横浜山手デンタルクリニック

横浜山手デンタルクリニック

土肥健二院長

医療トピックス

さまざまな場面で重要な役割を担う
歯科治療で用いる手術用顕微鏡

横浜山手デンタルクリニック

自由診療

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近年、導入する歯科医院が増えている手術用顕微鏡。治療の精度が格段に上がるといわれていて、その重要性が認識されるにつれ歯科医療における使用場面も拡大。「今後の歯科医療に不可欠」と訴える歯科医師も決して少なくない。しかし、一方においてモニュメントの飾り物になっていることも少なくないといわれる。「横浜山手デンタルクリニック」の土肥健二院長は、すべての患者に対し、虫歯や歯周病などの治療はもちろん、予防やメンテナンスの場面でも手術用顕微鏡を活用し、その性能を実感。「顕微鏡を使った治療は、患者さんが歯科との向き合い方を大きく変えるきっかけにもなる」と熱く語る土肥院長に、手術用顕微鏡を使うことで得られるメリットなどについて話してもらった。 (取材2018年4月9日)

予防やメンテナンス段階から顕微鏡を使用し、患者の意識と習慣を変革。人生を幸せにする手伝いを

肉眼、拡大鏡、手術用顕微鏡の違いについて教えてください。

20180517 1 ▲西洋歯科医療発祥の地、横浜山手にあるクリニック 肉眼に比べ、拡大鏡は2.5~6倍に、手術用顕微鏡は20倍以上に拡大して口腔内を診られるので、得られる情報量は肉眼と顕微鏡では450倍以上も違うといわれています。例えば食いしばりなどが原因で起こる微細なひび割れは、顕微鏡でしか見られませんが、ひび割れに虫歯菌や歯周病菌が入り込むと、大きな破折となり歯を失いかねないので早期発見が大切。また肉眼だけで歯周ポケット内の歯周病菌除去を行う際、歯根の表面に付いた汚れや歯石の取り残しが、オペして歯肉を開いてよく見える状態で約25%とのデータがあります。手術せずにほぼ見えない状態の場合は更に多く、歯周病患者さんは増える一方です。手術用顕微鏡は重要となりますね。

こちらではどんな場面で手術用顕微鏡を使用されているのですか?

2 ▲初診時のカウンセリングに力を入れている 当院ではすべての患者さんに、幅広い治療の場面において顕微鏡を使用しています。虫歯や歯周病治療、根管治療はもちろん、目に見えないひび割れを発見し、食いしばりがあるかどうかを診査診断するのにも不可欠です。咀嚼筋がどのように顎を動かしているか、歯と歯の接触状態を診ることで、咬み合わせ治療にも使えます。またインプラント治療には歯肉や骨の増成が重要ですが、歯肉の質を見極め、より良い質に変えることでインプラントが長持ちする結果にもつながるんです。さらに当院では年齢とともに下がってしまった歯肉を美しく元の位置に戻すための歯肉の増成治療にも応用し始めています。ですから顕微鏡なしでの歯科治療は考えられません。

手術用顕微鏡を使うことで患者さんにはどのようなメリットが?

3 ▲院内の空気は清浄化、水も滅菌水、窓は光と緑の額縁のよう まずは精度重視の治療を提供できることです。加えて、当院では顕微鏡で拡大した口腔内をビデオ撮影し、その映像を患者さんにご覧いただきながら説明しますので、ご自身の口腔内がどういう状態になっているのか、現状を認識いただくのにとても役立っていると思いますね。ブラッシングがおざなりだった方も、汚れや出血がある画像に「これが自分の口の中にあるんだ」と驚かれ、何も言わなくても次の回には丁寧なブラッシングをして来院なさいます。プラークコントロールの重要性をご理解いただくことで、治療への参加意識が高まり、患者さんの習慣が変化します。それに気づくコミュニケーションツールとしても、手術用顕微鏡は非常に大切ですね。

やはり歯科治療においてプラークコントロールは重要なのですね。

20180816 4 ▲治療や研究、スタッフや患者の学習に顕微鏡が力を発揮 そのとおりです。プラークが原因となって起こる虫歯や歯周病は、糖尿病、心臓病、脳卒中など死に直結する重篤な病気と深い関係があるといわれており、実際、脳卒中で亡くなった方の脳内血管や心筋梗塞で亡くなった方の冠動脈にもほぼ間違いなく口腔内常在菌が悪さをしているともいわれています。ですから、言わば下流にあたる目先の内科の治療だけでなく、上流に存在する虫歯や歯周病の治療が重要なんです。プラークコントロールもせず、早めの歯周病治療や虫歯治療を怠ることで病気のドミノが広がり、体全体の健康に悪影響を及ぼしてしまうのです。歯科医療は、医療の一番上流の源で大きな役割を担っていると気づいていただきたいですね。

手術用顕微鏡は今後の歯科治療でどんな役割を果たすのでしょう?

20180517 5 ▲プロジェクター付きセミナールーム。他院の先生や衛生士も集う 人生100年となりつつある今の時代の歯科治療に顕微鏡は欠かせません。さらにレントゲン撮影でも3次元の立体視を可能にするCT装置と組み合わせることで、ミクロン単位の検診や手術をしたりと治療の正確さを追求できます。目に見えない歯の微細なひび割れを早期発見するほか、歯周ポケット内の歯周病菌の暗躍を見逃さないなど、予防やメンテナンスの段階でも顕微鏡を使用することが非常に重要になると思いますね。さらに、患者さんが歯科との向き合い方を改めることにつながり、それに気づいた後の人生をより健康で豊かなものにすると信じています。

料金の目安

新患・初診時処置(咬み合わせ調整を含む)/5000~7000円、虫歯の詰め物などの1Dayトリートメント/1本4400円~、セカンドオピニオンの診査診断と相談/6000円

ドクターからのメッセージ

土肥健二院長

顕微鏡で調べると、40代以上の来院者ほぼ全員の歯に微細なひび割れが入っているのが現状です。その原因となる食いしばりや歯ぎしりは、脳科学的には疲れやストレス解消のため人間にとって必要なもの。でも上下の歯にとってはえらく厄介なものですから、脳科学まで念頭に置いて治療をコーディネートしなければいけないと思っています。僕のモットーは「見えないものを大切に」。病原菌や歯の接触を促す力関係、もちろん人と人との心のふれあいも目には見えませんね。患者さんの健康寿命を延ばして幸せになっていただくために人生に寄り添っていきたいです。お口の悩みから全身の健康について、お気軽にご相談いただけるとうれしいですね。

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