藤沢在宅クリニック

藤沢在宅クリニック

米田浩基院長

頼れるドクター

医療トピックス

通院困難な患者のための「在宅診療」
その仕組みとチーム医療

藤沢在宅クリニック

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通院が困難になった高齢者や、がんの末期、神経難病などの患者を自宅で支える「在宅診療」。国の方針もあって、在宅で療養生活を送る患者が増えつつあるが、実際にはどんな患者をどんな形で診療しているのだろうか。藤沢、鎌倉、辻堂、茅ヶ崎や綾瀬と広範囲で約400人もの在宅診療を行っている「藤沢在宅クリニック」の米田浩基院長に、在宅診療のメリット、制度と費用、チームで行う医療や緊急対応などをについて詳しくお話しいただいた。(取材日2015年10月1日)

充実のポータブル機器で外来と同じ検査を行い、スタッフ全員で情報を共有するので緊急時も安心

在宅診療の対象となるのはどのような患者さんですか?

170834 mt 2 q1 1444292310 ▲藤沢だけでなく鎌倉などからの依頼も多い「藤沢在宅クリニック」 病気や障害、高齢による体力の低下などによって、通院が困難な患者さんが対象になります。やはりご高齢の方が多く、脳卒中や骨折などによる後遺症、認知症、心疾患などが多いですね。比較的若い方でも、神経難病で継続的な治療が必要な方、がんの末期で最期をご自宅で過ごしたいという方などが利用されています。特に早急な治療が必要でなくても、患者さんが希望すれば病気の予防や健康増進目的で利用することもできます。在宅診療には、医師が月2回、定期的に訪問して計画的に診療する「訪問診療」と、急に具合が悪くなったときに緊急に患者宅を訪れる「往診」があります。訪問診療で状態を把握することで、緊急時にも適切に対応できるのです。

在宅診療ではどのようなケアを受けられるのでしょうか?

170834 mt 2 q2 1444292310 ▲米田院長は在宅医療への熱い思いを持つ脳神経外科出身のドクター 基本的には内科系の診療全般です。血圧、体温、脈拍を測定し、薬を処方します。必要に応じて、尿道カテーテルの交換や、高齢者に多い皮膚トラブル、褥瘡(じゃくそう)の治療を行うこともあります。クリニックによっては、連携する皮膚科、泌尿器科、歯科などの医師が専門的な治療を行うこともあります。緊急時には電話相談や病院への救急搬送の手配、予防医療としてはワクチン接種も行います。終末期には、疼痛のコントロールをはじめとする緩和ケアも行いますが、クリニックによってどこまで対応できるかが異なります。しかし、各地域で在宅のかかりつけ医と病院、訪問看護師らが連携し、24時間、安心して在宅医療を受けられる体制が整いつつあります。

期間や費用について教えてください。

170834 mt 2 q3 1444292310 ▲電話での問い合わせの際も、受付スタッフが丁寧に優しく対応してくれる 期間についての決まりはありませんので、患者さんが希望する限りは在宅診療を受けることができます。医師の在宅診療は医療保険が適用されますので、その自己負担分をお支払いいただきます。患者さんが暮らす建物やクリニックの機能によって少し違ってきますが、高齢者が月2回の訪問診療を受けた場合は、1割負担で1ヵ月当たり5000〜6000円程度。要介護認定を受けた方が希望された場合は、介護保険の居宅療養管理指導を行う費用が別途かかります。これに、臨時に往診を受けたときの往診料や薬代、検査代、処置料などがプラスされます。訪問看護などを別に受けた場合も医療保険か介護保険が使えます。高額医療費の還付制度もありますので安心して利用できると思います。

在宅診療にはどのようなメリットがありますか。

170834 mt 2 q4 1444292310 ▲在宅医療はチーム医療。看護師、事務、ドライバーとの連携が大切 歩けなくなっても、自分の家で暮らしたいと考える患者さんは多いと思います。急に具合が悪くなったときやけがをしたときも、24時間・365日体制で医師に相談できるので、家族と離れて暮らしている高齢者には心強い仕組みでしょう。私たち医師も、患者さんの家に行くと、家族や生活の様子がわかりますから、その方にとって適切な治療を提案できます。複数の病気を持っているときは、通院ならそれぞれの診療科に足を運ばなくてはなりませんが、在宅診療ならかかりつけ医が全身を診てくれるので患者さんの負担が軽減します。かかりつけの在宅医療医師が、必要なら他科の医師や看護師、薬剤師なども紹介し、入院の依頼もしてくれます。何でもご相談ください。

こちらでは、どのような診療が受けられますか?

170834 mt 2 q5 1444292310 ▲ポータブル機器がそろう。今後も必要なものを導入していくそうだ 名前からわかるように、当院は在宅診療をメインにしたクリニックです。現在、訪問診療をしている患者さんは約400人。在宅診療の経験豊富な2人の医師と複数の看護師が情報を共有し、ひとつのチームになって24時間・365日、在宅で療養される患者さんを支えています。事務スタッフや介護福祉士の資格を持つドライバーもチームの一員です。医師、看護師が不在のときに急を要する連絡が入ったら、予定を変更して対応する場合も多いので、常に患者さんの状態を全員で情報共有する必要があるんです。また、ポータブルの心電図、エコー、内視鏡、肺機能測定器、血液分析装置などをそろえ、在宅でも通院と同様に迅速な診断と治療ができるようにしています。

ドクターからのメッセージ

米田浩基院長

在宅で療養する患者さんを支えるのは、私たち医療チームだけではありません。ケアマネジャーやヘルパーなど、介護に関わる人たちがいますし、患者さんの家族もいます。さまざまな種類の社会的なサポートをうまく活用することが重要です。私自身、在宅患者さんの医療、介護、生活まで包括的に理解して、困っている方々の相談に乗りたいという思いからケアマネジャー資格を取得しました。いろんな工夫をしていますが、例えば、当院スタッフと介護職、家族が「連絡ノート」で情報共有できるようにして、生活や住宅環境などの改善提案にも力を入れています。また在宅患者さんのために理学療法士さんと看護師さんを週3回派遣し、訪問リハビリテーションを行っています。寝たきり予防の試みは、今後も続けていきたいと思います。

記事更新日:2016/01/24
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