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梅田 達也 院長の独自取材記事

うめだクリニック

(茨木市/茨木市駅)

最終更新日:2024/07/08

梅田達也院長 うめだクリニック main

茨木市駅の東口からすぐにある、テナントビルの3階。内科・循環器内科を標榜する「うめだクリニック」は、不整脈や高血圧といった心臓・血管の病気から生活習慣病、内科全般まで、地域に根ざした診療をモットーとする。院長の梅田達也先生は大阪医科大卒業後、大阪府内の大学病院や総合病院などで研鑽を積んだ医学博士。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会循環器専門医というスキルを生かし、誰もが安心して受診できる、体と心に優しいクリニックをめざしている。2024年にはリニューアルを果たし、さらなる新体制がスタート。従来から変わらぬ同院の診療スタンスや患者への思い、新たに導入したアプローチなど、梅田院長のポジティブな取り組みについてじっくり聞いてみた。

(取材日2024年5月23日)

循環器内科から一般内科、発熱時の外来まで幅広く

2024年の改装。まずは院内のリニューアルポイントを教えてください。

梅田達也院長 うめだクリニック1

基本的には以前の間取りをそのまま踏襲し、かねてから気になっていた部分を修正する形で機能を充実させました。広い待合はそのままに、白木を使ったシンプルで明るい空間にしています。スマホなどを触りながら一人で落ち着いて過ごせる壁向きのカウンター席も用意しました。医療設備に関しては、循環器内科の診療にはいろいろな機器が必要です。エックス線室のほか、超音波、心電図、動脈硬化などの検査機器は高性能なものを厳選し、それらを稼働させる電源周辺なども強化して安全性を高めました。さらに胸部エックス線検査ではAIによる診断を併用し、読影の精度を高めて見落とし防止につなげています。

診療体制についてはいかがでしょうか?

私の専門である循環器疾患を中心に据えつつも、一般内科にも柔軟に対応しながら地域の開業医としての務めを果たしていきたいというのが当院の診療スタンスです。新型コロナウイルス感染症を含む発熱時の外来にも引き続き対応し、専用の待合と診察室を用意した完全分離の環境下での検査や診察が可能となっています。発熱のある方は、予約をいただいた上で安心してお越しください。スタッフは常時2人の看護師が受付ともども皆さんをお迎えし、これまで以上に丁寧な医療サービスの実現に努めています。また、当院では土曜日の午前中も女性の先生と私の2人で診療を行っています。こうして新たなステージにステップアップできたのも、スタッフをはじめとする多くの支えのおかげと心から感謝しています。

不整脈に関して新たなアプローチをされているそうですね。

梅田達也院長 うめだクリニック2

心疾患の入院手術後にペースメーカーが必要で、植え込み型のデバイスを使用されている患者さんがおられます。その場合は定期的な点検やデータの確認が必要ですが、病院までわざわざ足を運んで長時間待った結果、簡単な診療で「特に問題なし」と言われるケースがあります。そこで当院が病院に代わって点検とモニタリングを担当し、より短い周期でのチェックで患者さんの負担軽減と安心へとつなげます。クリニックで対応しているところは北摂でもごくわずかと聞いていますので、不整脈の管理に不安のある方はぜひお問い合わせください。あと、最近では不整脈と関係が深いといわれる睡眠時無呼吸症候群のご相談が増えています。重度の場合はCPAPなどの治療が必要ですが、まずは軽度、中等度といったご自身の状態を知り、注意喚起や医師による経過観察によって生活レベルを改善していくことが重要ですね。

誰もが気軽に相談できる存在でありたい

先生は病院での長い勤務経験があるとのことですが。

梅田達也院長 うめだクリニック3

私は大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)卒業後、大学病院や総合病院などで研鑽を積んできました。こうした大きな病院と開業クリニックとでは、診療姿勢や患者さんへの接し方が大きく異なります。クリニックではとにかく話をよくお聞きして、患者さんがどのようなことを求めているのか、自分にできることは何か、短い時間の中で的確に判断していく必要があります。より高度な医療を求める方に専門の医療機関をご紹介することもあれば、不安を解消したい方に検査を実施して安心材料につなげていただくこともあります。こうした会話の中から患者さんと一緒に治療方針を探っていく作業も、今ではクリニックならではの醍醐味と感じています。

診療時に大切にしていることを教えてください。

常に大切にしているのは「優しい診療」ですね。優しさにもいろんな解釈がありますが、私が大切にしているのは患者さんにストレスを感じさせない診療。患者さんを必要以上に怖がらせることは口にせず、些細な悩みも相談できるような雰囲気を常に心がけています。お話をよく聞いて「大丈夫ですよ」と声をかけるだけでも、「話して良かった」と思ってもらえたらいいなと。深刻な病状の場合は別ですが、なるべく安心していただくことも医師の大切な役割の一つ。こうした姿勢はスタッフに対しても同様で、スタッフが安心して快適に働ける職場であってこそ、患者さんにも安心して通ってもらえるのではないかと私は思います。

どのような存在でありたいとお考えですか?

梅田達也院長 うめだクリニック4

私たちに要求されているのは、いわゆる多様性ですね。どのような患者さんが来られたとしても、内科的なことであればひとまずは診療に応じる、誰もが最初に気軽に相談できる存在でありたいと思っています。循環器内科という看板に敷居の高さを感じる必要はありません。私も若い頃は自分の専門領域にこだわりを持っていた時期もありましたが、胃が痛いとか血便が出たとか、そういう患者さんのお困りごとに対応します。もちろん自分の手に負えない部分は然るべき医療機関につなげていきますが、診療科を判断するのも一般の方には難しいもの。そんなことに気を揉むよりも、まずは身近な医師に相談し、ご自身の体のことをしっかりと見つめ直してみてください。

医師である限り、人の役に立つことを第一に

先生は茨木市のご出身だそうですね。

梅田達也院長 うめだクリニック5

生まれはこの茨木市で、父が歯科医師、兄は整形外科の医師といった親族に医療関係の多い家に育ちました。息子は高校生でサッカーをやっていますが、将来の進路はまだ決まっていません。本人の好きな仕事をすればいいと思っていますし、親としてしっかり応援してあげたいという心境です。私も中学からずっとサッカーをやっていましたが、気がつけば応援する側になり、今ではもっぱらテレビ観戦が中心です。「運動が大事」と患者さんに言っている手前、隙を見つけてなんとか体を動かしたいですね。ここ数年間、時間の余裕をほとんど持てませんでしたが、もう少し落ち着いたら家族旅行くらいは行きたいですね。人生いろいろありますが、皆さんにも前向きで楽しい人生を送っていただきたいと切に願っています。

今後に向けて、新たに取り組みたいことはありますか?

将来的に、ぜひ実現したいと考えているのは心臓リハビリテーションです。ペースメーカーもそうですが、心疾患の入院手術が終われば、今度は在宅でのケアが重要な課題となります。病院だけでは退院後のことまでなかなか手が回りませんので、やはり私たちのような地域のクリニックが受け皿になってサポートしていく必要があるでしょう。ただし、心臓リハビリテーションという概念自体がわりと新しいこともあり、まだまだ普及していないのも事実です。社会全体としてもっと取り組んでいく必要があると考えていますので、私もその一端が担えるようにと知識を深めながら検討しているところです。これからの時代、開業医であっても病院と同じ目線で医療に向き合う姿勢が大切。医師である限り、人の役に立つことをまず第一に考えていきたいですね。

最後に、地域の皆さんへ向けたメッセージをお願いします。

梅田達也院長 うめだクリニック6

当院は開業当初から「困った時はいつでも来てほしい」というスタンスで診療を行っています。どこか調子がおかしいと感じた時は、一人で悩まずに気軽にご相談ください。潜在的に軽い不整脈がある方、あるいは検診で要観察と指摘される方は大勢いらっしゃいます。「大したことはないと思うけれど、心臓のことだからちょっぴり気になる」。そういう人にこそ、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。普通の内科の症状がある方はもちろん、未病であっても心配ごとがある方や、退院後の生活に不安があるという方も、どうか当院を頼ってみてください。当院もまだまだ進化の途上で未完成。時代のニーズになるべく追従できるよう、皆さんのかかりつけとして今後もチャレンジを続けていきたいと思います。

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