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中矢 賢史 院長の独自取材記事

中矢歯科医院

(伊予郡松前町/松前駅)

最終更新日:2020/04/01

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松前町役場や大型ショッピングモールのあるエリアから車で約3分。静かな住宅街の中に「中矢歯科医院」はある。開放感のあるガラス張りの待合室は、まるでホテルのロビーのよう。「患者さんにリラックスしていただけるような雰囲気を心がけました」と、中矢賢史院長はほほ笑む。地域のニーズに幅広く応えるべく、一般歯科から外科手術までさまざまな歯科診療に対応。特に中矢院長が専門とするインプラント治療に関しては、印象材での型採りではなく口腔内スキャナーを用いたり、かぶせ物の製作に3Dプリンターを用いるなど先進の機器を導入。インプラント治療を受けに遠方から通う患者もいる。寝る間も惜しんで歯科医療と向き合っているという中矢院長に、仕事にかける想いを聞いた。(取材日2019年8月27日)

プロとしての使命感から先進の機材を数多く導入

一見、歯科医院には見えないほどお洒落な院内ですね。

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歯科医院に行くのは緊張するという患者さんも少なくないので、できるだけくつろいでいただけるように開放感のある造りにしました。院内には靴を履いたまま入っていただけますし、車いすに座った状態で診療室まで移動することもできます。忙しく動き回るスタッフとぶつからないように、患者さんとスタッフの動線を分離したのもこだわりです。

患者さんの層について教えてください。

1歳から90歳以上の方まで、幅広いですね。お子さんのフッ素塗布や歯列矯正、成人の方の歯周病治療、審美面に配慮した診療、高齢の方の義歯治療まで幅広く対応しています。特に外科治療やインプラント治療に力を入れていまして、難易度の高い症例も多く扱っていますから、最近は南は大洲市や西予市、北は今治市など遠方から通院される患者さんも増えています。

治療機器はどのようなものを導入されているのですか?

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プロとして先進の設備をそろえるのは当然の使命だと思っており、新しい機材はすぐに取り入れるようにしています。具体的に言うと、精密に検査するための歯科用CT、デジタルで型採りを行う口腔内スキャナー、骨や歯の形状を3次元で再現する3Dプリンター、セラミック冠を作製するミリングマシンなどです。中でも3Dプリンターを導入している歯科クリニックは、愛媛県ではまだ少ないのではないでしょうか。

先進の機器をそろえることにはどのようなメリットがあるのでしょう?

患者さんにとっては、治療を楽に受けていただけるようになったのが一番のメリットです。例えば、今までは歯の型採りは粘土のような物を口の中に入れて粘土が固まるまで数分間口を開けておく必要がありました。それが口腔内スキャナーを使えば、口の中の違和感が少なく型採りができますし、何度も型採りすることが不要でデータはパソコンに保存できます。治療して変化した部分のみ再スキャンすることで効率よくデータを作成することができます。口腔内スキャナで採ったデータをCT画像と重ね合わせてインプラント治療用のサージカルガイドなどを作製することができます。また、歯科技工士が2名いることで技工物も院内で製作していて院内で完結することができ、患者さんと相談しながら技工物を作製することでより満足度を重視した技工物を提供できるようになりました。

スタッフとのチームワークで患者をサポート

開業されるまでの経緯をお聞かせいただけますか?

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大学を卒業後、当初は母校の麻酔科に残るつもりでいたのですが、研修に行った福島県会津若松市の歯科医院で、師匠の先生の技術に一目惚れしてしまいました。外科とインプラント治療を専門とする先生で、この高い技術をしっかりと身につけたいと思い、大学に残るのをやめて約7年間師匠のもとで修業に励みました。数多くの症例を経験できましたし、治療プランの立て方や、患者さんの気持ちに沿った治療の進め方、経営学も学びました。その後、地元であるこの町で開業するに至ったのですが、あの頃の経験が現在の治療にも大いに生かされていると考えています。恩師とは今も交流が続いています。

インプラント治療について詳しく教えてください。

インプラントの材質にこだわり、氷をガリガリと噛めるくらいの状態に仕上げていくことを心がけています。健康な自分の歯と同じくらい自然な見た目の仕上がりにすることにも気を配っています。そのために取り入れているのが、「光機能化」という技術であり、院内生産にこだわっています。インプラント治療が成功するには、インプラント体が顎の骨にしっかりとくっつくことが重要なのですが、この技術は光を当てることによって骨との強固な結合が得られます。治療期間も短くて済みます。そして実は、一番大切なのは治療を進める前のプランニングなんです。実際に治療を開始する前に口腔内写真やCT画像、模型データなどを整理して治療計画を立てるのにお一人約2時間くらいかけています。患者さんには見えない部分ですが、その事前準備が成功には欠かせないと考えています。

歯科技工士さんが2人在籍されているというのも特徴的ですね。

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そうですね。インプラント治療の際にかぶせる上物もそうですが、セラミック冠やブリッジなども院内で作れるのは大きな強みです。外注するよりも、院内で指示を出しながら作製した方が、色合いなどの調整もしやすいです。また外注だと約1週間納期がかかるところを、院内製作だと即日に作製することもできますので、より治療をスピーディーに進められるメリットがあります。何より、技工士が患者さんに直接お会いして「私が作りました。長く使ってください」と言える方が安心感があるでしょう。技工士にも患者さんと積極的にコミュニケーションを取るように指導しています。

スタッフさんとの連携を大切にされているのですね。

歯科衛生士、歯科技工士を含め、スタッフ全員で毎朝ミーティングをして患者さんの情報を共有するように努めています。歯科医師と直接話すのは緊張するという患者さんもいらっしゃるので、スタッフの誰に聞いても正確な説明ができるようにしています。幸い当院のスタッフはチームワークが良く、目標に向かって努力を惜しまない人たちがそろっています。全員で協力し合って、患者さんに笑顔で帰っていただくことが一番大事だと考えております。

痛みを軽減し精度重視の治療を提供

痛みや恐怖を緩和することにも注力されていると伺いました。

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歯科が怖いというイメージをお持ちの方のために、治療時に笑気ガスを用いることもあります。またインプラントなどの手術の際に、静脈内鎮静法という方法を使って、半分眠ったような状態で受けていただくこともできます。緊張が強い患者さんにはお勧めです。歯科への恐怖をなくすためには、子どもの頃からの対応が大切。当院の小児歯科では「決して無理に治療しない」ということを鉄則にしていて、頑張った子にはご褒美をあげるなど、工夫しながら歯科医院に親しんでもらうように努めています。

診療の際に心がけていることは何ですか?

患者さんが一番気になっている痛みや違和感、噛めないなどの不具合を、できるだけ早く改善して差し上げることです。まずはそれをかなえて、他に悪いところがあれば「おおむね何ヵ月で治療が終わるのか」を提示して、入念な治療計画を立てていきます。何も問題なく噛めるようになって、患者さんが感動される姿を見るのが、一番のやりがいになっていますね。

お忙しい毎日かと思いますが、お休みの時のリフレッシュ法は何ですか?

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家に帰った時に、わずかな時間でも子どもと接しているととても癒やされます。毎日帰宅するのが夜10時頃なので、なかなか遊んであげられないのが残念です。あまりにも職場にいる時間が長いので、幼い息子は私の家はクリニックだと思っているみたいで、朝出勤する時に「パパお家に帰るの?」と聞かれるのが何だか複雑な気分です(笑)。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

歯科医院の近未来化をめざしているのですが、口腔内スキャナー、3Dプリンター、ミリングマシンなどの機器を導入することで、その形はほぼ実現できつつあるのかなと感じています。ですが、まだすべての物が作れるわけではないので、より環境を整え、機材、技術、接遇のすべてをトータルで高めていきたいと考えています。地域の皆さまに愛されつつ、遠方からも当院を頼りにたくさんの患者さんに来ていただけるようになることが目標です。当院は幅広い治療に対応していますから、例えばお子さんの治療のついでに親御さんの歯のメンテナンスを行うことも可能です。ぜひご家族皆さんでご来院ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正(ブラケット矯正)/35万円~、審美歯科(ジルコニアセラミッククラウン)/7万5000円、インプラント治療/30万円~

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