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月経困難症やPMSに悩む人は相談を
低用量ピルの利点と注意点

元町レディースクリニック

(横浜市中区/元町・中華街駅)

最終更新日:2023/06/13

元町レディースクリニック  月経困難症やPMSに悩む人は相談を 低用量ピルの利点と注意点 元町レディースクリニック  月経困難症やPMSに悩む人は相談を 低用量ピルの利点と注意点
  • 保険診療

月経前に身体症状や精神面の不調が現れるPMS(月経前症候群)や、月経中に月経痛など身体症状が起きる月経困難症に悩む女性は少なくない。痛みの度合いは人それぞれだが、中には立ち上がれなくなるくらいの痛みに悩まされる人もいるという。PMSと月経困難症が連続して起きるケースもあり、「元町レディースクリニック」の酒井淳院長は「月の半分が何かしらの症状に苛まれ、苦しくつらい思いをしている人も珍しくありません」と指摘する。そんなつらい症状の改善に役立つとされるのが低用量ピルだが、自然に繰り返される月経に対し薬によって介入することに抵抗感を覚える人も少なくない。そこで今回は酒井院長に、月経に伴うトラブルの具体例や、低用量ピルのメリット・デメリットについて話を聞いた。

(取材日2023年3月9日)

月経に関する諸症状の改善に役立つとされる低用量ピル。少しでもつらいと感じているのなら相談を

Q月経に関わる不調にはどんなものがあるのでしょうか?
A
元町レディースクリニック  月経に伴う心身の不調は女性ホルモンの変動が関わっている

▲月経に伴う心身の不調は女性ホルモンの変動が関わっている

月経中に生じる症状の代表例は下腹部の痛みや腰痛、吐き気、めまい、下痢などで、これらの症状をまとめて月経困難症と呼びます。月経困難症のほかに、最近広く聞かれるようになっているのが、PMS(月経前症候群)です。月経が始まる前の時期に、腹痛や頭痛、胸の張りといった身体症状、イライラや気分の落ち込み、不安など精神的な不調が起きるもので、こちらは月経が始まると自然と改善するのが特徴です。いずれも、ホルモンの急激な変化に体が追いつかないことが原因の一つに挙げられます。また、月経困難症とPMSどちらも現れ、月の約半分を何かしらの不調を抱えながら過ごすという人も珍しくありません。

Q不調の改善に役立つ方法を教えてください。
A
元町レディースクリニック  資料などを用いて、丁寧に説明を行う

▲資料などを用いて、丁寧に説明を行う

月経困難症の改善に有用な手段の一つが、低用量ピルの服用です。子宮内膜に含まれるプロスタグランジンという子宮収縮作用のある物質には、内膜が剥がれ落ちる際の出血、つまり経血を止める働きがあるのですが、これは生理痛の原因にもなり得るものです。低用量ピルの服用によってホルモン量を一定かつ低量にすることを図り、ホルモンの急激な変化を抑え、内膜を薄いままで保てることが期待でき、結果として生理痛と経血量を軽くすることにつながるという仕組みです。月経の持続期間短縮も望めるんですよ。最近は2〜3ヵ月連続で服用し、生理の回数を減らすことをめざす継続投与という方法も登場しました。月経困難症の方は保険適用となります。

Q低用量ピルのメリット、デメリットを教えてください。
A
元町レディースクリニック  ピルの副作用によるデメリットもわかりやすく説明する

▲ピルの副作用によるデメリットもわかりやすく説明する

月経に関連する心身の諸症状改善はもちろん、前述のとおり経血量を少なくすることも期待できます。経血量が多く生活に支障を来していた人にとっても、月経の負担を軽くすることがめざせるでしょう。お薬である以上副作用のリスクはありますが、保険適用で処方されるのは「低用量ピル」「第4世代ピル」と呼ばれる、ホルモンの量が究極まで下げられたものになります。含有するホルモン量が少ないため、副作用のリスクも軽いといえます。ただ、飲み始めは体が慣れるまで、吐き気や頭痛、不正出血などが起こることもあります。また血栓症のリスクもあるため、ふくらはぎの痛み、腫れ、息苦しいといった症状がある場合は血液検査などを行います。

Q低用量ピルは継続して服用しても問題ないでしょうか?
A
元町レディースクリニック  安心してピルを服用してもらうために定期的ながん検診を推奨する

▲安心してピルを服用してもらうために定期的ながん検診を推奨する

低用量ピルを勧める際、「妊娠しづらくなるのでは?」といった質問もありますが、これはまったくの誤解で、妊娠しづらくなるといったことはありません。むしろホルモンが安定した状態で保たれるため、おのずと月経周期も安定します。そのため月経不順だった人が将来の妊娠を見据えて、低用量ピルの服用を検討されるケースもあるのです。一方で、乳がんや子宮頸がんのリスクがやや高まる可能性もあるとの指摘もあるため、定期的ながん検診は必要といえます。

Qどのような場合に受診を検討したら良いでしょうか?
A
元町レディースクリニック  診療を通じて悩みを聞き取り、適切な処方を心がける院長

▲診療を通じて悩みを聞き取り、適切な処方を心がける院長

症状の影響で痛み止めなどの薬が手放せない、学校や仕事を休まないといけないなど、日常生活に差し支えているのであれば、一度婦人科を受診することをお勧めします。例えば学生さんであれば、大事な試験の日にひどい生理痛や吐き気などの症状があると、台なしになってしまうこともあるでしょう。中には「我慢すれば大丈夫、なんとかなる」と頑張って耐える人もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ少しでも我慢しているのであれば、それは心身にとってすでに相当つらい状況と思います。どうか無理をせず、症状解決の一歩として検討いただきたいですね。

ドクターからのメッセージ

酒井 淳院長

女性特有のお悩みですから、診察時には細心の注意を払っております。女性の看護師・助産師が問診票の内容確認を行い、ある程度情報を把握した上で私が診察を進めるスタイルですので、話しづらいことはどうぞ看護師・助産師にお話しください。内診が怖い、抵抗感を覚える人もいらっしゃるでしょうから、当院では初診時は問診をメインとし、内診は必要がある場合には、患者さんの同意を得て行うようにしています。患者さんの心情を第一に考えて診療を行っておりますので、気になることがあれば気軽にご相談ください。

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