歯茎や他の歯への負担に配慮し、種類も豊富な
入れ歯治療
アクア畠中歯科
(尼崎市/出屋敷駅)
最終更新日:2021/10/12
- 保険診療
- 自由診療
歯を失った際、噛む機能を補うには入れ歯やブリッジ、インプラントなどの方法がある。その中でも入れ歯は、手入れが可能で他の歯への影響が少なく、体への負担も少なく、高齢になっても維持しやすい手段とされている。種類も豊富で、金属バネが目立たないタイプや、歯茎と接触する部分の素材もさまざまあり、自分に合った入れ歯を選ぶことができるようになっている。歯を失った際の補綴治療にも力を入れている「アクア畠中歯科」の畠中龍生(はたけなか・たつお)院長に、入れ歯にはどういう種類があるのか、メリットやデメリットなど、話を聞いてきた。
(取材日2021年1月15日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q歯を失った時の治療方法はどんな違いがありますか。
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A
ブリッジは失った歯の両隣の歯を削り、金属で連結させていきます。違和感は少ないですが、削られた両隣の歯は弱くなってしまいます。また、清掃がしづらいため汚れがつきやすく対応できる症例も限られます。インプラント治療は、治療後は違和感が少なく、他の歯への負担や影響も少なく済むという一方、手術で骨や歯茎を切開しますし、全身疾患があるとできない場合もあります。また、すべて自費診療となります。入れ歯は、1本の部分入れ歯から、すべての歯、つまり総入れ歯まで対応が可能です。お手入れがしやすく、外して洗えるので清潔に保ちやすいです。ただし、歯茎の上に乗っているものですので、しっかり噛めないことがあります。
- Q「入れ歯」をする場合、費用はどのくらいなのでしょうか。
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A
保険適用での治療が可能ですが、噛み心地や違和感がないようにこだわる場合は、特殊樹脂で入れ歯を作ったり、歯茎と入れ歯の間にゴムを貼るタイプのものなどがあります。その場合は保険が適用されずに自費診療となります。金属を用いないノンクラスプデンチャーで10万円〜40万円、歯茎の負担に配慮した作りになった内側にシリコンを張りつけたシリコンデンチャーで25万円〜40万円となっています。
- Q治療後に気をつけなければならないことは何ですか。
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A
入れ歯を清潔に保つため、自宅で洗浄剤を用いて洗っていただきます。また食事面では、一般的な調理したお料理であれば問題ありませんが、とても硬いものや、粘着性が強い食べ物は、歯茎の負担となり、入れ歯の破損の原因となることがあるため、避けていただく必要があります。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1来院の予約をする
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予約優先制のため、予約をしてから来院すると待ち時間が少なくなる。感染症対策としても、院内での人との接触機会を減らせるよう、予約を取ってからの来院を推奨しているそうだ。
- 2カウンセリング
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入れ歯にもさまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、患者の要望をじっくりヒアリングし、その上でどのような方法が適しているのかを話し合い、治療計画を決めていく。難しい内容を「見える化」するため、資料や画像を用いるなどして、わかりやすく説明を行っているそう。
- 3治療/入れ歯作製
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先に治療すべき歯がある場合は、その部分の治療をまず行っていく。その後、入れ歯作製のための型採りを行う。通常、型採りをして模型を作製するには1ヵ月ほどかかるが、口腔内スキャナーで型採りをすることで短期間で作っていくことも可能なのだそう。そのスキャナーを用いることで訪問診療や寝たきりの人の入れ歯作製の負担も軽減していけるのだとか。同院で提供している入れ歯の中には、金属バネが目立ちにくいタイプもある。
- 4装着し、説明を行う
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できあがった入れ歯を装着する。装着後の違和感がないか、不安な点がないかを丁寧に聞き取り、確認していく。また、入れ歯の扱いでどのようなことに気をつければいいのか、自宅での手入れの方法なども丁寧に説明してくれる。
- 5メンテナンス
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使用している入れ歯で、歯茎などへの負担がないか、残っている歯が悪くなっていないかを定期的に通院してチェックしてもらう。入れ歯の状態の確認はもちろん、その他の歯のメンテナンスのためにも、定期的な受診が必要なのだそう。
自由診療費用の目安
自由診療とはノンクラスプデンチャー/10万円〜、シリコンデンチャー/25万円〜、インプラント(1本)/約30万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。