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伊藤 義浩 院長の独自取材記事

ココカラハートクリニック

(名古屋市東区/久屋大通駅)

最終更新日:2019/08/28

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久屋大通駅1A出口からすぐ。2014年4月に開業したばかりの「ココカラハートクリニック」がある。伊藤義浩院長は勤務医時代に在宅医療と統合医療の大切さを学び、学生時代を過ごしたこの土地で地域に根差した医療に取り組んでいる。カフェのように落ち着いた内装とリラックスできる香りやBGM。患者との距離感をつくらないように、あえて白衣を着用しないスタイルも評判だ。同ビル内にグループの「ココカラウィメンズクリニック」「ココカラサロン」「ココカラ治療院」や、託児所の「ココカラキッズルーム」病児病後児保育所「ココカラキッズケア」もあり、連携を取り合いながら患者ニーズに合わせた医療を提供している。穏やかな笑顔の中に地域医療に対する真っすぐな情熱を秘めた伊藤院長にたっぷりと話を聞いた。(取材日2016年5月9日)

統合医療・在宅医療・メンズヘルスケアの3本柱体制

まずは先生が医師を志したきっかけを教えていただけますか?

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中学生の頃から「人を助ける仕事に就きたい」という思いが芽生え、教師や医師に憧れていました。両親や親戚が医療系の職業に携わっていたので、いずれは自分も医療系の職業に就きたいという思いが強くなり、ごく自然な流れで医師を志していました。それから藤田保健衛生大学医学部へ進学し、卒業後は名古屋記念病院で初期研修を行いました。その後、藤田保健衛生大学病院や東京榊原記念病院勤務などを経て2014年4月に当クリニックを開業しました。

医師になった頃から、開業を視野に入れてらっしゃったんですか?

そうですね、もちろん、大学病院の第一線でバリバリ活躍するのも良いと思いましたが、もともと親戚が病院を運営していたので、地域医療やご高齢の患者さんに寄り添う開業医に憧れていました。この土地を選んだのは、私が中学校・高校時代を過ごした場所で、自分が育った地元へ貢献していきたかったという思いが強かったからです。妻が先に「ココカラウィメンズクリニック」を開業し、夫婦一緒に力を合わせて地域へ貢献していこうとの思いで、私も「ココカラハートクリニック」を開業いたしました。

現在の診療項目についてお聞かせいただけますか。

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まず当クリニックの外来は、私の他、各診療科専門の医師で診ているのですが、一般内科、心療内科、漢方内科、循環器科、消化器・内視鏡科、皮膚科、老年科をはじめ、禁煙相談、不眠症、高山病、メンズヘルスと多岐にわたります。そして、特徴的な診療体制としては、統合医療・在宅医療・メンズヘルスケアの3つの柱で、患者さんとご家族の健康と生活をサポートすることです。まず統合医療では、現代西洋医学と漢方、鍼灸、アロマセラピー、サプリメントなどの補完代替医療をバランスよく組み合わせて、患者さんを健康へ導きます。次に在宅医療では、0歳~100歳まで通院が困難な患者さんに対して、当クリニックの医師と看護師24時間365日サポート。最後にメンズヘルスケアとして、まだあまり知られていない男性の更年期や禁煙相談など、頑張る男性たちの健康づくりをお手伝いしています。

患者とその家族、親子3世代の健康を守る地域医療

しっかりとした3つの柱が整っていますが、クリニックのコンセプトや大切にしていることは何ですか?

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「患者さまとその家族のココロと身体がいつも健康で元気であること」が経営理念であり、「笑顔」と「ありがとう」があふれるクリニックをめざしています。親身になって話を聞く、怒らない、ということを大切にしており、患者さんたちに「このクリニックなら話を聞いてもらえる」と思っていただけるように心がけています。実は昔から「親子3世代の家族を診られる地域医療がしたい」と思っていました。例えば、在宅医療を行うことで、ご年配の方々はもちろんのこと、障害のあるお子さんたちも看られるようになったんです。そして統合医療を取り入れることで、西洋医学だけではなかなか改善できない症状を漢方で改善するなど、多角的な視野を取り入れて、患者さんがベストな状態になるお手伝いをしています。また、夜8時30分まで診療することで、会社帰りのビジネスマンの方々も通院しやすい環境を整えられました。

ビジネスマンの方々は、メンズヘルスの外来でいらっしゃる患者さんも増えているのでは?

そうですね、男性患者さんも増えており、当クリニックでも力を入れている診療です。実は大学時代から勉強していたんですが、40~50代の男性の更年期障害はまだまだ世の中に知られていません。男性ご自身も自覚がなく、ただ何となく不調だと思っている方が多いのが現状。ほかの医院で症状が改善されず、当クリニックを見つけて名古屋市外から来られる患者さんも少なくありません。当クリニックでは、診察時に患者さん一人ひとりのお話を丁寧に伺います。そして、患者さんが少しでも気になることがあれば、医師と看護師が一丸になって、全力で治療方法や改善策を見出すので、当院に受診していただいて、やっと症状が改善されたと言ってくださる患者さんも多いんですよ。

診療項目が多岐にわたりますが、これまで特に印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

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どの患者さんもたくさんの思い入れがありますが、特に印象に残っている患者さんを挙げると、私の小学校時代の先生ですね。小学校2年生時の担任で、やんちゃだった私はよく叱られていました。それから30年ほど会うことはなく、年賀状でやり取りをしていたんです。そんな先生から、ある日突然電話がかかってきて、少し遠い北名古屋まで訪問診療へ訪れました。30年ぶりに再会すると、強かった先生の病状はだいぶ悪化しており、再会できた喜びとともに悲しみがこみ上げてきました。たいへん残念ながら改善の見込みはありませんでしたが、それからしばらく訪問診療で伺いました。先生は、私と釣りへ行くことを楽しみにしてくださったんですが、その願いはかなえられず、先日お亡くなりになられました。ですが、恩師から頼りにされて、最後にお看取りができたことで少しお力になれたのは良かったです。医師になって良かったと思える出来事でした。

在宅診療と外来診療を両立することが日々のやりがいに

先生の趣味や休日の過ごし方について教えてください。

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休日は3歳の子どもと一緒に遊んだり、子どもを背負って山登りをするなど、家族で過ごす時間を大切にしています。実は以前、富士山に登って高山病を研究していたんです。いずれは子どもと一緒に山を登りたいので、毎日の体力づくりも欠かせません。あと、子どもは朝が早いので、私自身も「朝活」をしているんですよ。朝の診療前にジムでトレーニングをしたり、朝食作りは私の担当なのでスムージーなど毎日いろんなメニューを考えています。ほかにも昔から書道が好きで、今はデザイン書道で、毎月好きな言葉をしたため、クリニックにも飾っているんですよ。

先生にとってのやりがいや今後力を入れていきたい取り組みはありますか?

在宅診療と外来診療を両立することがやりがいですね。以前、勤めていた岐阜県養老町の「船戸クリニック」で、在宅診療と統合医療を行っている先生と出会えたのが、今につながっています。この4月から皮膚科も始め、患者さんのニーズに合わせて診療科目を増やしているんです。訪問診療でも皮膚疾患で悩む患者さんが多いにも関わらず、専門医がいなかったので、これからいろんな専門医を増やして、訪問診療を充実させていきたいです。あとは社会貢献として病児保育や障害者の方々の支援にも、力を入れていきたいと思っております。一人ではできないことが多いので、同じ理念をともにできる仲間たちと、チームで医療を提供するのが目標ですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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在宅医療に関しては、クリニックへ通えない患者さんができるだけ安心した生活を送れるように、医師と看護師が全力でサポートいたします。また、住み慣れた家で最期を迎えられるようにお看取りも行っておりますので、まずは気軽にご相談ください。外来診療に関しては、患者さん一人ひとりに合わせて、寄り添った医療を提供してまいります。例えば、テレビを観て、男性の更年期を知って不安になったり、気になったり、なんとなく調子が悪いという理由でも構いません。カフェに行くような感覚で、気兼ねなくお越しくださいね。

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