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女性の健康に重要な骨粗しょう症予防
婦人科で考える早めの対策

あやこレディースクリニック

(大阪市東成区/玉造駅)

最終更新日:2026/09/18

あやこレディースクリニック 女性の健康に重要な骨粗しょう症予防 婦人科で考える早めの対策 あやこレディースクリニック 女性の健康に重要な骨粗しょう症予防 婦人科で考える早めの対策
  • 保険診療

国内で1280万人以上の患者がいるといわれるほど有病率が高い「骨粗しょう症」。骨折をきっかけに発覚することも多く、寝たきりの要因にもなる病気だ。「高齢者の病気」というイメージを持つ人は多いが、「あやこレディースクリニック」の金雅子院長によると、骨密度の低下が始まるのは更年期前後より若い世代でも骨密度が低下することがあるという。「骨密度低下の要因となる女性ホルモン(エストロゲン)の不足は、想像よりも早い30〜40代でも起こり得ます。婦人科の不調をきっかけに骨の健康にも目を向けることが、将来の骨折リスクを減らす第一歩になります」と語る。そこで今回は、骨粗しょう症のリスクや検査の必要性、婦人科だからこそできる予防やサポートについて、金院長に話を聞いた。

(取材日2026年9月4日)

女性ホルモン低下が骨密度低下の原因に。将来的な骨折リスク低減のため30〜40代から早めの対策を

Q骨粗しょう症とはどのような疾患ですか?
A
あやこレディースクリニック 自覚症状がなくても、早めに確認することが大切と話す金院長

▲自覚症状がなくても、早めに確認することが大切と話す金院長

骨粗しょう症とは、骨が新しく生まれ変わるための骨リモデリングのバランスが崩れ、骨がもろくなる病気です。初期にはほとんど自覚症状がありませんが、進行すると日常のちょっとした動作や小さな衝撃で骨折しやすくなります。加齢や閉経による女性ホルモンの低下が大きな要因で、高齢者の病気というイメージがありますが、若くても乳がんやその他の婦人科疾患で女性ホルモンを抑える治療を受けている方、過度なダイエットや激しい運動などで無月経が続く方などは注意が必要です。骨量減少や骨粗しょう症と診断される前の早い段階で、骨の強度を把握し、対策することが大切です。

Q金先生は婦人科医ですが、骨の病気にも気を配られるのですね。
A
あやこレディースクリニック 骨粗しょう症は、女性ホルモンの減少が発症や進行に大きく関わる

▲骨粗しょう症は、女性ホルモンの減少が発症や進行に大きく関わる

骨粗しょう症は整形外科の病気だと思われがちですが、婦人科で扱う女性ホルモンのエストロゲンは骨密度を保つ役割を担っています。そのため女性ホルモンが低下する閉経前後は、骨密度が大きく低下し、骨粗しょう症の発症や進行のリスクが高まるのです。その変化に備えるためには、更年期を迎える前の30〜40代から、骨の健康を考え始めることが大切だと考えます。婦人科は月経困難症や子宮内膜症、更年期症状などで通院される20~40代女性の方が多く、骨密度低下のリスクを抱えた方と早い段階で出会える診療科です。症状がないうちからリスクを見極め、必要に応じて適切な検査や治療につなげていくことも、婦人科の大切な役割です。

Qどのような患者さんに骨密度検査を勧めるのでしょうか?
A
あやこレディースクリニック 問診を通して、検査が必要な場合は適切な医療機関を紹介する

▲問診を通して、検査が必要な場合は適切な医療機関を紹介する

例えば、婦人科疾患でエストロゲン抑制作用のある薬を長期内服している方や、運動習慣がなく痩せ型の方、骨粗しょう症の家族歴がある方、無月経の方は連携医療機関で検査を受けていただくことがあります。当院では検査の精度や再現性の観点から、DXA(デキサ)法による腰椎・大腿骨の骨密度検査を推奨しています。検査は痛みもほぼなく短時間で終わるため、体への負担もほとんどありません。検査結果は当院で確認し、その後の治療方針について検討します。

Q検査後は、金先生に相談できるのですね。
A
あやこレディースクリニック 婦人科疾患なども考慮した上での治療を提案

▲婦人科疾患なども考慮した上での治療を提案

検査結果を踏まえて、患者さんの年齢や骨密度だけでなく、更年期症状の有無や婦人科疾患、お薬の使用状況なども含めて総合的に治療方針を考えていきます。例えば、閉経前後の方など、女性ホルモンの低下が骨量減少に影響していると考えられる場合は、原因にアプローチするホルモン補充療法が有用でしょう。また、女性ホルモンを抑えるための治療を続けている方では、病状とのバランスを見ながら減薬などの治療内容の見直しを検討することもあります。必要に応じて整形外科とも連携しながら骨密度の変化を定期的に確認し、治療内容を調整していきます。私は婦人科の立場から、骨折予防も含めた女性の健康を総合的に支えていきたいと考えています。

Q骨粗しょう症の予防のためには、生活改善も大切だと聞きました。
A
あやこレディースクリニック 婦人科の視点から患者の健康を総合的に支える

▲婦人科の視点から患者の健康を総合的に支える

骨粗しょう症は年齢とともに誰にでも起こり得る病気ですが、日頃の生活を見直すことで予防につなげられる可能性があります。カルシウム、ビタミンDやタンパク質を意識した食事、適度な運動、日光を浴びる習慣は骨の健康維持に役立つとされています。また、過度のダイエットは避け、必要な栄養をしっかり取りましょう。「自分にもリスクがあるかもしれない」と思った方は気軽にご相談いただきたいですね。不安になる必要はありませんので、婦人科を健康維持のパートナーにして活用してください。そうすることが将来の骨折リスクを減らし、元気に過ごせる時間を長く保つことにつながっていくと思います。

ドクターからのメッセージ

金 雅子院長

骨粗しょう症はご自分で気づけないことがほとんどです。骨折を機に診断され、中には歩行困難になる方もおられます。しかし、年齢を重ねても健康に歩けることは、女性の生涯のトータルヘルスを考えたときに非常に大切です。特に低エストロゲン状態が疑われる方は、骨粗しょう症の予備軍である可能性がありますので、婦人科で早めに発見して、適切な治療につなげたいと考えています。婦人科は女性の人生における体の変化を一緒に見守るパートナーです。「私も骨粗しょう症予備軍かも」と感じたり、他にも不安があったりしたら、気軽にご相談ください。将来にわたって心地良い毎日を過ごしていただけるよう、寄り添いながらサポートいたします。