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歯科金属アレルギーを誘発しないため
メタルフリー治療に注力

つかさファミリー歯科

(東海市/太田川駅)

最終更新日:2022/04/11

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  • 保険診療
  • 自由診療

歯科金属アレルギーと聞いても、自分は関係ないと思っている人のほうが多いかもしれない。しかし、日本では長い間虫歯治療の詰め物やかぶせ物に金属が使われてきたので、口の中に金属が入っている人は少なくないはずだ。子どもの頃の治療に使った金属が原因で、大人になってから歯科金属アレルギーを発症する場合もあるという。最近はコンポジットレジンや自費診療のセラミックなど、金属以外の材質が普及し始めてはいるが、保険診療ではまだ金属を使うことも多いという。「つかさファミリー歯科」の横井敬大院長は、メタルフリー治療に注力しており、特に小児の治療では金属は使わない方針だと話す。今回は、横井院長に歯科金属アレルギーの原因や虫歯治療や歯列矯正における対処法などについて詳しく教えてもらった。

(取材日2021年11月9日)

虫歯治療の金属が原因になることも。歯科金属アレルギーを引き起こさないための、メタルフリー治療

Q歯科金属アレルギーとはどのようなものですか?
A
1

▲歯科金属アレルギーが肌荒れや頭痛、肩こりを引き起こす可能性も

日本では、昔から虫歯の治療などで使う詰め物やかぶせ物には金属を使ってきました。一般的には銀歯といわれますが、その中にアレルギーを引き起こす可能性のある金属が含まれているんです。もちろん全員がなるわけではないですが、一部の人はその金属に対しアレルギー反応を起こすことがあります。厄介なのは、歯科金属アレルギーなのに口の中に症状が出るだけでなく、手の平や足の裏、背中など口とは関係ないと思われる部分に湿疹やかゆみなどの症状が出ることも多いため、歯科金属アレルギーだとは気づかず、原因がわからないまま長い時間苦しんでいる患者さんがおられることです。

Q歯科金属アレルギーへの対処法を教えてください。
A
2

▲コミュニケーションを大切にしている

ピアスやネックレスなどの金属に触れることで痒みが出た場合は原因がわかりやすいですが、原因がよくわからないアレルギー症状が出て「そういえば最近歯科治療をしたからかも」と、思い至るまでに長い時間がかかってしまう人もいます。また、子どもの頃に治療した歯の金属が原因で、大人になってからある日突然症状が出るということもあります。口の中にある金属というのは、唾液や日頃食べている酸っぱいものや辛いものに反応して腐食し、それが少しずつ溶け出し徐々に体の中に取り込まれていると考えられるんです。歯科金属アレルギーと診断された場合は、口の中の金属を取り除き、アレルギーの出ない素材のものに変える処置を行います。

Q幼少期の治療から気をつけておくべきなのでしょうか?
A
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▲メタルフリー治療に注力している

先ほどお話ししたとおり、子どもの頃の治療が原因で大人になって歯科金属アレルギーを発症する方もいらっしゃいます。ですから、当院ではお子さんの乳歯の治療に関しては金属は一切使わないようにしています。特に子どもの虫歯治療に使われる銀歯は、大人に使う物よりやわらかく腐食しやすいため徐々にさびてしまうこともあります。その状態で口の中にあるのは良くないですよね。現在は、コンポジットレジンというプラスチック素材の物を使って治療します。実は金属のほうが治療をする際に扱いやすいという面があるのですが、やはり安全性重視の治療をめざしたいと考えてメタルフリーを進めています。

Q矯正希望者も多いと思いますが、金属アレルギーでも可能ですか?
A
4

▲一人ひとりに合った治療法を提供することを心がけている

当院で行う矯正は、ワイヤー矯正とマウスピース型装置を用いた矯正の2種類です。マウスピース型装置については金属を使用していないのでアレルギーの心配は少ないですが、ワイヤー矯正を行う場合で、その患者さんに金属アレルギーの疑いがあれば、当院ではまず皮膚科でアレルギーテストを受けていただくようにお願いします。金属の種類によるアレルギーの有無を確認してもらうことで、どの金属に対しアレルギーがあるのかがわかれば、それ以外のワイヤーを使うなど工夫して治療できます。また、なるべく短期間で行うとか、ワイヤーである程度まで矯正した後マウスピース型装置に変えるなど、なるべくアレルギーが出ないように配慮しています。

Q先生が、診療の際に大切にしていることを教えてください。
A
5

▲矯正することによって少しでも笑顔になってほしいと話す横井先生

虫歯治療でも矯正でも、金属を使ったことでアレルギーを発症することにならないよう、極力メタルフリーで対応することに注力しています。今はさまざまな材質が増え、その質も良くなっているので金属を使わない治療を選択しやすくなってきています。患者さんたちにも、幼少期の治療からからそういう意識を持ってもらえると良いと思います。また、金属アレルギーがあるからと矯正を諦めている方もいるかもしれませんが、矯正は見た目の改善をめざせることや虫歯・歯周病などの予防に役立つだけでなく、笑顔が増えるなど心理的におけるメリットが期待できますので、金属アレルギー検査を含め検討してもらえると良いと思います。

ドクターからのメッセージ

横井 敬大院長

欧米諸国では金属を使った治療はほとんど行われておらず、アレルギーなどの懸念から使用が禁止されている国もあります。今後日本でも歯科金属アレルギーについて知ってもらうことから、口の中に関心を持ってもらえると良いですね。実は、一見するだけでは金属とわかりにくいものもあり、自分の口の中に金属があるかどうかわからないという方も結構いらっしゃいます。「金属が入っています」とお話しするとびっくりされる患者さんも多いので、心配な方は相談してください。今後は皮膚科とも連携を強めていくことで、歯科金属アレルギーで困っている患者さんを早く見つけフォローできる体制をつくりたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ワイヤー矯正/10万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/70万~、セミックを用いた治療/3万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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