インプラントを長く保ち口腔内を快適にする
メンテナンスの重要性
ながさき歯科
(比企郡嵐山町/武蔵嵐山駅)
最終更新日:2021/10/18


- 自由診療
地元・嵐山町だけでなく、埼玉県本庄市や千葉県内など、遠方からも多くの患者が通う「ながさき歯科」。長崎寛理事長は治療の大本を支えるのは患者との信頼関係であると考え、インプラント治療においても患者が納得するまでわかりやすい事前説明をしっかりと行っている。同時にできるだけ長くインプラントを長く持たせるため、希望者にはまずメンテナンスの大切さをしっかり説明することから診療を始めることにしているそう。同院のインプラント治療の内容とともに、その特徴や長崎理事長の考え方について語ってもらった。
(取材日2020年5月29日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qインプラントのメリット、デメリットからお聞きします。
-
A
まずインプラントは、ほかの歯にほとんど負担をかけず欠損部を補うことができます。ブリッジは健康な両隣の歯を削りますし、入れ歯は両隣の歯を削る必要はありませんが、噛む力も天然歯に劣りますし、違和感や噛みづらい、外れやすい、食べかすが挟まりやすいなど使い心地の問題もあります。ただ、インプラントは保険適用ではなく自費になり高額になってしまうという点がネックになります。選ぶポイントとしては、天然歯とほぼ遜色ないこのインプラントの機能性について、患者さんがどれだけ価値を持っていただけるかだと思います。
- Qインプラント治療の前後に気をつけるべきことはありますか?
-
A
自宅での歯磨きや定期的な通院など、正しい口腔ケアを継続できない方にはあまりお勧めできませんね。というのも、歯が歯周病になるようにインプラントも歯周病となってインプラントを失ってしまうリスクがあります。インプラントはしっかりメンテナンスをすれば末永く快適に「第2の自分の歯」として使い続けられるものだと私は考えています。入れた以上は、大切な自分の歯としてケアを欠かさないでほしいですね。そこで当院では、治療後に長く良い状態でインプラントを維持できるよう、しっかりとしたアフターフォロー体制を取っています。
- Qこちらのクリニックのインプラント治療の特徴は?
-
A
インプラント治療を専門に行っている歯科医師がオペを担当します。また当院では治療で使用する水質にまでこだわるなど衛生管理を徹底し、歯科の総合診療クリニックとして、治療する歯だけでなく、ほかの歯も含めた口腔内全体の健康を長期的に見据え、診療を行っています。特にインプラントに関しては、術後も歯科衛生士とともに、少しでも長く良い状態を維持できるようきめ細かなサポートをしています。そして、診療において一番大切なのは、患者さんとの信頼関係。その関係性を築くために相談や説明時にはしっかりとコミュニケーションを取って、納得された後に治療に入るようにしています。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1ヒアリングと、インプラントについての詳しい説明
-
まずは、なぜインプラントを希望するのかヒアリングが行われ、ほかの治療法との比較やメリット・デメリットについて歯科医師が詳しく解説。モニター画面に映るガイドと併せて口頭でも逐次説明を加えてくれるのでわかりやすい。長期的にインプラントが使えるよう、自宅でのブラッシングや定期的な通院によるクリーニングの重要性についてもレクチャーがある。
- 2詳しく検査を行い、治療可能かを診断
-
口腔内の状態を詳しくチェックする。もし歯周病にかかっていれば、その治療を先行して行う。インプラントを埋入する部分の骨量や咬合の具合など口腔内全体も観察。さらに行う予定の治療を臨床経験と科学的なデータに基づいて評価し、治療の可否を判断しているそうだ。骨量が少ない場合には、サイナスリフトなどの骨造成を行う。
- 3インプラント埋入手術を実施
-
治療は完全個室となっているオペ室で行われる。安全性と耐久性を考慮し、同院では2回法の術式を採用することが多い。1回目は歯肉を開いて顎の歯槽骨に穴をあけ、そこにインプラント本体である下部構造を入れる。3~4ヵ月後、骨に下部構造が定着したことを確認してから2回目の手術を行い、上部構造に連結する器具を装着。なお手術自体は、事前準備を除けば30分以内に終わるとのこと。
- 4噛み合わせまで考慮し上部構造を作製
-
上部構造は、仕上がりの早いCAD/CAMシステムを使って製作する。専用スキャナーにより口腔内のデータを採取して、デジタル上で3次元の立体歯型を作っていく。上部構造は、咬合力が強いなど歯に負担のかかる人にはセラミックよりも硬質なジルコニア素材を提案することもあるそうだ。噛み応えや審美面まで考えて、できるだけ長く使えるかぶせ物を作るよう努めている。
- 5治療後のアフターフォローとメンテナンス
-
「できるだけ長く快適にインプラントを保てるように」という診療方針のもと、歯科医師が経過観察を行い、インプラントのケアに関する専門技術を持つ歯科衛生士がメンテナンスを行うことで耐久性の向上に努めている。定期メンテナンスの頻度は、3ヵ月に1度のペースが一般的だという。なお、メンテナンスは気軽に通院できるよう、治療とは別棟で実施している。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/1本10万円~、サイナスリフト(骨造成)/25万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。