全国のドクター14,298人の想いを取材
クリニック・病院 157,273件の情報を掲載(2026年7月12日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 神戸市中央区
  4. 元町駅
  5. 神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科
  6. 予防こそが最大の治療薬だけに頼らない便秘・痔の治療とは

予防こそが最大の治療
薬だけに頼らない便秘・痔の治療とは

神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科

(神戸市中央区/元町駅)

最終更新日:2026/07/10

神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 予防こそが最大の治療 薬だけに頼らない便秘・痔の治療とは 神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 予防こそが最大の治療 薬だけに頼らない便秘・痔の治療とは
  • 保険診療

痔や便秘、下痢など、排便やお尻に関する悩みを相談することに抵抗を感じていないだろうか。受診したほうがいいと頭ではわかっていても、恥ずかしさや不安が勝ってしまい、自己判断で便秘薬を服用したり、温水洗浄便座を浣腸のように使ってやり過ごしたりしている人も多いだろう。しかし、その排便習慣がむしろ痔を引き起こす原因になっていることも多いと指摘するのが、「神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科」の光宮義博院長だ。「痔の治療で一番大切なことは、排便習慣と生活習慣の見直しです」と、薬に頼らず根本原因の改善を図る。日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医として、患者の不安に配慮した診療を追求し続ける光宮院長に、「予防こそ最大の治療」という痔や便秘の治療について話を聞いた。

(取材日2026年6月26日)

便秘だと思いこみ、不要な薬を服用している人も。排便習慣と生活習慣を見直し、便秘や痔の根本原因の改善を

Q痔は、医学的にはどんな病気なのでしょうか。
A
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 患者の不安に配慮した診療を行っている

▲患者の不安に配慮した診療を行っている

イボ痔、切れ痔という言葉をよく耳にしますが、イボ痔は正式名称を内痔核、外痔核といい、うっ血する現象のことを指します。内痔核は腸の最後の部分に負荷をかけてうっ血させ、外に押し出してしまう病気。もともと誰もが生まれたときからうっ血しているのですが、負荷をかけてうっ血させる癖が強くなっていくと、支えが弱くなり外に押し出してしまうんです。引っかかったら痛いし、血も出るし、押し戻さないと激痛が続くようになってしまいます。外痔核は、お尻の外側の皮膚の部分に負荷がかかってうっ血し、血豆ができてしまうもの。一方、切れ痔は筋肉で締まっている皮膚の部分に傷が入ってしまうことです。

Q便秘との関係性を教えてください。
A
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 普段の何げない習慣が原因になっていることも

▲普段の何げない習慣が原因になっていることも

イボ痔は便が硬くてきばったり、おなかを壊してトイレでいきんだりといった負荷をかける癖が原因で引き起こされます。切れ痔も、筋肉で締まっている皮膚の部分に硬い便や下痢が勢い良く通ることで傷がつくんです。例えば、便秘の人が温水洗浄便座を中や強にして浣腸のように使っていると、それだけで切れ痔になってしまう。つまり、個人の排便習慣やお通じの状態が痔と大きく関係しているんです。普段何げなく行っている排便習慣が、知らず知らずのうちにお尻を壊してしまう原因になっている可能性があることを知ってほしいですね。

Qどのタイミングで受診すべきでしょうか?
A
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 不安に感じ、悩んだ時点で早めに相談を

▲不安に感じ、悩んだ時点で早めに相談を

受診を悩んでいる間に痔が悪化し、手術や注射が必要な状況になってしまうのは非常にもったいないことです。出血している場合はもちろんですが、便が硬い場合や、便は硬くないけど排便のペースがゆっくりでおなかがすっきりしない場合も、早めに肛門外科を受診してほしいですね。受診時の年齢によっては、大腸内視鏡検査を行います。大腸がんを見過ごすわけにはいきませんし、検査で大腸ポリープが見つかり切除すれば、大腸がんのリスク軽減にもつながります。また、検査を受けるかどうかにかかわらず、便秘薬を飲むか悩んでいる、大切な日に腹痛でトイレに行きたくなったらどうしようと不安に感じている段階で、まずは相談していただきたいです。

Q治療はどのように進めるのでしょうか?
A
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 排便のペースに合わせて水分補給を行う

▲排便のペースに合わせて水分補給を行う

イボ痔、切れ痔の出血はお通じの調整ができれば解決されることが多いため、まずは硬い便にならないようにする、ひどい下痢にならないようにすることが大切です。診療していて感じるのは、排便のペースがゆっくりなことを便秘だと誤解して、日常的に便秘薬を服用している方が多いこと。大切なのは排便の回数ではなく、排便のペースに対して水分をしっかりと取れているかどうかです。「おなかがすっきりしない」と便秘薬を飲んでいる場合は、本当に便秘なのか、そのお薬が本当に必要かどうかを見極めることから始めていきます。

Q予防こそが最大の治療とはどういうことでしょうか。
A
神戸元町みつみや大腸内視鏡内科・肛門外科 原因となる排便時の癖や生活習慣などを見直すことが大切だと話す

▲原因となる排便時の癖や生活習慣などを見直すことが大切だと話す

痔を単独の病気として見るだけでなく、排便習慣や生活習慣の結果として捉えることが大切だと思っています。早い段階で受診し、痔を引き起こしている根本的な原因を改善していけば、痔で困ることはなくなると考えています。必要であれば薬を処方し、注射や手術が必要であれば適切な先生を紹介しますが、手術をしてもこれまでの習慣を繰り返せば、また痔になってしまいます。ですから、痔の原因となっているお通じの状態や排便時の癖、生活習慣を見直すことが大切です。例えば、硬い便は水分不足やカフェインの影響かもしれません。それなら、水分摂取を見直してみる。毎日の小さな見直しを積み重ねることが、お尻の健康を守ることにつながります。

ドクターからのメッセージ

光宮 義博院長

痔や便秘に悩んでいても「恥ずかしい」「怖い」など不安で受診をためらう方は多いでしょう。しかし、その多くは排便習慣や生活習慣を見直していくことで改善をめざすことができます。便秘だと思いこみ、必要のない便秘薬を服用している方も多いのですが、実は便秘ではなかったり、水分不足が原因で便が硬くなってしまっていたりと、間違ったアプローチをしていることもしばしば。ですから、不安に思った段階で専門の医師に診てもらうことが大切です。早い段階で受診し、適切なケアをしていけば、痔で困ることはなくなるでしょう。当院では患者さんの不安に配慮した診療を行っています。本当に便秘なのか、薬が必要なのかから見直してみませんか。