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馬島 浩美 院長の独自取材記事

内科メディカルプラザ

(江戸川区/小岩駅)

最終更新日:2020/04/01

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小岩駅北口から徒歩3分、「内科メディカルプラザ」は2013年4月に開院。「江戸川病院」の関連施設で、内科一般に幅広く対応している。江戸川病院は東京都江戸川区東部の中心的な医療機関として、地域に根差した医療を提供することで定評のある病院。患者本位の温かな医療が地元住民から高い信頼を得ている。「江戸川病院の駅前ATM」「気軽に相談でき、重篤な疾患を見逃さない」をめざすという馬島浩美院長に、医院の特色やグループ内の医療連携、患者への思いなどを聞いた。
(取材日2016年4月8日)

いつも気持ち良く帰っていただくことが私たちの目標

医院には珍しく、アートな雰囲気が漂うユニークな内装ですね。

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当院は、「現代アートの美術館のような病院」としてテレビや雑誌などメディアで数多く紹介される「江戸川病院」の関連施設で、内装は江戸川病院同様、すべて江戸川病院の前院長故加藤隆弘先生の手作りです。真っ赤な受付カウンターやピンクのハートの壁紙、診察室には「眼鏡の粋な振り向きおじさん」、内視鏡室天井には「唇のモチーフをした某キャラクター」、処置室には、「モーツアルト4部作」等々。受付スタッフには、CAさんの様にスカーフをきりっと締める制服を、というのも彼の発案です。患者さん達も院内の様子に初めは驚かれるのですが、なじんでくると明るくて良いと好評で、『写真を撮らせてもらったよ』と声をかけていただくことも。入口の緑は、自動で水が供給され、太陽光の役割を果たすライトにより日々光合成をし、1日中新鮮な酸素を発し、室内の空気をきれいに保っています。最近は、緑の前で深呼吸されて帰られる患者さんが増えています。

院長として、先生ご自身の意見が採用された部分はありますか?

「私の目が届きやすい様に診察室をクリニックの中央に配置する」、「診察室の机は、患者さんと正面で会話できる様に設置する」この2点を、設計段階の際、故加藤隆弘先生にお願いしました。診察室が真ん中にあれば、点滴中や心電図モニター中の患者さんの経過状態が把握しやすいからです。患者さんとの対面式にこだわった診察室の机は、患者さんのお話しされる内容はもちろんですが、その様子、しぐさ、表情などにも疾患との関連がないか、患者さん全体を観察したいからです。聴診は、「胸の音を聴く、つまり肺の呼吸音や心音」が主で、その胸腔音聴取は、背部に回り込んで行うスタイルにしています。患者さんに動いてもらうより、私が動けばよいのです。同じ考えで、待合室の受付も、スタッフが患者さんの椅子まで出向いて行うようにしています。

主な患者層をお聞かせください。また、スタッフの方についても教えていただけますか。

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地域柄、年配の方々が多いのですが、小岩駅に近いことから働き盛りの方々も通勤の帰り道に寄ってくださっています。やはり、高血圧、脂質異常症、糖尿病など生活習慣病関連で来られる方が多いです。皆さんさまざまな経験値が高く、食事療法・運動療法に積極的で、逆にいろいろ教えてもらっています。そのため若々しい印象です。看護師、受付スタッフは気持ちの優しい明るいメンバーに恵まれ、患者さん達に褒めていただいています。彼女たちの協力のおかげで充実したクリニックに成長しつつあります。

地域の家庭医として、気軽に駆け込めるクリニックに

検査体制が充実していると伺いました。

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血液検査全般、上部消化管内視鏡検査、超音波検査(腹部、心臓、頚動脈、甲状腺、乳腺など)、心電図(一般、モニター)胸部レントゲン検査、血圧脈波診断装置などを完備しています。一般的な血液検査は1、2時間で結果が出せますし、CT、MRIは江戸川病院と関連施設でも対応します。関連施設の「メディカルプラザ市川駅」では心臓や肝臓の精密検査も可能なCTを、「小岩駅北口クリニック」ではMRIを、即日で受けていただけるようにしました。こちらで検査のオーダーをし、患者さんが検査後に当院に戻られると画像が送られてきていて、すぐ結果が確認できます。これらの検査は、総合病院の内科外来と変わらないレベルで診断が下せるうえ、「スピーディ」だということが、当院の強みと言えます。また、移動に無料巡回シャトルバスもご利用いただけます。

内視鏡検査は「痛い」「苦しい」というイメージがあります。

そういったイメージをお持ちの方も多いので、検査時の苦痛が少ないよう努めています。ハード面では、経口は太さ8mmの細いタイプを用意。静脈麻酔下で眠ったまま受けていただく方法や経鼻内視鏡検査もご希望に応じています。経口内視鏡は、詳細に胃粘膜の形態を観察できるNBI(narrow band imaging狭帯域光観察)という画像強調観察機能付きのファイバースコープを用いています。経鼻内視鏡は、太さ5.5mmの細いファイバースコープです。口からの内視鏡検査で苦しかった経験を持つ人やバリウムによる胃透視が苦手な方なども、検査に不安がある患者さんにこそ、安心して受けていただけるように努めています。

先生のめざすクリニック像や診療スタイルについて教えてください。

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「江戸川病院の駅前ATM」として、地域の人々が困った時に気軽に駆け込めるクリニックになることが目標です。私個人としては、地域の皆さまの家庭医として、「何でも診る」をモットーに、患者さんと正面から向き合っていける医師になりたいです。毎日さまざまな症状を抱え、困惑した患者さんがおいでになります。心身のつらさをこらえ、時間と体力を使ってわざわざ来てくださるのですから、短時間で的確な診断を下し、治療を行えるように努力します。何よりも重篤な病気の見落としがないことが重要だと考えていますので、細心の注意を払います。

住民とともに歩み、地域医療に貢献したい

先生が医師を志したきっかけは何ですか?

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両親が医師だったことが大きいです。また、家族を病気で次々と亡くしたことも影響しています。特に小学生の時に、次兄が喘息で亡くなったことは強く印象に残っています。両親ともに医師なのに、「息子を助けられなかった」と、嘆き責める姿が、心の奥に引っかかっていたのだと思います。40年以上前のことなので、当時の医学では仕方がなかったのですが……。次兄が亡くなった後、がんや脳卒中で祖母、母、父が次々に亡くなり、6人家族だった家は、私が医師になった24歳時に、長兄と2人だけになっていました。その時から今日まで病院勤務医として休まず働いて、それなりに研鑽を積みました。この仕事は、毎日同じということがないので、勉強になり、そしていつも勉強不足な気持ちにさせられます。時間が足りなくて、もう一人私が欲しいとよく思うほどです。

この地域や患者さんへの思いをお聞かせください。

この町が好きです。九州、筑後川河口の町で生まれ育ったものですから、大きな川を見るとほっとします。江戸川区は大きな川に挟まれていて、その川をぼうっと見ると癒やされます。おいでくださる患者さんも大らかで楽しい方が多く、そして協力的です。毎日の家庭血圧測定を提案すると真面目に取り組んでくださり、おかげで降圧剤による血圧コントロールが大変やりやすいです。それがうれしくて、何かお礼がしたく「ありがとうシール」を血圧手帳に貼るようになりました。一生懸命に毎日血圧測定し2冊目3冊目となった血圧帳を保管してくださる方も多く、本当にありがたいです。今やシール探しが趣味のようなものです。

読者にメッセージをお願いします。

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人も動物も、命あるものには、いつか必ず死が訪れます。であるならば、死ぬ直前まで元気に暮らし、最後はころっと(笑)が理想的でしょう。よく患者さんとも「一日一日を生き生きと大切に」とお話しています。元気にこうしてお仕事ができるのは、この患者さん達との日々があるからで、「おかげさまで」とよく思います。だからいつも自然と「お大事に」と後ろ姿に呟かずにはおれません。

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