックの特徴や注力している内視鏡検査について、そして今後の展望などを小見山院長に聞いた。

(再取材日2021年3月3日)

検査・治療・訪問診療・看取りまで、多様な医療を提供

クリニックの成り立ちと特徴についてお聞かせください。

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私は順天堂大学医学部附属順天堂医院の消化器外科や、同大学医学部附属静岡病院の救命救急センターなどで研鑽を積み、2007年に世田谷区で訪問診療専門のクリニックを立ち上げました。その後、自分の故郷である中野区で地域貢献したいという思いが膨らみ、2020年に現在の場所に移転。内科・消化器内科・外科を標榜するクリニックとしてリニューアルしました。現在は、内科・外科の外来診療、内視鏡検査や各種健康診断、訪問診療を柱に、病気の発見から治療、術後のケアから在宅での看取りまで、ワンストップで患者さんをサポートできる体制を整えています。スタッフは私を含め2人の常勤医のほかに非常勤の医師が6人、看護師は非常勤も含めて6人在籍しています。私の専門は消化器外科ですが、消化器内科、循環器内科など多様な専門分野を持つ医師がそろっており、さまざまなニーズに対応しています。

特に消化管内視鏡検査に力を入れておられると伺っています。

はい。私は消化器外科の中でも悪性腫瘍が専門で、順天堂大学大学院の医学研究科や、国立遺伝学研究所ではがんの遺伝子研究に没頭しました。また、内視鏡などのがん検診は消化器内科の専門の医師に任せるケースも多いのですが、私が所属した下部消化器外科を専門とする順天堂大学第一外科は、手術だけでなく術前の検査も外科の医師が行い、術後も患者さんを外来でフォローする方針でした。そのため、私も医師になって1年目から消化管内視鏡検査を行っており、これまでに多数の経験を積んできました。がん診療は私のライフワークであり、がんの発見から、手術など治療を受ける病院の紹介、退院後のフォローのほか、必要に応じて訪問診療やご自宅での看取りまで、トータルに患者さんを診療していきたいと考えています。

クリニックで受けられる内視鏡検査についてご説明ください。

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消化器内視鏡を専門とする医師が、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、下部内視鏡検査(大腸カメラ)を実施しています。胃カメラは口から挿入する経口内視鏡と、鼻から挿入する経鼻内視鏡の両方に対応しており、基本的には患者さんのご希望でどちらかを選んでいただけます。検査時間は5分程度です。一方、大腸カメラは大腸のひだの裏まで丁寧に観察する必要があり、約30分かかります。痛みが心配な方も多いと思いますが、胃カメラ・大腸カメラとも、患者さんのご希望に応じて鎮静剤を適切に使用し、眠ったような状態で検査を受けることも可能です。ただし、鎮静剤を使用した場合は、検査後1時間ほど院内で休んでいただく必要があり、当日は自動車やバイク、自転車の運転はできませんので、ご注意ください。

がんの早期発見を目的に、定期的な内視鏡検査を推奨

内視鏡検査はどのようなタイミングで受ければ良いでしょうか。

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胃がんは進行が早いものが多いので、胃カメラは40歳を過ぎたら毎年受けていただきたいですね。一方、大腸がんの多くはゆっくり進行する傾向にあるので、3~5年おきで良いかと思います。ただし、ご家族に大腸がんの既往がある場合は2年に1回、大腸ポリープがある方は毎年受けることをお勧めします。胃のポリープはがん化することはほとんどありませんが、大腸ポリープにはがんへの移行リスクの高いものもあります。だからこそ、ポリープの段階でフォローすることは大切だと思います。胃がんも大腸がんも早期に見つけることが重要な病気です。ですから、ぜひとも検査を受けていただきたいですし、私自身も定期的に検査を受けています。

そのほか、クリニックの独自性や強みについてお聞かせください。

大規模病院や各専門分野の医師との連携体制が整っていることは強みの一つだと思います。例えば、内視鏡検査によってポリープが見つかった場合、小さいものであればその場で切除していますが、ポリープが大きいと出血や腸に穴が開く穿孔といった合併症のリスクが高まるため、近隣の総合病院に紹介しています。また、検査の結果、がんが見つかった場合も専門の医療機関をご紹介いたします。迅速な対応ができるネットワークの広さは患者さんやご家族の安心感につながると思います。

訪問診療についてもお聞かせください。

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訪問診療では、医師・看護師がご自宅などを定期的に訪問し、診察・検査・注射・処置、薬の処方などのほか、転倒や寝たきり、床ずれの予防、栄養管理などを行うことで予測されるリスクを回避し、入院が必要になる事態を未然に防ぐよう努めています。通常の、患者さんに来院してもらうという受け身の診療ではなく、患者さんの生活領域に私たちが入り込んでいくスタイルの訪問診療は、医師も看護師も考え方を180度転換する必要があると実感しています。当院では末期がん患者さんの看取りも行っており、容体が急変した際には24時間・365日対応しています。入院して治療を受けるよりも、住み慣れた自宅で過ごしながら病気の治療・療養をしたいと希望される方はぜひご相談ください。

介護福祉との連携を深め、地域とつながるクリニックに

診療に際し、どのようなことを心がけておられますか?

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患者さんやご家族の意見をしっかり尊重することです。昨今の医療業界では、インフォームドコンセントが重要視されています。「先生にお任せします」と言われることもありますが、どの道を選択しても結果が変わることはないと思われる場合には、長年の経験を踏まえ、ご本人が苦しまない形を選ぶこと、過剰な医療介入をしないことを考慮します。医師というのは一人ひとりの命を左右する判断を下さなくてはならず、その覚悟と経験が常に求められていると感じます。がんは残念ながら軽い病気ではなく、つらさ、全身倦怠感などをすべて取り除くのは容易ではありません。ただ、一つ一つポイントを改善していくことで全体的な痛み、状態のバランスを良くして、生きがいのある状態にすることは可能だと考えます。じっくりと相談をしながら患者さん、ご家族が何を一番大切に考えているか、何を望んでいるかに思いをはせ、治療や療養の方針を決めるよう心を砕いています。

今後の展望についてお聞かせください。

当院は近隣の介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護ステーションとの連携にも力を入れてきました。今後も介護福祉との連携をより深めていきたいと考えています。また、がんなどの治療に伴う症状コントロールが必要な方を中心に、痰吸引や点滴、胃ろうといった処置が必要な医療依存度の高い方や、独居で介護に心配がある方などが入居する賃貸住宅への訪問診療も始めました。これまでも、訪問診療の経験から患者さんや家族の声に耳を傾けることを重要視してきましたが、医療だけではなく、介護福祉の窓口を持つことで受診のハードルを下げ、より気軽に相談してもらえる拠点にしていきたいと考えています。

最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。

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当院では企業で行われる雇用時の健康診断や定期健診、地方自治体が行う特定健診など、各種健診を積極的に受けつけています。当院のある中野区の区民健診では、2020年12月から胃カメラによる胃がん検診が始まりました。胃カメラは一般的な胃部エックス線検査(バリウム検査)と比べて小さな病変を発見しやすく、検査時に組織の一部を採取することもできるので、より早期の診断に役立ちます。ご自身やご家族の健康を守るために、内視鏡検査や健康診断をうまく活用していただきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

上部内視鏡検査/1万7000円~
下部内視鏡検査/2万4000円~

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