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歯科医院を選ぶ際には
感染予防対策も重要なポイント

ながさき歯科

(比企郡嵐山町/武蔵嵐山駅)

最終更新日:2020/06/22

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  • 保険診療

普段は治療に関することが主となり、歯科医院の感染予防対策まではなかなか聞く機会がないもの。しかし「虫歯・歯周病など細菌由来の治療を行う歯科だからこそ、細菌対策などの衛生管理は診療の基礎」と語るのが「ながさき歯科」理事長の長崎寛先生だ。2012年の開院以来、患者に信頼される歯科医院をめざしてさまざまな取り組みを行ってきた。大切にしていることは、働くスタッフが家族に勧めたくなる歯科医院であり続けること。「新型コロナウイルス感染症の流行前も後もこの姿勢は変わらない」という長崎理事長に、感染予防に対する姿勢やその考えなどについて聞いた。(取材日2020年5月29日)

国際的な歯科の標準予防策に準拠した衛生管理体制のもとに診療を提供

Q歯科医院の衛生管理について教えてください。
A
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▲衛生管理に関して、開院当初から徹底していると長崎院長

一般論となりますが、歯科はもともと外科的領域が多い診療科ですから、手術を伴う他の医療科と同様に衛生管理には細心の注意を払っています。米国疾病予防管理センター(CDC)から「スタンダードプリコーション」という、医療施設における感染症対策の標準予防策が示されているのですが、当院ではそれに準拠した衛生管理体制を取っています。標準予防策とは「あらゆる人の血液、すべての体液、汗以外の分泌物、排泄物、損傷のある皮膚、および粘膜には感染性があると考えて取り扱う」こと。具体的には診療にあたる歯科医師・スタッフの「手指の衛生」、「個人防護具」と、「歯科医療器材の洗浄・消毒・滅菌」の3つを徹底して行うことです。

Q貴院の感染予防対策を伺いたいと思います。
A
2

▲さまざまな感染症のリスクに備える

たとえば、新型コロナウイルス感染症やその他の感染症に感染している患者さんが来院される可能性があるし、そして私たちも常に感染してしまうリスクがあるという前提のもとに院内の衛生管理体制を整えてきました。誰もが安心して歯科医院にかかりたいと思うはずです。また、働いているスタッフでさえも家族に勧めたくなる安心安全な衛生環境であり続けたいたいと考えて、感染予防の体制を徹底しています。しかし日頃の診療の中では、なかなか衛生管理に臨む姿勢までお伝えする時間も取れないのも事実です。もし衛生管理について質問があれば、何でもお答えさせていただいています。

Q具体的には、どのようなことをされているのでしょうか。
A
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▲ヨーロッパ基準クラスBの高圧蒸気洗浄機を導入

器具は、厳しいヨーロッパ基準クラスBの高圧蒸気洗浄機で1回使用するごとに洗い、滅菌処理してパッキンに封入しています。ハンドピースと呼ばれるタービン・歯科用エンジン・ドリルも、同じくヨーロッパ基準の洗浄滅菌機で1回使用ごとに滅菌しています。使い捨てできるものはすべて1回だけで廃棄します。またお口の中に水や空気を吹きかける機械のチップも同様ですし、空気清浄機も完備。当院ではそれを感染症の流行前から実践してきています。ただ現在は、待合室で患者さん同士が密になる時間帯を避けるために、追加措置として車で来られた方には車中で待機してもらい、順番が来れば携帯ブザーでお知らせする取り組みも行っています。

Q院内に使われる「水」そのものにもこだわられているそうですね。
A
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▲細部にまで滅菌対策がいきわたっている

ユニット内を流れる水の衛生管理システムも必要と考えて導入しています。虫歯菌・歯周病菌など、歯科の治療は細菌対策でもあるので、うがいする水など、治療の際に使用する水もすべて滅菌すべきと考えています。この衛生管理システム下では、水道水に多く含まれる塩素をイオン分解してできる、殺菌力の強い次亜塩素酸水を作っています。

Q衛生面での歯科医院選びのポイントもお聞きしたいです。
A
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▲衛生管理も重要な歯科医院選びとなる

洗浄・滅菌処理などは、患者さんから見えないバックヤードで行っている作業なのでわかりにくいと思いますが、新型コロナウイルス感染症の流行を機会に、衛生面への取り組みも歯科選びの条件に加えていただきたいと思います。感染予防など衛生管理に特に注力している歯科医院であれば、ホームページにその内容を掲載していると思いますので、それを見て判断するのも良いでしょう。単に「当院は衛生管理にも力を入れています」だけでは不十分で、衛生に関連するどのような機器を導入しているか、そして使い捨てや1回ごとの洗浄・滅菌を行っているかどうか、がポイントになると思います。

ドクターからのメッセージ

長崎 寛理事長

継続した口腔ケアをすることにより、今回のコロナウイルスをはじめとするウイルスや細菌に感染するリスクが軽減され、またコロナウイルスの重篤化もしにくくなると言われています。ですから当院では、口腔ケアは「不要不急」ではなく「必要な治療」と位置づけています。歯科医院は確かに患者さんとの距離だけは「密」で近いですが、もともとそれを前提として衛生管理体制を築いていますし、私もスタッフも、自らの身を守ることが患者さんを守ることにつながる、という意識で日々診療に臨んでいます。個人的には患者さんの口腔ケアをサポートすることで、コロナの最前線で戦っている医師や看護師の方々の負担を少しでも減らせればとの思いですね。

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