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伊東宗毅院長、伊東佳子副院長 の独自取材記事

茅場町いとう医院

(中央区/茅場町駅)

最終更新日:2020/04/01

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産科・婦人科に女性内科を併設した「茅場町いとう医院」。妊婦健診、子宮がん検診、不妊症診療から更年期障害の悩みまで、幅広い相談に応じてくれる女性のためのホームドクターだ。院長の伊東宗毅先生が産科・婦人科を、副院長の伊東佳子先生が女性内科を担当し、協力して診療にあたることであらゆるライフステージの女性をサポートしている。「超音波で赤ちゃんを診ていると自分までうれしくなって、つい一人ひとりとしゃべりすぎてしまう」という伊東先生と、その姿を笑顔で見守りつつ話の舵を取る佳子先生の息の合った掛け合いは、二人三脚で歩んできた開業からの道のりを見るようだ。気になること・言い残したことをなくす話しやすい雰囲気づくりで受診のハードルを下げ、豊富な選択肢で女性の健康をトータルサポートするおふたりに、開業時の思いから今後の展望まで幅広く話を伺った。
(取材日2015年7月23日)

気軽に受診してもらえる医院をめざして、院内デザインにはさまざまな工夫を凝らす

開業時、もっと産婦人科を気軽に受診してほしいという思いがあったと伺いました。

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【伊東院長】「産婦人科」と聞くとどうしてもハードルが高く感じられて、受診をためらい、症状を悪化させてしまうケースが少なくありません。どんなに些細な症状でも相談できる、気になることがあればいつでも受診できる。そういう医院にしたいと思って開業しました。診療時間を19時までにしたのも、受診したいと思ったときになるべく診てあげられるようにという思いからです。身構えずに気軽に立ち寄っていただいて、受診することが安心につながるような医院にしたいと思っています。

院内は温もりがあって、受診しやすい雰囲気ですね。

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【佳子先生】病院は白を基調としたところが多いのですが、どうしても無機質で冷たい印象を与えてしまいます。当院は、お子さんのいる一般のお宅や学校の設計なども担当しているデザイナーさんに依頼して、温かみのあるデザインにしてもらいました。木の色や曲線を多用しているので、やわらかな雰囲気ですよね。窓際のカウンター席など、病院にはあまりないのではないでしょうか。最初は私たちも、患者さんが座ってくれるのかどうか半信半疑で見ていたのですが、実際にはカウンター席が一番人気でした(笑)。
【伊東院長】「いかにも病院」という雰囲気ではなく、リラックスできるような医院にしたいと思っていました。上のお子さんが預けられないと受診を迷うママもいらっしゃると思いますが、子連れでも気兼ねなく来ていただけるようにしたかったので、キッズルームを大きく作ったのは良かったですね。当初作ると決めたときは、ニーズがどれくらいあるかわからなかったのですが、子連れの方に来てもらえたら良いな、という想いで作りました。実際には、二人目を妊娠された、もしくは妊娠したい、と思って来られる方は多いですね。お子さんと一緒でも来院できるということがわかると、預けなくて良い分、気軽に来ていただけるのかもしれません。もちろん、パートナーの男性やご家族の方と一緒の来院いただいても構いません。

女性内科では、女性特有の悩みから「何となく」の不調まで幅広く対応

おふたりが一緒に開業しようと思った理由をお聞かせください。

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【伊東院長】僕も彼女も開業志向だったので、やるなら一緒にやろうと。幸いお互いの専門分野が協業できるものだったので、現在のスタイルで開業することにしました。もともと、僕は町医者に憧れていたんです。子どもの頃、一番身近にいる医師といったら、家の近くにあるかかりつけの医院の先生じゃないですか。患者さんの近くで、地域に根ざした医療を提供する町医者になりたいとずっと思っていました。
【佳子先生】私は埼玉医科大学総合医療センターで勤務をし始めた頃から、いずれは実家の医院を継ぐつもりでいました。大学病院を辞めた後は、実家を手伝いながらアルバイトをしていましたが、開業を打診されたので踏み切ることにしました。

内科併設が最大の特長だと思いますが、どのように連携しておられるのでしょう。

【佳子先生】まずは受付で来院の理由をお聞きして、産婦人科であれば院長の診療室へ、風邪や高血圧など内科的な症状であれば私の診療室へ、という流れです。ただ、産婦人科を希望された場合にも、緊急避妊の相談でいらした方や、避妊薬や避妊方法をどうしたらよいか悩んでいるという方に関しては、できるだけ私が先に診察をするようにしています。妊娠したいがどうすればよいか、といったご相談もそうですね。「避妊相談と言ったけれど、実は性感染症が心配だ」という場合や、暴力的な事実に起因する緊急避妊など、女性医師のほうが話しやすいこともあるでしょう。最終的な診察は院長にお任せしますが、ワンクッション置く必要があると感じたときなどは、そうした連携もしています。

女性内科は、女性特有の症状以外でも受診できるのですね。

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【佳子先生】このあたりはオフィス街で、男性の内科受診希望者も多いですが、産婦人科に来院される患者さんに配慮して、診療対象がわかりやすいように「女性内科」としました。実は、「女性内科」は定義がないんです。女性特有の病気を中心に扱う場合や、婦人科的なところという意味の場合もありますし、クリニックによってばらばらです。当院は、診療対象を女性にしています、という意味で「女性内科」とつけました。もちろん、どんな症状でかかっていただいても構いません。なんとなく体調が悪いけど、何科にかかれば良いのかわからないという場合にも、ご相談していただけるといいですね。当然、更年期症状をはじめとする女性ならではのお悩みにも対応しています。女性のライフステージの中での内科的な変化に対しては柔軟に対応するようにしています。また、当院の特性上、妊娠中に風邪をひいたという場合にも、院長と連携してお薬を処方することができます。漢方の処方も積極的に行っていますよ。

患者が楽になることを第一に、幅広い選択肢を用意する

鍼灸治療も始められたと伺いました。

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【伊東院長】以前から、逆子の場合などにはお灸が有効だと思っていたんです。東洋医学的なことは好きですし、全身を診てバランスをとっていくという考え方に共感する部分もあったので、取り入れることにしました。患者さんが楽になれるのであれば、そのための手段はたくさんあった方が良いですよね。
【佳子先生】「私はここまでやった」と満足できるまであらゆる方法を試せば、納得して次のステップに進めると思うんです。患者さんがやりたいと思うことはできるだけサポートしてあげたい、そういう気持ちです。

おふたりの診療のポリシーを教えてください。

【伊東院長】患者さんの中には意を決して来てくださる方も少なくないので、常に「来て良かったな」と思って帰ってもらえる治療をしたいと思っています。どれだけ忙しくても、わかりやすく説明することを心がけています。また、患者さんでもわからないことがあれば、「こんなこと聞いていいのかな」と思われることでも、どんどん質問していただきたいですね。
【佳子先生】訴えが多いことを不定愁訴とまとめることがありますが、私はそのたくさんの訴えの中に必ず本物があると思うんですね。不定愁訴とまとめてしまわないで、一つ一つの訴えを丁寧に聞いていきたいと思っています。訴えが漠然としている場合も同じです。患者さんは、的確に言い表せない「何か」を感じているから、わざわざ病院へ足を運んでいる。患者さんに色々な訴えを起こさせている「何か」は必ずある。それが軽いものか重いものかはわからなけど、絶対に見落とさないようにしようと思って診療に臨んでいます。そして、無理にすべての症状を診ようと思っているわけではありません。高度な治療が必要な場合や、私たちよりも適した医師がいると感じる場合には、ネットワークを駆使して最適な医療機関をご紹介することが大切だと思っています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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【伊東院長】簡潔な説明を心がけて、待ち時間を少なくすることですね。あれこれ説明したくなるとつい時間が無くなってしまいます。短い時間でも簡潔にわかりやすい設営をすること。そのあたりの調整は、今後の課題ですね。もっと短い時間に凝縮して、長く話したときの同じだけの理解を得られるようにしたいと思います。また、待ち時間が居心地が良いものであるように、院内整備も進めたいですね。

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