歯を失ってから後悔しないために
一人ひとりに合わせた予防歯科
つかさファミリー歯科
(東海市/太田川駅)
最終更新日:2022/10/20


- 保険診療
- 自由診療
近年、予防歯科という言葉を耳にする機会が増えたことだろう。歯科医院は「痛くなったら行く場所」から「痛くならないように予防をするための場所」に変わっていきつつあるという。定期的に歯科医院へ通い、子どもの頃から歯のメンテナンスをしっかり行うことが、高齢になってもしっかり食べられる歯の維持に役立ち、それが体の健康にもつながっていく。「つかさファミリー歯科」の横井敬大院長は、歯を失ってしまった高齢者から「もっとしっかりメンテナンスをしておけば良かった」という話をよく聞くことから、そういう思いをする患者を減らすために予防に注力している。予防歯科に対する同院での取り組みや、私たちが自分で気をつけていけることなど、具体的に話を聞いた。
(取材日2021年11月9日)
目次
一人ひとりに合わせた予防歯科と情報発信で、患者自身の予防意識を高めながら大切な歯を守っていきたい
- Qなぜ予防歯科は大切なのでしょうか?
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A
▲歯磨き指導など、メンテナンスについて丁寧に説明している
日本人の平均寿命が延びたことに伴い、歯を使う期間も長くなっています。高齢になっても自分の歯を維持するためには、予防がとても大切です。歯は本数が多いので1本の大切さに気づきにくいのですが、手や指に置き換えて考えてもらったら1本でも失ったら大変なことですよね。歯も同じように大切に考えてほしいと思います。技術が進歩し人工の歯にも良いものがありますが、それでも人工物では歯触りや食感を感じにくく、天然の歯に勝るものはありません。子どもの頃からしっかりメンテナンスしてきた歯は長持ちしやすいですし、それにより総医療費も少なく済むといわれていますので、予防について皆さんに関心を持ってほしいと思います。
- Q貴院では予防としてどんな取り組みをされているのでしょうか?
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A
▲患者の口腔内の状況を、先生がわかりやすく丁寧に説明
予防というのは継続することが大切で、歯科医院でせっかくきれいに歯石を取っても、家で何もしなければすぐに元に戻ってしまいます。ですから、当院では家でも歯科医院のような歯磨きができるように、患者さん一人ひとりに合わせた歯磨き指導を行っています。デンタルフロスや歯間ブラシも、歯並びや形状によってその人に適したものが違うので、使い方も含め丁寧に説明するように心がけています。また、2、3ヵ月に1度程度のメンテナンスをお勧めしていますが、忙しい中続けていくのは大変だと思うので、少しでも来院して良かったと思ってもらえるように、毎回新しい情報をお届けできるようにしています。
- Q予防の観点からの保険診療と自費診療について教えてください。
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A
▲一人ひとりに合わせた治療方法を提案している
保険診療は費用が抑えられる、自費診療は自分の好みやライフスタイルに合わせて治療方法が選べるというそれぞれのメリットがあります。ただ、保険診療で長く使われてきた金属は、経年劣化や歯科金属アレルギーの心配もありますし、プラークがつきやすいというデメリットがあります。そのため、虫歯治療の詰め物も最近はコンポジットレジンや自費診療の場合セラミックやジルコニアなど選べる素材が増えてきました。また、インプラントも最近はジルコニアを使う歯科医院が多いと思います。プラークがついていると歯周病にもなりやすいので、予防の観点からも当院ではなるべくメタルフリーの治療をご提案しています。
- Q予防する上で、どのようなことを心がければ良いでしょうか?
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A
▲「ご自身の歯を長く健康に維持していただきたい」と語る横井先生
メンテナンスをしていない人の歯垢は、発酵して色が変わり取りづらいのに対し、きちんとケアしている人の歯垢はやわらかく歯の掃除も簡単に行える傾向があります。そこからも日頃のメンテナンスの重要性がわかります。また、お子さんは自分で磨くだけでは不十分なので、親御さんに仕上げ磨きをお願いします。当院では「年を取ってもおいしくごはんを食べるためには毎日の歯磨きが大切」とお子さんにもわかりやすく説明し歯磨き指導をしています。それから、歯磨きは食事の度にするのが良いですが、特に寝る前の歯磨きをしっかり行うことが重要です。また、キシリトール入りのガムを噛むなど、噛む回数を増やすことも歯を守ることにつながります。
自由診療費用の目安
自由診療とはセラミックを用いた治療/3万5000円~、ジルコニアを用いた治療/8万円~、インプラント治療/20万円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。